広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 村上農園をご存知ですか? | トップページ | 影絵展ワークショップと被爆証言 »

2009年1月26日 (月)

自治体のマツダ支援

 米国に端を発した経済情勢の急激な悪化を受けて広島県がマツダの車を大量購入して支援する。52億円に上る景気雇用対策の一環として2億7千万円で200台のマツダ車の公用車購入で地元企業の支援に繋げる…計画。広島市も来年度の更新計画を前倒しすると言う。
 この報道で“少し違うのでは…”と思った人は少なくないのではなかろうか。

 マツダは’08年度の国内生産が15万台の減産になる可能性があるとして昨年末に本社工場など県内だけで900人(全体で1300人)の派遣労働者を解雇削減した。
 広島県はマツダの売り上げに少しでも貢献し地域の景気回復に繋げようと、今年度中に老朽化した知事部局の公用車750台の内200台を低燃費・低排ガスのマツダのデミオ購入に2億7千万円を充てる方針。ここ数年間は財政難で新車の購入を控えてきた為に大幅な更新になるが「すそ野が広い自動車関連産業への支援が雇用対策にも繋がる」と言う。

 一見尤もらしい公共支援策のようにも見えるが先ず、マツダは'07年度に過去最高の3兆5千億近い売り上げで過去最高の1620億円の営業利益を出した。
 今期の中間決算で厳しいと言いながらもフォードが手放した株を180億円近くで引き取った。最終的にどれだけの赤字を計上するかわからないが、ここ10年間の好調で社内留保も少なくないはずだ。加えて米国ビック3のように役員報酬の全額カットや株主配当のカっと等企業が取るべき手が示されない段階で血税をつぎ込む感覚には首をひねりたくなる。
 
 マツダが派遣社員一人に年300万円払っていたとして千人で30億円。これくらいの対応が出来ずに株の配当をするようでは企業の責任を果たしているとは言い難く、国や自治体に尻拭いをさせることに通じるのではなかろうか。中小企業の支援とはわけが違う。
 2月から管理職給与を最大1割り削減するがそんな程度で“企業の対応”とは言えない。

 財政調整基金が底を突き青息吐息の県財政が2億7千万円も車購入費としてつぎ込むのだ。
 県と広島市の地元企業マツダへの気休め支援としないためにも、さらにマツダ車購入運動や県産品・中小企業製品を含む購入キャンペーンの推進などに進めていってほしい。
 
 そして広島県、広島市の支援策を契機に今一度、マツダの決算とマツダ自身の対応を見届けたい。

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 村上農園をご存知ですか? | トップページ | 影絵展ワークショップと被爆証言 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

トヨタをはじめソニーなど日本の一流企業の動きを見ると本当に情けなくなります。「これをチャンスに皆で頑張ろう」となるべきところを、出る杭は打たれると思っているのか、このチャンスに人員整理しようと思っているのか、全く後ろ向きとしか言えません。

役員に自社のクルマを強制的に買わせるなどというのも愚の骨頂です。彼らは世界中の人が買いたくなるようなクルマを作って売ることが仕事で、無理矢理買わされるようなクルマしかできないのであれば役員こそ総替えにすべきです。

既にアメリカにも以前のような日本叩きのムードはありません。トヨタもソニーも「アメリカ人の雇用は日本企業に任せろ」くらい言ってもいいはずなのに、この好機を自国の労働者を切り捨てることにしか使えないとは、あまりに情けないと思います。

トベニ様 昔からマツダに取引で出入りする人は「マツダ車以外ではダメ」という暗黙の規制がありました・・・。自治体がこうした支援をすることがますます規制を強くすることに通じるのか・・・?と思います。企業城下町の宿命…と言っていていいのか?考えさせられます。

取引のある企業は、トヨタ系の会社に行くときはトヨタの車を使い、
日産系の会社をたずねるときは、日産の車に乗っていきます。
数台の車を所有し、使い分けるのは民間企業としては当たり前のことです。


今のマツダ車は本当に良くなったと思いますが、30年以上前のマツダ車はとてもレベルの低いものでした。それでも広島の会社ならマツダ車を買うべきだという雰囲気があり、トヨタや日産などに比べて、殆ど営業らしいことをせず、下請け会社への出入りでさえマツダ車で出入りすることを要求されました。

かたやホンダの鈴鹿工場では、メインの駐車場に他メーカーのクルマがずらりと並んでおり、ホンダの100%資本でありながら社用車が殆どトヨタ車という会社もありました。ホンダの役員は「選ばれないのはメーカーの問題で消費者の問題ではない。それにホンダは全ての用途に相応しい車種を用意しているわけでもない」と言っていました。あまりの違いに驚かされたものです。

30年前のことなので、今どうなのかは知りませんが、広島市内のマツダ車の営業の姿勢については今でも首をかしげるようなことが少なくありません。

せっかく素晴らしいクルマが作れるようになっているのですから、もっと販売面でも頑張って欲しいものです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/43852707

この記事へのトラックバック一覧です: 自治体のマツダ支援:

« 村上農園をご存知ですか? | トップページ | 影絵展ワークショップと被爆証言 »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30