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2009年1月19日 (月)

問われる「企業の品格」

 年末年始を日比谷公園の「年越し派遣村」で過ごした人が「会社の仕打ちはとても辛いがこんなに人の情けを感じた事はない」と語る姿は多くの派遣社員の解雇をして暮れの寒空の下に掘り出した企業経営者に何を感じさせただろうか。

 簡単に労働者の首切りが出来る製造業への労働者派遣法に賛成した政治の責任は大きいが何と言っても企業経営者の責任は大きい。
 嘗て日本は戦後の復興をしてきた時代に終身雇用制と年功序列と言う雇用形態を支えに経済成長を果たした。日本の文化と言われるまでに成熟した雇用形態を「登録型派遣に改悪」した背景には企業の都合良さに加担した政府与党の責任に加えて製造業出身議員を抱える民主党の加担責任は大きい。
 今になって民主党が社民、共産、国民新党の「登録型派遣」禁止案に慌ててハンドルを切るのは総選挙を意識してのことで、働く者の立場に立った改正案を検討すべきだ。

 京セラの稲盛和夫氏は「礼節を重んじる、正義や勇気、卑劣を恥じる、正直、謙虚な姿勢を守る企業は品格がある企業」くそまじめな型物とバカにされても守っていく勇気が品格を保つことではないか。品格と利潤追求は矛盾なく両立できるが成功体験で傲慢になれば個人の品格も企業の品格も劣化する…人を大事にする事が「企業の品格」と語っている。

 派遣の首切りをした企業の中には社員や役員の賃金カットをした所もあるが株式配当をカットしり下げたりした企業があるとの報道には接しない。経営者のサラリーマン化が株の配当ダウンに踏み込めないのだろうか?
 嘗て、日本の大企業や公社などに対して“○○一家”と言った時代がある。いい意味より“閉鎖的、秘密主義、独占的”など悪い意味で使われたが“雇用安定、労使協調”など今から考えるといい意味で括られる部分もあった。
 特に、経営者はオーナーが多く稲森氏が指摘するような“礼節や正義”が企業の根幹にあり、株主配当は下げても社員従業員のベア…が守られ、社内蓄積を吐き出しても対応する企業は少なくなかった。いい意味でも悪い意味でも労組の力は大きかった。

 役所や自治体には官僚制とは一味違う“一家”があった。杵築市などが企業誘致した責任を果たすため「臨時職員採用」に乗りだし全国へ波及中の発想は良いアイディァだ。
 “一家”の再現を期待するものではないが経営者たちに今一度、「企業の品格」が何であるか…。企業は時代によって変革し、その品格も変わる可能性は強いが、企業が持つべき本質はいつの時代にもあるはずだ。
 いま求められる「企業の品格」がなんであるか…企業は真剣に回答する時だ。

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