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2009年1月

2009年1月31日 (土)

感動ドキュメント「ご縁玉~パリから大分へ~」

 長編ドキュメンタリー映画「ご縁玉」(80分)は大分で“いのちの授業”を続けてきた元養護教諭の山田泉さんとベトナム孤児としてフランス人養父母に育てられ、今や国際的に活躍するチェロリストのエリック‐マリア・クテュリエ(35歳)の交流を追った作品だ。

 主婦で二児の母で山ちゃんと慕われる養護教諭の山田泉さん(平成20年:49歳)は平成12年2月に乳がんを発症して手術を受けた後、自らの体験を基に子どもたちに生きていることの大切さを教える“いのちの授業”をはじめた。
しかし、がんが再発転移し医師から「今のうちに好きなことをしたほうがいい」と宣告され、絶望的な気持ちの時にフランスに住む友人からの誘いで子供と一緒にパリを旅する。
そこで出会ったのがヨーロッパで人気のチェリストのエリック‐マリア・クテュリエだった。日本人のような風貌のエリックをケンチャンと呼び、出会いの記念に「ご縁がありますように」と五円玉を渡した。

 それから3カ月後、エリックはガンと闘いながらも健気に生きる山ちゃんに引き寄せられるように厳しい演奏スケジュールをやりくりした揚句、大分にやって来る。ガンの痛みが少しでも和らぐように、同じガンで亡くなった養母にしてあげられなかったチェロの響きを体に伝えるセラピーを始め、ベトナム孤児だった自分と同じ境遇の子どもたちが暮らす養護施設や末期がんの患者たちのホスピスを訪ねて演奏会を開く。
 セラピーを受けた山ちゃんは「亡くなったらこんな所に行くのかなー…」と笑顔でいう。
日本語を懸命に覚えながらコミュニケーションをとる真摯な態度に国際共通語の音楽・チェロの繊細で力強い響きは聴く人の心の襞を揺さぶって生きる歓びと元気を促し演奏者と聴衆の壁を一気に越えて意思の疎通を進めて感動の涙を呼ぶ。
 しかし、鑑賞後に暗く重い気持ちにはならないのが不思議!! 元気が貰える映画!!!

 フランス在住の江口方康(まさやす)監督(45)は初対面の山ちゃんに「いつか映画を撮りたい」と話したら『人生は短い。グズグズしていちゃダメ』と背中を押されて制作した。
映画が完成して間もない昨年11月21日、山ちゃんは『生と死を考える素材にしてほしい』と言い残してとわの旅に立った。子供と一緒に鑑賞し、学校上映を期待したい秀作だ。
                            
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春から広島県内でも上映される<問い合わせ:広島映画センター 082-293-1119>

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2009年1月30日 (金)

広島市中央公園・渝華園(ゆかえん)

中央公園の西、太田川と城南通りに面した1角に、白い壁と赤い柱の門に囲まれた中国風の庭園がある。
中国と重慶市と姉妹都市となったことを記念して造られた庭園、渝華園である。
「ゆかえん」と読むようだ。
いかにも中国風に赤く塗られた柱と、先がとがった黒い瓦の屋根の門がある。
中に入ると、いくつかの東屋と小さな池のある庭園がある。
なかなかシャレた空間になっている。

しかしこの庭園の中に、人を見かけることは殆どない。
こんなに素晴らしい庭園なのに、ちょっと残念だ。

周囲を壁で囲まれていることと、建築と庭園があるだけの極めて精神的な空間となっているせいだろうか。

もうちょっと気軽に入りやすい空間にする仕掛けが欲しい。

例えば元安橋のたもとに作られているような、オープンカフェとしたらどうだろうか。
中国のお茶はウーロン茶かな?
ウーロン茶をだせば、偶には、姉妹都市重慶について考えることにもなる?

そのためには、キッチンを作ったり、トイレを作ったりしなければいけなくなる。
となれば、ちょっとした改装をしなければいけなくなるから、お金も時間もかかることになる。
この素晴らしい空間を損なわないように改装するには、細心の注意も必要だ。
ちょっと大変だ。

でもそんな感じのカフェができれば、中央広場で遊ぶ人たちも、たまにはここに座ってお喋りもしようかという気になるだろうし、太田川にそって散歩する人たちのちょっとした休憩所にもなる。
太田川芝生広場からも入れるように、西側に出入口も設けたらいい。

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2009年1月29日 (木)

フットサルと広島市中央公園プール

広島グランドプリンスホテルの手前に、フットサルのグランドがある。
ここは以前、インドアのスノーボード場だったが、その建物は取り払われ、今ではテント屋根のついたフットサル競技場になっている。
結構いつも誰かプレイしている。
それなりにビジネスになっているようだ。
女性が混じっていることもある。
女性といえどもなかなか上手い。

Photo

サンフレッチェの運営するグランドも西飛行場の先にある。
HPをみると、平日6時以降はほぼ埋まっている。
なかなかの人気のようだ。
女性専用の時間も設けられている。

近年フットサルの人気は近頃ウナギ登りのようだ。
この1月10,11日の2日間フットサルの全国リーグが、グリーンアリーナで開催された。
フットサルのプロのプレィヤーもいるようだ。
広島にはまだチームはない。

フットサルは、もともと町中のちょっとした広場で若者たちの遊びだったようだが、競技人口も増え、ルールもきちんと整備されたこともあって、いまではフットサルとして、一つの確立した競技になっている。
国際サッカー連盟の下部組織にもなっている。

フットサルのコートは国際ルールでは縦38~42M×横18~25である。
テニスコート程度の大きさだ。
サッカーは11人だが、フットサルは5人だ。
面積はサッカーの9分の1、人数は半分だから、試合はかなりスピーディだ。
見ていても結構面白い。

フットサルのグランドは、通常人工芝のグランドだから汚れないし、屋根もあるから、雨の日でも出来るし、日焼けの心配がない。
照明が付いているから、夜でも出来る。
グランドが小さいからそんなに走らなくともよい。
料金は1時間1万円程度だから、10人で割れば、1人1,000円程度だ。
それで1時間遊べたら安い。
健康にもいいし、女の子とも遊べるとなれば、人気が出るはずだ。

