日教組・過剰警備?その附けの行き先?
日教組の教育研究全国集会が広島の平和公園内にある国際会議場などで、全国から3500人の教師が参加して開かれた。日教組と言えば右翼が付き物で、開催前から街宣カーが大音響で市内を走り回り、期間中の物々しい警備は果たしてあれでよいの…?疑問が残った。
昨年この集会は東京で開催される予定の会場のホテルが直前になって使用拒否したため中止になり、目下裁判中と言う経緯がある。広島での開催は27年ぶり。県立体育館を中心に開かれ取材に走り回ったが、当時も右翼の妨害行為が目立った。
集会の自由を保障した憲法を持つわが国でそれがままならないと言う事があってはならない。従って、広島市は会場使用を許可して当然だ。そこを、右翼は「許可した秋葉市長がけしからん」と連日街宣カーを走らせ市役所を騒音で取り囲んだ。
警察はメンツにかけても開催を妨害させない体制をつくる。
警備の警官に聞くと全国から100台を超える右翼街宣車が集まっている…と言う。
これを取り締まる警備は県内全署に加えて九州中四国各県警から大会参加者を凌ぐ?応援が駆けつけている。NHK前の平和大通りを遮断し平和大橋東詰め、西平和大橋、相生橋にR2号の明治橋、中島橋などことごとく封鎖して平和公園に妨害車両は一台も侵入させない厳重さだ。平和公園内は100m置きに数人の制服警官が配置され、団体バス用の駐車場は警察車両の占拠状態でこれまでに見たことが無い大規模な警備体制だ。
法治国家として、当然と言えば当然なこと。
平和公園以外には我が家のある小町や孫達のいる国泰寺町は市役所に近い為か街角ごとに機動隊員が複数でいざと言う時の車止めを用意して張り番をしていた。
市議会傍聴者の金属チェック?はいかがなものか…首を傾げてしまった。
自転車や歩行者はノーチェックで通行は可能で、いつも通りの散歩は出来て不自由はなかった。しかし、事情を知らない一般市民や観光に来た人達?は物々しい警備に首をかしげ…平和公園に行ってもいいのか…確認する姿を多く見かけた。
空にはヘリコプターが舞い続け、電車通りを走る右翼の街宣音をかき消すくらいの爆音をまき散らす警備は市民には過剰?と映る…のではなかろうか。私には過剰警備に見えた。
一方、嘗ては80%を超え日教組の組織率は年々下がり今や28%30万人割れとなり国民からの支持は決して高くない。こうした背景には中山前国土交通大臣や橋下大阪府知事等のように日教組を目の敵にする政治家や学者に経済人などの意図的発言やリードの影響は少なくない。
が、しかし日教組のみならず体制に批判的団体や組織に加えられる圧力は様々で、過剰な警備も結果的には逆に“日教組が悪い…”と言う批判になって日教組に跳ね返り、支持率や組織率の低下に繋がる可能性を高めている…。
従って、厳重警備は当然としながらも経費的に考えても効果的にして最小限であるべきではならないだろう。警備当局が意図的に実施することがあってはならないし許されない。
誰でもどこででも集会の自由が保障され、それを妨害するものが排除されることは当然としながらも、市民の反発を招かない過剰?でない警備を期待してしまう。
警備のあり方はもう少しフレキシブルであってもよいのではなかろうか…。
物々しい警備が何を生むか、改めて考える必要があるように思うと同時に、私の思いが杞憂(きゆう)である事をねがうばかりだ。



« 専門書の処分とネットオークション | トップページ | ブルガリア黄金文明展 »
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- 中国の原子力発電は2%(2026.04.05)
- 4月3日のブログをそっくりAIのgemiに問いかけてみました(2026.04.07)
- トランプ大統領に教えてあげたい・・・(2026.04.03)




確かに物々しい警備でした
交通規制と聞いてましたが、バリケードでしたね
自分は運転手ですが、土谷病院に行かれるお客様に
かなり遠くで降りていただきました
投稿: マルガリーダ | 2009年3月 4日 (水) 05時40分
とらえどころがすばらしいですね。
仕事柄の文筆とおもいますが・・・
素人ではこれだけのことは、なかなか書けないんでは
ないでしょうか?
投稿: ミクリ | 2009年3月 4日 (水) 06時38分