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2009年1月27日 (火)

影絵展ワークショップと被爆証言

 ‘09年に5回目を迎える「小さな祈りの影絵展」に向けたワークショップが行われた。
幼稚園児から小中高校生、保護者を含めて30人が参加。
 影絵制作者の浜崎ゆう子さんの指導で始まった講習は黒い紙に下書きし、カッターで細かい切る込みを入れ、木枠に張ったトレーシングペーパに張りカラー紙をアレンジする。
 2時間足らずの格闘でサンタさんや教会に花、電車などが完成し、ライトが息を吹き込む。 


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 和やかな中に真剣な取り組みで見事な作品を生み、今年のテーマ「家族」の展示に参加する制作構想を考えるスタートになった。この出来栄えなら立派な作品が期待できる。

 影絵展を企画した広島出身の映画美術監督・部谷京子さんと制作者の浜崎さんが大切にしてきたのは原爆で亡くなった方々の慰霊と心に深い傷を持ちながら生き続けて来られた被爆者をささやかでも癒し、見る人の平和を希求する気持ちを育てたいと言う願いです。
 その為に、多くの被爆者の体験・経験をつぶさに聞き、テーマを決めて作品制作に打ち込んできた。そうした気持ちと姿勢を子どもたちにも理解してもらおうとワークショップでは初めての被爆者証言に耳を傾けた。

 小学2年の時、天満国民学校(小学校)で被爆し校舎の下敷きになって大けがをしながら助かった静間清人さん(71)の体験を聞いた。両親に姉弟等を一度に失い、一人で半年近く市内をさまよった後、己斐にいた祖母のもとに辿り着き中学卒業まで育てられた。
 生きる支えは祖母だった。悲しく辛い事は沢山あったが、唯一の肉親である祖母に「嘘を付かず心配させない」事が何よりも大切と考えて生きてきた事を淡々と語りかけた。
 父母に感謝し、命や生き抜く力、家族の大切さを聞いた子供達はきっと静間さんの話に自分を重ね合わせ、今年のテーマ「家族」に相応しい影絵の制作に挑戦するに違いない。

「小さな祈り」がまた一歩発展した姿に新たな期待が込められる。8・6展示が楽しみだ。

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