若者が授業、勤務の合間、或いは仕事帰りに、ちょっと汗をかくのにちょうどいい。

バレーボールにビーチバレーがあり、バスケットに3オン3があるようなもんだろう。
そのビーチバレーは、いまでは立派なオリンピック種目になっている。
フットサルもいずれオリンピック種目になるかもしれない。

いずれにしろフットサルの人気が増すことは、広島のサッカーフアンを増やすことにもなる。
その上、市民が健康になるんなら、こんないいことはない。

フットサルグランドが、市内のあちこちに、もっとできて欲しい。
東京ではビルの中にも作られている。

市民球場北の中央公園ファミリープールは、夏場以外は使われていない。
シーズンオフには、プールの上にボードを敷き、その上に人工芝を敷けば、立派なフットサルのグランドができるだろう。
スペース的には、5面くらいは作れそうだ。
8ヶ月程度使えたら、結構な賑わい創出になる。

そうなれば広島にもフットサルのプロチームもできる?
期待したい。

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2009年1月28日 (水)

ひろしま男子駅伝を10倍楽しむ

2009年1月19日、今年もひろしま男子駅伝、全国都道府県対抗男子駅伝競走大会が開催された。
もう14回目になる。
すっかり広島の正月のイベントとして根付いた。
年々盛んになっている。
イベントは繰り返すことで人気も高まるようだ。

駅伝当日は、もちろん平和資料館の前のスタート地点に見に行った。
しかし駅伝は見るだけでなく、もっと多様な楽しみ方がある。

① 前日、TVを見ていたら、NHKビルの前にふるさとひろばが設けられており、各県の特産品が販売されていると報じ
ていた。
北海道の帆立て貝の姿焼、なんか妙においしそうだった。
早速出かけていって、買って食べた。
1つ300円だ。
おいしかった。
他には、いのししカレーとか、納豆汁とかもあった。
納豆汁? なにそれ? まずそう!
ホールの中では郷土芸能が演じられていた。

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② 4時からは、国際会議場での開会式が開かれた。
③ いくつかの県では選手とお揃いのジャンパーが配られたようだ。
ジャンパーを着た各県の県人会応援団が2階席に陣取り、出身県の選手が入場すると、大きな声をかけていた。
選手はちょっとはにかみながら「ウオーツ」といって手を突き上げていた。

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④ 19日駅伝当日。
県名を書いた幟がはためき、県名を書いた色とりどりのコートや法被を着た人たちが、楽しそうに特産品を売っていた。
11時頃には、もう売り切れになっているところもあった。

⑤ 会場では、久しぶりの友人に会うこともできた。
東京の企業に勤める子供たちは、私がTVに映っていないかと探したようだ。
映っていたかもしれない?

⑥ NTTドコモがひろしま男子駅伝を記念したピンバッジを配っていた。
毎年作っているらしい。
携帯に、いくつも付けている人がいた。

⑦ 選手がスタートすると、花火が打ち上げられ、あっというまに目の前を通り過ぎていった。
スタートラインに立って、目の前を通り過ぎていくまでで、数分とかからなかった。


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⑧ それからは、自宅にもどって、TVで観戦した。
箱根駅伝で大活躍した東洋大の柏原選手も、福島の選手として出場していた。
長野県の高校生村沢選手が首位にたつと、長野県がそのままがぶっちぎりで優勝した。
長野県出身の友人は、大喜びしていた。

広島県は12位だったが、まあまあ良く頑張った。

こうした大会が開かれるからだろうか、近頃広島県内あちこちで小さな駅伝大会を見かけるようになった。
そりゃただ走るより、仲間と協力して走る駅伝の方が面白いだろうと思う。

⑨ 大会終了後、国際会議場で表彰式、閉会式が開かれた。

⑩ 夜には、選手を慰労する県人会が開かれた。
選手は皆、なんとも初々しく、可愛らしかった。
スポーツマンの清々しさを感じた。
10位以内を目指すといっていた監督は、なんとも誇らしげであった。

駅伝をTVで見るだけでなく、10倍楽しめた。
こんな楽しみ方ができるのは、地元開催だからこそ可能なことだ。

*その分お金も使った。
帆立て貝の姿焼300円+慰労会会費4,000円=4,300円
これで、私も広島の経済活性化に貢献した?

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2009年1月27日 (火)

影絵展ワークショップと被爆証言

 ‘09年に5回目を迎える「小さな祈りの影絵展」に向けたワークショップが行われた。
幼稚園児から小中高校生、保護者を含めて30人が参加。
 影絵制作者の浜崎ゆう子さんの指導で始まった講習は黒い紙に下書きし、カッターで細かい切る込みを入れ、木枠に張ったトレーシングペーパに張りカラー紙をアレンジする。
 2時間足らずの格闘でサンタさんや教会に花、電車などが完成し、ライトが息を吹き込む。 


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 和やかな中に真剣な取り組みで見事な作品を生み、今年のテーマ「家族」の展示に参加する制作構想を考えるスタートになった。この出来栄えなら立派な作品が期待できる。

 影絵展を企画した広島出身の映画美術監督・部谷京子さんと制作者の浜崎さんが大切にしてきたのは原爆で亡くなった方々の慰霊と心に深い傷を持ちながら生き続けて来られた被爆者をささやかでも癒し、見る人の平和を希求する気持ちを育てたいと言う願いです。
 その為に、多くの被爆者の体験・経験をつぶさに聞き、テーマを決めて作品制作に打ち込んできた。そうした気持ちと姿勢を子どもたちにも理解してもらおうとワークショップでは初めての被爆者証言に耳を傾けた。

 小学2年の時、天満国民学校(小学校)で被爆し校舎の下敷きになって大けがをしながら助かった静間清人さん(71)の体験を聞いた。両親に姉弟等を一度に失い、一人で半年近く市内をさまよった後、己斐にいた祖母のもとに辿り着き中学卒業まで育てられた。
 生きる支えは祖母だった。悲しく辛い事は沢山あったが、唯一の肉親である祖母に「嘘を付かず心配させない」事が何よりも大切と考えて生きてきた事を淡々と語りかけた。
 父母に感謝し、命や生き抜く力、家族の大切さを聞いた子供達はきっと静間さんの話に自分を重ね合わせ、今年のテーマ「家族」に相応しい影絵の制作に挑戦するに違いない。

