日暮里・舎人ライナー
東京の山手線日暮里駅から見沼公園まで、まっすぐ北に走る鉄道「日暮里・舎人ライナー」が開通した。
舎人と書いてとねりと読む。
アストラムライン、ゆりかもめと同じ車輪がゴムタイヤで専用の軌道上を走る鉄道である。

運転席はない。
完全な自動運転だ。
街を横に走るエレベーターだと思えばいい。
運転席がないから、最前列に座れば景色がよく見える。
運転手がいないからといって、ドアに挟まれるような事故はないという。
そういえばエレベーターだって挟まれたという事故はあまり聞かない。
どうしてだろうか。
運転手がいるからと、甘えがあるからかな?
電車もオシャレだが、駅舎もオシャレだ。
日暮里、西日暮里の駅舎の屋根はテントだ。
だから、ホームは明るい。

こんなオシャレな電車ができたことで、足立区、荒川区の沿線の街の雰囲気も大きく変わるだろうと思う。
もともとこのあたりの地形は真っ平だ。
なのに、なぜ新交通システムが採用されたのか不思議だったが、一部区間で鉄道や首都高速を超えるために、勾配が1000分の60%と急なところもあるということで、新交通システムが採用されたようだ。
通常の鉄軌道では1000分の30%を超えると難しいという。
また1日の乗降客を6万人と見込んでいるが、その程度の乗降客に対しては、新交通システムは費用対効果を考えたらちょうどいいということも大きな理由のようだ。
駅舎側のドアは両開きだが、電車のドアは片開きだ。
開く場所が50CM位ずれている。
アストラムラインのように両方両開きに慣れた者からすると、ちょっと違和感がある。
座席も壁にそってあるのでなく、クロスシートというらしいが、前に向いて2人掛けの座席と、後ろ向きの1人掛けの座席になっている。
座席は固定されているから、反対に走る時は逆になる。
どうも、これもしっくりしない。
しかし高いところを走るから景観はいい。
日暮里駅近くではまさにビルの谷間を走るという感じだが、しばらくいくと景観が開ける。
これは素晴らしく、気分がいい。
この区間は、いままでバスが運行されていたが、朝方とか道路が混むと、1時間近くかかることもあったようだ。
今では20分で確実に日暮里駅にいけるようになった。
その効果は大きいという。
料金はバスのときは一律220円だったが、今度は初乗り160円、終点の見沼駅までは370円かかる。
まあ実質値上げだ。
この便利さと快適さを考えれば、こっちの方がいいという評判はいいようだ。
走行距離9.7KM、13駅であるから、本通りー大町間くらいの距離である。
投資額は総額1600億円。
インフラ部1269億円、駅舎内装・システム(信号・通信・電力・車両)などのインフラ外部は、331億円だ。
総投資額はアストラムライン全線と同じ程度かかっているが、経営する東京都交通局の負担はアストラムラインのスタート時の半分だ。
経営的にはいい条件でスタートした。
日本では新幹線、JR,私鉄、地下鉄、LRT、新交通と、多種多様の交通機関がある。
こんな多種多様な交通モードがある国は、ちょっと他にはない。
その多様性が、日本の良さであり、可能性でもある。
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