「市民球場」舞台に! 自主映画制作
新球場の完成で51年の歴史に幕を閉じる広島市民球場を舞台に学生や市民が自主製作した4本の映画の上映会があった。
1日(日)横川の西区民文化センターで開かれた上映会には100人を超える人が参加した。
広島市立大学の学生9人のグループが1年がかりで市民球場の歴史と市民との関わりを追ったドキュメンタリー「Home」はこれまで放送局などが作った作品と比べて目線が低く、歴史を知らない若いフアンにも応える格好のドキュメンタリーだ。
カープ発足時からの元球団職員でカープの語り部をしている渡辺英之さんは「スポンサー企業が無く県や市が出資して立ち上げた市民球団」のHOMEグランド「市民球場のナイター照明の輝きは希望の光だった」解散を迫られた時の石本監督は「企業の広告塔でなく広島復興のシンボルとして県市民の心の支え…」と存続に頑張った。昭和39年6月30日の対阪神戦でアンパイアの誤審で起きた“暴動事件”など貴重な歴史を証言している。
おじいちゃんの宝物を探しに市民球場やお好み焼きを食べに広島を訪れ“宝物”を見つける姉弟の物語「球場物語」(16分)。市民球場の跡地利用の計画を練る市職員が何者かに襲われ脅迫される事件に挑む「天使諜報☆神宮寺真琴」(20分)はドラマ仕立て。
この春で姿を消した“名物・カープうどん”。公式戦最終日に行列するフアンをフォーカスした「最後のカープうどん」(10分)。いずれもカープへの深い愛着が滲んでいる。
3本は広島市の外郭団体で街興しの一環で映画やドラマ制作に協力している広島フイルム・コミッションが企画した「市民球場を映像で残そうプロジェクト」の参加作品。
今、広島で“うら袋”などの自主映画が話題を呼んでいる。
この映画を見ながら考えた。新球場の一角か旧市民球場の片隅に『カープの殿堂』が出来、いつでも歴史や資料にこれらの映像も見られる仕掛けが欲しいものだ…。
今からでも遅くはない…。関係者の一考を促したい。
これら4作品は3月22日(日)郷土資料館、25日(水)市映像文化ライブラリー、28日(土)はカフェ・パコで無料上映される。
問合せ/確認: thanks51th@yahoo.co.jp http://thanks51.suppa.jp/
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以前コメントを書かせていただいた者です。こんばんわ。
>新球場の一角か旧市民球場の片隅に『カープの殿堂』が出来、いつでも歴史や資料にこれらの映像も見られる仕掛けが欲しいものだ…。
私もそう思います。郷土資料館での市民球場の企画展を、残す予定のライトスタンドの下のロッカールームを改装して、カープと球場、復興資料館として、その企画展のような常設展をして欲しいと思います。そんな感じで、これまでも市へ要望し続けています。ライトスタンドは、受け入れてもらいましたが。中身は、今後も要望し続けようと思います。できれば、協力していただけると助かります。
ホームページ:http://nori3200.web.fc2.com
ブログ:http://ameblo.jp/syubun
投稿: のりすけ | 2009年3月19日 (木) 23時50分