「小さな祈り」がまた一歩発展した姿に新たな期待が込められる。8・6展示が楽しみだ。

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2009年1月26日 (月)

自治体のマツダ支援

 米国に端を発した経済情勢の急激な悪化を受けて広島県がマツダの車を大量購入して支援する。52億円に上る景気雇用対策の一環として2億7千万円で200台のマツダ車の公用車購入で地元企業の支援に繋げる…計画。広島市も来年度の更新計画を前倒しすると言う。
 この報道で“少し違うのでは…”と思った人は少なくないのではなかろうか。

 マツダは’08年度の国内生産が15万台の減産になる可能性があるとして昨年末に本社工場など県内だけで900人(全体で1300人)の派遣労働者を解雇削減した。
 広島県はマツダの売り上げに少しでも貢献し地域の景気回復に繋げようと、今年度中に老朽化した知事部局の公用車750台の内200台を低燃費・低排ガスのマツダのデミオ購入に2億7千万円を充てる方針。ここ数年間は財政難で新車の購入を控えてきた為に大幅な更新になるが「すそ野が広い自動車関連産業への支援が雇用対策にも繋がる」と言う。

 一見尤もらしい公共支援策のようにも見えるが先ず、マツダは'07年度に過去最高の3兆5千億近い売り上げで過去最高の1620億円の営業利益を出した。
 今期の中間決算で厳しいと言いながらもフォードが手放した株を180億円近くで引き取った。最終的にどれだけの赤字を計上するかわからないが、ここ10年間の好調で社内留保も少なくないはずだ。加えて米国ビック3のように役員報酬の全額カットや株主配当のカっと等企業が取るべき手が示されない段階で血税をつぎ込む感覚には首をひねりたくなる。
 
 マツダが派遣社員一人に年300万円払っていたとして千人で30億円。これくらいの対応が出来ずに株の配当をするようでは企業の責任を果たしているとは言い難く、国や自治体に尻拭いをさせることに通じるのではなかろうか。中小企業の支援とはわけが違う。
 2月から管理職給与を最大1割り削減するがそんな程度で“企業の対応”とは言えない。

 財政調整基金が底を突き青息吐息の県財政が2億7千万円も車購入費としてつぎ込むのだ。
 県と広島市の地元企業マツダへの気休め支援としないためにも、さらにマツダ車購入運動や県産品・中小企業製品を含む購入キャンペーンの推進などに進めていってほしい。
 
 そして広島県、広島市の支援策を契機に今一度、マツダの決算とマツダ自身の対応を見届けたい。

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2009年1月25日 (日)

村上農園をご存知ですか?

 広島に“発がんリスクを抑制するブロッコリー“で売り出し、脚光を浴びはじめている企業がある。村上農園は佐伯区五日市に本社を構える食材メーカーだ。
 私の病気を知った友人が1年前に教えてくれたが、最近改めて資料を頂いた。
 
 今では一般化した野菜の「かいわれ大根」は’70年代には生産が難しい高級食材だったが、水耕栽培で大量生産化に成功して大衆的な人気商品にしたのが村上農園だ。

 KK設立は’78年だが村上農園の発足は’39年と古い。「かいわれ大根」など発芽野菜の生産農場として千葉、小田原、四日市、など国内7ケ所に農場も持ち全国販売を行っている。 
 従業員は農学部、理学部系の社員を中心に250人の農業研究開発型企業で、広大を始め国内外の大学・研究機関と提携し年間40億円前後を売り上げている。

 ‘96年“かいわれ”がO-157による食中毒事件の犯人扱いをされ、消費が大幅にダウンした頃グリーンピースの新芽「豆苗」がヒットし、スプラウ(野菜新芽)の「ブロッコリー・スーパー・スプラウト」の新商品開発につながった。

 「ブロッコリー・スーパー・スプラウト」は’米国ジョンズ・ポプキンンス医科大学が持つガン予防効果が高い“スルフォラファン”の特許ライセンス契約を結び、国内唯一の特許生産企業として発売した。’04年に「TIME」誌が掲載して評判を呼び徐々に世界的なブームになり国内でも人気を集め百貨店やスパーの店頭では商品不足…のようだ。

 特にガン予防については人の体内に取り込まれた発がん物質を無毒化し、体外に排出する解毒作用と抗酸化作用があって細胞分裂が活性化され、新陳代謝をあげる…。また、胃がんの原因の一つと言われているピロリ菌の殺菌効果も指摘されている…。
‘04年に広大と共同開発した貧血や動脈硬化の予防に効果があるとされる「マルチビタミンB12かいわれ」の量産化は今後の販売拡大に期待が寄せられている商品もある。

 広島は嘗て世羅のアベ白桃や高野大根など出荷量は少ないが一流ブランド農産品として東京・大阪市場でよく知られていた。ここ10年は三次の平田観光農園や尾道市の巨大野菜作りのユニークな農園経営や野菜の酵素を活かした健康食品の万田酵素が知られている。

 村上農園の『ブロッコリーの20倍のスルフォラファンを含んだ“ブロッコリー・スーパー・スプラウト』(野菜発芽)のヒットはこれからが本番だろう。
 広島、注目の商品!!! と言えそうだ。発展、期待は大きく、注目したい。

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2009年1月24日 (土)

総選挙・本番の年

 解散総選挙を掲げて登場したはずの麻生総理が3ケ月も経たないうちに支持率20%と低迷し何時の間にか総選挙が後退して新しい年を迎えた。
 今年は9月に衆議院の任期満了を控え、それまでに解散がなくても総選挙はやってくる。
 同時に広島県は11月に県知事の任期を迎える。経費を抑える上で衆議院選挙との同日選挙と言う訳にはいかない…が、いやが上にも選挙本番の年だ。
 政府は来年度予算に国民投票経費を50億近く計上している。これはマスコミ用の宣伝広告費との見方もあるが、場合によっては国民投票も大きく動く可能性はある。

