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2009年1月 6日 (火)

“環境”

今、「環境」は時代のもっとも重要なテーマとなってきた。
ゴア元アメリカ副大統領の環境問題をテーマとした「不都合な真実」という映画も、大きな話題を呼んだ。

映画「不都合な真実」では、地球と人類にとって、環境問題が極めて深刻な問題であり、そして緊急な問題であると指摘している。

「自動車の排気ガスによって、CO2が増え、地球の温暖化が進み、南極の氷河が溶け、いくつもの島々が海面下に水没する危機に瀕している」と警告している。

「自動車、火力発電→CO2の排出→地球温暖化→氷河がとける→島が水没する」というように、それぞれの事柄が密接に関連していることを、この映画では指摘していた。

この映画では、その関連性の方向→を、逆向き←にすることが必要だともいっている。
「自動車から、公共交通機関への乗り換えをしなければいけない。火力発電から、自然エネルギー等による発電方式に転換しなければいけない」というのだ。

「環境」という言葉は、「価値観」を含んでいるだけでなく、事の「関連性」「方向性」を示すことで、「今何をしなければいけないか」という政策的なことも含んでいる。
なんとも凄い言葉だ。

あまり触れる人は少ないが、実はこうしたことについては、既にアメリカのデニス・メドウズが、1972年に「成長の限界」という本の中で、人口、資源、工業生産、環境の関連性を解いて示していた。

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この本が発表された翌年の1973年に、石油価格が急騰し、銀座の灯は消え、トイレットペーパーがスーパーから消えた、といういわゆる「オイルショック」が起こった。
そのオイルショックが起こるだろうことを、すでに予測していたとして、この本は大変話題になった。

同時にこの本のなかで、このままいけば地球、人類は「環境汚染」で滅びるだろうことも指摘していたことにも注目すべきだろう。

デニス・メドウズの一連の研究は、MITのJ・W・フォレスターの開発したシステムダイナミックスという手法を使って解かれている。
システムダイナミックスという手法は、フィードバック理論を応用したコンピューターシミュレーション技術であり、極めて多岐にわたる複雑な問題を、人口、資源、工業生産、環境という4つの要素に収斂させ、なおかつその関係を定量的に示すことを可能にした。

このシステムダイナミックスの手法は、日本ではもっぱら成長を予測するモデルとして使われてきたが、この手法の価値は、デニス・メドウズの「成長の限界」で示していたように、「環境」がいかに人類の問題に深く関わっているのか、人類の破滅を避けるにはどうしたらいいのかについて考えるための手法としてあると捉えるべきなのだろう。

「地球温暖化は太陽の活動によるのであって、CO2の増加によるのでない。数年後には地球は冷たくなる」という研究者もいる。
しかし資源の大量消費、環境の汚染等は、人類にとって好ましいことでないことは確かだ。

また「CO2削減のためには、原子力発電が必要だ」という人もいる。
現に東芝、日立、三菱の日本の原子力発電メーカーは大きく受注を増やしている。
「原子力発電は、地球環境的には最悪だ」という人もいる。

環境問題の展開は極めて綺麗だ。
そうした説明がされると、人間は簡単に信じてしまう傾向がある。
それだけに、「本当?」と疑ってかかることも必要のようだ。
注意したい。

いずれにしても、これからの世の中のあり方を考え、政策を決めていく上で「環境」という視点からみていくことは、極めて重要であり、かつ有効であるだろうことを改めて感じる。

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