 昨年は海の向こうの米国で年明けとともに大統領選の予備選挙が幕を明け”we can do“と共に史上初めての黒人大統領を選出した。“100年に一度“と言われる経済恐慌を世界中にまき散らした米国に今新しい希望と期待がオバマ新大統領に寄せられている。

 それに引き替え日本はどうだろうか。給付金を巡って度々発言が変わり「君子豹変」と新聞紙面で揶揄される我が国の首相への期待度は大きくかけ離れている。
 麻生総理は開会中の国会で主導権を握って解散するタイミングを探っていると言われるがテレビで解説する政治評論家の多くは与野党逆転の可能性を5分5分どころか75~80%90%の可能性を示唆する。中には200~300%と逆転間違いないと言いきる者も出てきた。

 国会攻防の焦点はまず評判の悪い「定額給付金」。麻生首相は野党の要求する予算案からの分離を拒否し、対決の構えだ。年金や医療など社会保障制度の土台が壊れ後期高齢者ばかりか若い派遣労働者が暮から正月にかけて溢れ“日本の政治力”が厳しく問われている。

 辞職を求める多くの県民の声を無視して知事の座に居座り続けた藤田県知事の任期は11月に満了する。今のところ後任知事の候補者名は聞こえてこないが4期16年にわたる県政運営の評価もからみ「ポスト フジタ」の動向が注目される。
 3度の知事選で県議にばらまいたと言われる数億円?の裏金対策費の実態は議会の対応もズサンなままに闇に消えようとしている。また、平成の大合併では86市町村を22市町に、全国的に見て1,2の大合併で住民サービスや地域利便の合理化を促進させ、その結果予想以上の『限界集落』を生む流れを作り、県財政は貯金に当たる財政調整基金もすっかり底をついて戦後最低の状況を招いている…などの責任は大きい。
 よもやと思うが“藤田5選出馬”があればこれほど県民有権者を愚弄する行為はあるまい。

 いずれも年内に必ずやってくる選挙だ。身近な自治体議員の選挙も加わるだろうが議員政治家の世襲化を避け真に市県民、国民の為に働く議員・首長の選択の年にしたいものだ。

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2009年1月23日 (金)

元安川の渡り鳥

 平和大橋がまたぐ元安川に今年も鴨の群れが帰ってきて活発に餌をついばんでいる。
昨シーズンは24~5羽いたが今は未だ10羽前後だ。

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 川がきれいになって餌も豊富なのだろう。石や崖についている藻や海苔?をこまめに食べている。海水でも淡水でも生息し貝や小魚なども食べているようだ。パンやクッキー等を投げやる人が近づくと寄ってきて食べる。
 水面を泳ぐのは上手いが潜ることはできない。水中に首を突っ込んだり逆立ちして餌をとる様子はよく見られる。

 鴨は渡り鳥で秋から春にかけて日本で越冬する冬鳥。つがいで過ごすのが特徴のようで春になると雄雌が連れ立って繁殖地に渡る。雄雌が交互に卵を温める鳥もいるが鴨は10個前後の卵を産んで抱卵と雛の育餌は雌だけが行うそうだ。
 冬鳥の仲間はツグミ、白鳥、鶴、ジョウビタキなど。
 日本で夏を過ごして繁殖もするツバメ等は夏鳥と言われている。
 シベリアなどで繁殖し東南アジアで越冬するため日本を通過・中継地にしているシギやチドリは旅鳥と呼ばれるようだ。

 太田川の支流にはそれぞれ鴨をはじめ多くの渡り鳥が飛来するようになった…と聞くが、元安川にも鴨以外の鳥も見かける。川鵜に青鷺の姿はほとんど毎日見かける。たまにカイツブリも姿を見せる。カモメは渡りをしないと思っていたがユリカモメは渡り鳥だと言う。

 平和公園にいるハトやスズメにカラスにもパンや菓子など与えている人が何人かいる。川の鴨たちにも同様に餌を播く人を見かけることがある。カラスへの餌付かはとんでもない。公園のごみ箱を荒したりごみ出しした袋を破るギャング的行為はこうしたカラスの仕業に繋がっているのではなかろうか?
 決して良いことではないので止めるように声をかけてみようかと何度か思ったがトラブルになってもいけないと思いとどまっている。
 元気で泳ぎまわる鴨たちが春までにどれだけ増えるのかどうか楽しみに毎日眺めている。

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2009年1月22日 (木)

これも日本的デザイン?

1階はオシャレなカフェ。お客は、若い女性の多いスウィーツファクトリーのお店。
外壁も白を基調にし、英語でお店の名前がかかれている。
室内は木を基調にし、ベランダにはプランターが置かれている。
2、3階の外壁は荒々しく板が張られ、幟に魚樽袋町支店と墨で大きく書かれている。
上は海の荒々しい男の漁師をイメージさせ、下は都会のオシャレな女性をイメージさせる。
両社は全く無関係だ。
この外壁のデザインの組み合わせは、なんともメチャメチャナだ。
和洋折衷という言葉あるが、これは折衷を越えている。
こんなことは他の国では絶対にありえない。
しかしなんといえず味がある。
第一、面白い。
私はこんなのが大好きだ。

建物の外観から、中に入っているお店がどんな店か想像がつく。
外観のデザインに、お店の思いがよく表現されている。

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日本人は何でも食べる。
欧米人は、元々魚は虫がいるからと言って食べなかった。
納豆なんてのは、およそ考えられない食べ物だ。
それを日本人は美味しいといって食べてしまう。
アメリカ人は、昔は海苔だって、匂いをかいだだけで、食べなかった。
それを今ニューヨークでもどこでも、寿司、海苔巻を、健康食品だといって食べている。

この建物には、そのなんでも食べてしまう日本人の生活、考え方がよく表れている。

外国人にも、こんな何気ない街の姿も見て欲しい。

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2009年1月21日 (水)

エレベーターも有料になる?

中東の産油国、アラブ首長国連邦UAEのドバイや周辺の国で、1,000M近くのビルが続々建てられている。
中には千夜一夜に物語にちなんで、高さ1001Mにするというビルもあるという。
旧約聖書に「バベルの塔」という話が出てくる。
バベルの塔は、天に届くような塔を建設しようとして、崩れてしまったといわれ、空想的で実現不可能な計画を指すといわれるが、本当は旧約聖書の創世記に書かれている「バベルの塔」は壊れてはいないようだ。
だからこそか、産油国は現代版バベルの塔を作ろうということなのだろう。
各国が建設に凌ぎ削っている。

現在建設中の「ブルジュ・ドバイ」は高さ800M超、160階建。
建設費は開発区域を含め2兆円という。
単純計算すると階高は5Mということになる。1フロア10CM詰めれば、16M余裕ができ、それだけで。4フロア作れることになる。そうなれば、164階建になる。
もっともオイルマネーで潤っている国だから、そんなケチなことはしない?

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ウキペデイアより転載

現在ドバイに計画されているバーティカルシティは高さ2.5KMだという。
建物の高さをKMで表現するなんて、日本人の常識にはない。
恐ろしい。

紙屋町交差点からJR広島駅までの直線距離だって1.5KMだ。
広電に乗れば150円かかる。
アストラムラインの大町・毘沙門台間の距離は1.2KMで、料金は180円だ。

横に動かすのですら結構大変だというのに、それを縦に動かすのだから、電気代だって馬鹿にならないだろう。
石油資源も有限だ。
いずれ石油はもっと値上がりする。
そうなれば石油国だからといったって、電気代はただというわけにはいかなくなるだろう。
太陽電池で動かすということもいっているらしいが、イニシャルコストはもっとかかる。
いずれにしろ、その時には、エレベーターは有料になるかもしれない。
なんだって無料ということはない。
誰かが、どこかでその費用を負担しているのだ。

縦に動かすのだから、タクシー並みの料金ということにでもなれば、700円程度になる?

バベルの塔は地震で壊れる前に、エレベーターが有料化されることで、誰も使わなくなる可能性もある?
いずれ、そうなる???

その前に、日本で今盛んに建てられている超高層ビルのエレベーターも有料になる??
そうなったら、どうしよう・・・・

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2009年1月20日 (火)

日暮里・舎人ライナー

東京の山手線日暮里駅から見沼公園まで、まっすぐ北に走る鉄道「日暮里・舎人ライナー」が開通した。
舎人と書いてとねりと読む。
アストラムライン、ゆりかもめと同じ車輪がゴムタイヤで専用の軌道上を走る鉄道である。

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運転席はない。
完全な自動運転だ。
街を横に走るエレベーターだと思えばいい。
運転席がないから、最前列に座れば景色がよく見える。

運転手がいないからといって、ドアに挟まれるような事故はないという。
そういえばエレベーターだって挟まれたという事故はあまり聞かない。
どうしてだろうか。
運転手がいるからと、甘えがあるからかな?

電車もオシャレだが、駅舎もオシャレだ。
日暮里、西日暮里の駅舎の屋根はテントだ。
だから、ホームは明るい。

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こんなオシャレな電車ができたことで、足立区、荒川区の沿線の街の雰囲気も大きく変わるだろうと思う。

もともとこのあたりの地形は真っ平だ。
なのに、なぜ新交通システムが採用されたのか不思議だったが、一部区間で鉄道や首都高速を超えるために、勾配が1000分の60%と急なところもあるということで、新交通システムが採用されたようだ。
通常の鉄軌道では1000分の30%を超えると難しいという。
また1日の乗降客を6万人と見込んでいるが、その程度の乗降客に対しては、新交通システムは費用対効果を考えたらちょうどいいということも大きな理由のようだ。

駅舎側のドアは両開きだが、電車のドアは片開きだ。
開く場所が50CM位ずれている。
アストラムラインのように両方両開きに慣れた者からすると、ちょっと違和感がある。

座席も壁にそってあるのでなく、クロスシートというらしいが、前に向いて2人掛けの座席と、後ろ向きの1人掛けの座席になっている。
座席は固定されているから、反対に走る時は逆になる。
どうも、これもしっくりしない。

しかし高いところを走るから景観はいい。
日暮里駅近くではまさにビルの谷間を走るという感じだが、しばらくいくと景観が開ける。
これは素晴らしく、気分がいい。

この区間は、いままでバスが運行されていたが、朝方とか道路が混むと、1時間近くかかることもあったようだ。
今では20分で確実に日暮里駅にいけるようになった。
その効果は大きいという。
料金はバスのときは一律220円だったが、今度は初乗り160円、終点の見沼駅までは370円かかる。
まあ実質値上げだ。
この便利さと快適さを考えれば、こっちの方がいいという評判はいいようだ。

走行距離9.7KM、13駅であるから、本通りー大町間くらいの距離である。
投資額は総額1600億円。
インフラ部1269億円、駅舎内装・システム(信号・通信・電力・車両)などのインフラ外部は、331億円だ。

総投資額はアストラムライン全線と同じ程度かかっているが、経営する東京都交通局の負担はアストラムラインのスタート時の半分だ。

経営的にはいい条件でスタートした。

日本では新幹線、JR,私鉄、地下鉄、LRT、新交通と、多種多様の交通機関がある。
こんな多種多様な交通モードがある国は、ちょっと他にはない。
その多様性が、日本の良さであり、可能性でもある。

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2009年1月19日 (月)

問われる「企業の品格」

 年末年始を日比谷公園の「年越し派遣村」で過ごした人が「会社の仕打ちはとても辛いがこんなに人の情けを感じた事はない」と語る姿は多くの派遣社員の解雇をして暮れの寒空の下に掘り出した企業経営者に何を感じさせただろうか。

 簡単に労働者の首切りが出来る製造業への労働者派遣法に賛成した政治の責任は大きいが何と言っても企業経営者の責任は大きい。
 嘗て日本は戦後の復興をしてきた時代に終身雇用制と年功序列と言う雇用形態を支えに経済成長を果たした。日本の文化と言われるまでに成熟した雇用形態を「登録型派遣に改悪」した背景には企業の都合良さに加担した政府与党の責任に加えて製造業出身議員を抱える民主党の加担責任は大きい。
 今になって民主党が社民、共産、国民新党の「登録型派遣」禁止案に慌ててハンドルを切るのは総選挙を意識してのことで、働く者の立場に立った改正案を検討すべきだ。

 京セラの稲盛和夫氏は「礼節を重んじる、正義や勇気、卑劣を恥じる、正直、謙虚な姿勢を守る企業は品格がある企業」くそまじめな型物とバカにされても守っていく勇気が品格を保つことではないか。品格と利潤追求は矛盾なく両立できるが成功体験で傲慢になれば個人の品格も企業の品格も劣化する…人を大事にする事が「企業の品格」と語っている。

 派遣の首切りをした企業の中には社員や役員の賃金カットをした所もあるが株式配当をカットしり下げたりした企業があるとの報道には接しない。経営者のサラリーマン化が株の配当ダウンに踏み込めないのだろうか?
 嘗て、日本の大企業や公社などに対して“○○一家”と言った時代がある。いい意味より“閉鎖的、秘密主義、独占的”など悪い意味で使われたが“雇用安定、労使協調”など今から考えるといい意味で括られる部分もあった。
 特に、経営者はオーナーが多く稲森氏が指摘するような“礼節や正義”が企業の根幹にあり、株主配当は下げても社員従業員のベア…が守られ、社内蓄積を吐き出しても対応する企業は少なくなかった。いい意味でも悪い意味でも労組の力は大きかった。

 役所や自治体には官僚制とは一味違う“一家”があった。杵築市などが企業誘致した責任を果たすため「臨時職員採用」に乗りだし全国へ波及中の発想は良いアイディァだ。
 “一家”の再現を期待するものではないが経営者たちに今一度、「企業の品格」が何であるか…。企業は時代によって変革し、その品格も変わる可能性は強いが、企業が持つべき本質はいつの時代にもあるはずだ。
 いま求められる「企業の品格」がなんであるか…企業は真剣に回答する時だ。

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2009年1月18日 (日)

憲法9条の原点は広島・長崎にあり…

 正月にいただく年賀状と一緒に届いた東京の栗原淑江さんの「自分史通信・ヒバクシャ」の中にあった吉田一人さん(東京)の講演抄録」“被爆者として託したいこと”を読んだ。
 吉田さんは13歳、旧制中学2年生で長崎の軍需工場で動員されていたがこの日はたまたま爆心から3キロ地点にいて被爆したが九死に一生を得た。

 昨年12月に早稲田大学で開かれた講演会での吉田さんの講演の演題は「伝えたい」でも「継承したい」でもなく「託したいこと」に吉田さんの気持が表れている。
 核兵器が人間に何をしたのかを語り続け、記録し続けることは死者に対する生き残った者の責務だとの思いだ。この中で吉田さんは広島・長崎と憲法の関わりについても次のように述べて、若者に思いを「託して」いる。

…皆さんに託したいことです。それは「再び被爆者をつくらない」という被爆者の願いです。今のところ幸いに“新しい被爆者”はつくられていません。核実験や核開発に伴う被害は世界各地で出ていますが、戦争の中で核兵器が使われたことは長崎以降ないのです。
「再び被爆者をつくらない」を確実にするために二つの要求を実現する事が必要。一つは核廃絶です。…中略
 もう一つは「再び被爆者をつくらない」保障として「核廃絶」と「原爆被害者への国家補償」。これで「再び被爆者をつくらない」と言う願いは確実なものになる。しかし、60年経ってもなお、これが実現できていないでいると言うことの悔しさがある。
 そのことは、政府が憲法9条の「壊憲」(憲法壊し)して、戦争をする国にしようとしていることに密接な関係がある。
 憲法9条が出来た最大の土台は、広島・長崎の被爆体験です。憲法制定議会での発言がありますが、こういう兵器(原爆)が出来た以上、もう戦争は出来ない、戦争をしたら人類の滅亡だと。何としても、戦争そのものを完全に否定しないと大変なことになると、帝国議会の憲法審議の中で協調されていました。
 このように、9条の原点は広島・長崎にある訳ですから、その9条を無くされたら,広島・長崎って何だったのか。被爆者がこれまで訴え続けてきた「再び被爆者をつくるな」は否定されたことになってしまうのです。…中略
 
 吉田さんは「託したいこと」を国が‘80年に「原爆被爆者対策基本問題基本懇談会」(基本懇)が厚生大臣に答申した「国を挙げての戦争による“一般の犠牲”として、すべての国民が等しく受忍しなければならない…」が、いまだに国家補償を拒否し戦争責任を取らない基本政策になっている…こと。「受忍論=我慢しろ」は今も活きているという認識です。
 今も活きているこの国の基本政策である以上、次の戦争が起きたら、その被害を受忍させられるのは、次の世代の人達だ。だからこそ、若い人たち自分達の課題と受け止めて託されて欲しい…と云うのが吉田さんの訴えだ。

「核兵器廃絶」と、戦争被害「受忍」政策を打ち破って「原爆被害への国家補償」を実現させて、若い世代に残したかった…。
 先輩からの「負の遺産」と思わないで受け止めて欲しい。歴史的課題を託されて欲しい…と言う切実な願いだ。

 帝国議会の憲法審議で人類の滅亡を防ぐための戦争否定の根拠が広島長崎の原爆被爆が新憲法9条の土台になったことを改めて認識するとともに、「受忍」打破が被爆者からの熱いメッセージとして、改めて若い人達と大いに話し合い“託される”意味を自覚し高める必要があろう。

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2009年1月16日 (金)

公共建築物の老朽化

2001年現在、全国の公共建築物の延べ床面積は、国交省の調査では、7.0億M2あるという。
約2.2億坪だ。
それを今、建設しようとすると、工事費を坪50万円とすれば、110兆円になる。
日本は、とてつもなく膨大な公共建築資産を保有しているというわけだ。
それから7年経っているから、もっと増えているだろうと思う。

しかし資産があるからといって、喜んでばかりはいられない。
建物は月日が経てば老朽化する。
人間同様、介護=修繕が必要になる。
場合によって新しく建て替えなければならなくなる。
持っているだけで、膨大なお金がかかるのだ。

一般的にコンクリート建造物は耐用年数=寿命は50年といわれているが、実際にはこれを大きく下回っている。
この際、寿命を50年として計算しても、建て替え費用だけで毎年約2.2兆円の予算が必要になる。
一般的に修繕費は初期投資額の2%程度毎年かかるといわれているが、それだけでも2.2兆円兆円になる。
7.0億M2もある公共建築物は、その約5割が築20年を経過し、2割は30年を経過しているという。
古くなれば、実際は2%で済まなくなる。
これからが大変だ。
建築も、日本人がいままで経験したことのない少子高齢化を迎えようとしている。

一般的に建築も20年を越えると、コンクリートの中の鉄筋は錆び、コンクリートは剥離をしはじめる。
コンクリートが落下し、深刻な事故が起こっていることも報告されている。
ガラスを止めているコーキング材も劣化し、窓ガラスが落下することも懸念されるようになる。

こんなことをいわれても戦後の焼け野原から建物を作ってきた日本人は、たてものの老朽化がどんなことが、全く初めての経験だから、ピンとこないようだ。

全国の公共建築物は、大規模な改修工事、建て替え工事が迫られているが、財政逼迫の現在にあって、殆ど進んでいないのが現状だ。

広島市の公共建築物がどのくらいあるかはちゃんとは知らない。
しかし人口按分から全国の約1%とすれば、毎年約220億円の建て替え工事と、220億円の修繕費が必要だということになる。

耐震構造の基準も大きく変わり、耐震補強も必要となっている建築物も多い。

先日、広島市の学校建築696棟のうち、369棟の耐震補強が必要だと発表された。
半分近くの建物の耐震補強が必要だということだが、相当な額の予算が必要だろうことは想像に難くない。
災害時に避難所となる体育館については、耐震補強を05年度から優先的に進めていって、09年度中に201棟全ての耐震化を済ますという。

1

財政逼迫の現在にあって、全ての施設に対し、一斉に手を加えるわけにはいかないということで、優先順位をつけてやっていこうというわけだ。

公共建築物に限らず、戦後に建てられた建築物は、これからが、老朽化対策の本番を迎える。
公共建築工事のあり方が大きく構造変化するということでもある。
老朽化対策は手間暇がかかるだけでなく、かなり高度な知識、能力を要求される。
修繕工事、耐震補強工事、建て替え工事が増えるということでは、地元企業の新たなビジネスチャンスが来ることでもある。
地元の建設会社、設計事務所の新しい取り組みに期待したい。

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2009年1月15日 (木)

トヨタカップと都市対抗世界一決定戦

サッカーのクラブ世界一2008を決めるトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)は、欧州代表のマンチェスター・ユナイテッ
ド(イングランド)の優勝で幕を閉じた。
ロナルドの上半身の軸のぶれない、華麗なテクニックに酔いしれた。
バレーを見ているような美しさがあった。
マンチェスターユナイテッドに敗れはしたが、ガンバ大阪も健闘した。
結局ガンバ大阪は北中米カリブ海代表のパチューカ(メキシコ)を1-0で下し、3位になった。
南米代表のリガ・デ・キト(エクアドル)のカウンター狙いのサッカーも、もしかしたらと感じさせ、サッカーの面白さを見せてくれた。

優勝したマンチェスターユナイテッドは4.5億円の賞金をもらったという。
金額も凄い。

サッカーは、どんなに貧しかろうが、ボール一つあれば楽しめるということもあって、今出は世界で最大の競技人口、観客を誇るスポーツとなっている。
ヨーロッパでは、クラブチームのヨーロッパNO1を決めるヨーロッパカップ(UEFAカップ)はオリンピックを越えるイベントとなっているようだ。
サッカーは、オリンピックにどこの国も最強の選手を出していない。
オリンピックにはU23(23歳以下)の選手を主体としたチームで戦う。

サッカーにはもう一つ各国代表が戦うワールドカップと呼ばれる大会がある。
日本人はワールドカップと言えばそちらだと思っているが、ヨーロッパではどうもそうではなく、ヨーロッパカップの方に熱狂しているようだ。

アメリカの野球のメジャーリーグのチャンピオンシリーズを、ワールドシリーズといっているようなもんだろう。

ヨーロッパカップの仕組みは大分面倒くさい。
なにしろ100チーム位が参加する大会だ。

アジアNO1を決めるアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)も今年から方式を変え、32クラブが参加する大会になった。賞金も今までの約3倍150万ドル(1.4億円)にするという。

このトヨタカップは、そうした地域で勝ち抜いた代表を集め、クラブ世界一を決める大会というわけだ。
ちょっと見方を変えれば、各クラブの拠点となっている都市の世界一を決める大会だともいえる。
マンチェスターユナイテッドはイギリスのマンチェスター市を拠点にしているし、ガンバ大阪は大阪市を拠点にしている。

サッカー選手は国の代表になることは大変名誉なことだとは思っているが、あくまで自分の働く場所はクラブチームだと思っている。
クラブの都合によって、国の代表になることを断わる選手すらいる。
ヴィッセル神戸の大久保嘉人は、ドイツの1部リーグのチーム、ヴォルフスブルクへの移籍することが決まった。
そこでのレギュラーポジション獲得はかなり難しいようだが、そうなると、日本代表に選ばれる可能性は殆どなくなる。それでも、生活がかかっているクラブでの選手となることを優先したということだろう。
サッカー選手は、マンチェスターユナイテッドの選手であり、ガンバ大阪の選手であることのほうを、国の代表となるより優先しているということのようだ。

サッカーのもう一つ注目すべき点は、世界中のどのサッカークラブも自国の選手だけのチームはまずないということだ。
マンチェスターユナイテッドのロナルドはスペイン出身だし、MFの李は韓国出身だ。
リガ・デ・キトの選手には、アルゼンチン、チリ出身の選手が何人もいた。

サッカーの選手、監督は世界を股に活動している。
サッカーはボーダレスなビジネスとして、最先端をいっているといえる。

ドイツは外国人枠を撤廃したという。
逆にドイツ人枠を作り、ドイツ国籍の選手が12名いれば、他の選手の国籍は問わないことにしたという。
そうしたこともあってか、今ドイツで活躍する日本人選手は、大久保も加わって5名になった。

ドイツの外国人枠撤廃の背景には新規フアン獲得の思惑もあるという。
スペインリーグのフアンは、国内2,000万人、国外8,000万人と8割が国外である。
ドイツの国内フアンは3,500万人と多いが、国外は1,000万人程度とまだまだ少ない。

つまりサッカーにあっては、選手の国籍を問わなくなっているだけでなく、観客も国籍を問わなくなっているというわけだ。

野球もサッカーも、国という境界線をどんどん溶かしていっているようだ。

戦争をすれば同じチームであった者同志、そしてサッカーを愛する者同志が殺しあうことになる。

そんなことのないようにするためにも、この都市対抗世界一を決めるトヨタカップの発展に期待したい。

そしてこの「トヨタカップを、世界市長会議」が支援するようにしたら面白い。
いかがでしょうか?

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2009年1月14日 (水)

カープ交響曲

昨年の11月25日、広島交響楽団がプロ野球広島カープをテーマとしたカープ交響曲を演奏した。

プロ野球の球団で、交響曲を持っている球団なんて聞いたことがない。
広島カープが初めてだろう。

作曲は応援歌「それ行けカープ」を作った故宮崎尚志氏の次男の道氏(40)だという。
「それ行けカープ」や「勝て 勝て カープ」など、カープの応援歌が、あちこちに組み込まれている。
聞いたことのあるメロディーが出てくれば、そりゃ親しみやすいに決まっている。

「野球は3度の飯より好きだが、オーケストラなんて関係ない」という人は多いだろう。
そんな人も、これを契機に広島交響楽団の演奏会にいってみようという気になれば、それこそしめたもんだ。

広島交響楽団もなかなか粋なことをする。
もっとも財政難から必要に迫られてやったというのが本音だろうが、それにしてもいいことはいい。

これからも、カープ交響曲を、なにか事あるごとに演奏したらいい。

新球場での開幕戦でも演奏したらいい。
球場に詰めかけたフアン、全国でTVを見ている人もびっくりするだろう。

次は、「サンフレッチェ交響曲」を作って欲しい。

サンフレッチェ交響曲、カープ交響曲を広島交響楽団のテーマソングにしたらいい。
演奏会の始めにカープ交響曲を演奏し、終わりにサンフレッチェ交響曲を演奏すればいい。

それだけ聞いて、後は寝ている人もいる?
いいじゃないか、それだって。

「広島交響楽団の演奏会にいった」といえば、ちょっとは知的に見られるかもしれない。

こんな粋なことができるのも、広島カープ、広島サンフレッチェ、広島交響楽団、通称3大プロの連携があってこそだ。
関係者の皆さんに感謝したい。
広島はいいとこだ!

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2009年1月13日 (火)

橋のデザインコンペ

12月18日の中国新聞朝刊に「広島南道路の新たな橋のデザインが公募される」と載っていた。
先日の新聞には「平和大橋の歩道橋のデザインも公募される」と載っていた。
2つの橋が、ほぼ同時に国際的なデザインコンペの対象になる。

平和大橋はイサムノグチのデザインだが、その橋ができた時には、市民から凄い顰蹙をかったという。
上流にある元安橋のデザインをみれば、その違いがよくわかる。
元安橋は、これが橋だというデザインだ。
その橋と比べれば、「なんじゃ この橋は」と感じるのは当然だろう。

しかし平和大橋は顰蹙を買うほどの独創的なデザインであることで、いまや広島のシンボルとなっている。

3

しかし、歩道部分は狭く、自転車とすれ違う時など、ぶつかるのではないかといつも怖い思いをする。
欄干は低く、危険でもある。

にも拘らず、シンボルとなった平和大橋に手を付けるのは簡単ではない。
壊すなんてもってのほかだ。
フラワーフェスティバル等大きなイベントがある時には、やむを得ず欄干の上に鉄棒を渡して高くしている。
まことに格好悪いが仕方がない。

ということで、歩道部分だけの増設ということになったようだ。
そのデザインを世界中から募集するという。
イサムノグチの橋に隣接する歩道橋のデザインをどうするかは難しい問題だ。
だから国際的なコンペにして、世界中からアイデアを募るというのは上手いやり方だ。

どんなデザインになるか、楽しみだ。
小さな橋だが、完成したら大きな関心を呼ぶことは確かだ。

またいろいろ議論のあった南道路の太田川、西市飛行場部分にかかる橋のデザインも、国際コンペにするという。
この場所は、いわばサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジのような立地にある。
こちらの橋は、数百億円も掛かる大きな橋だ。
まさに広島のゲートとなるに相応しい立地と規模だ。

広島の街の景観への影響は大きい。

この2つの異なる性質の橋ができたら、広島のイメージも大きく変わるだろう。

広島市内の橋も老朽化から架け替えを迫られている橋もある。
新たに架け替えられる橋も美しくあって欲しいと思う。
本来、高架の自動車道にだって美しくあるべきだし、地下道だってもっと楽しくあっていいと思う。

今回のデザインコンペが、そうした都市インフラのデザインについても、街の景観として面から捉えなおす契機になることを期待している。

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2009年1月12日 (月)

暴走族の減少と夜の本通り

広島の暴走族は、平成11年の44グループ、428人をピークに、平成19年には12グループ、68人と大幅に減少した。
これも地元商店街、市民、広島市役所、警察の人たちの努力のおかげだ。

5~6年前には、暴走族と県警の衝突もあった。
TVで全国に放映され、広島のイメージを著しく損なった。
広島は、その昔映画「仁義なき戦い」の舞台にもなったこともあり、広島で学会があったときなど、友人たちから「夜、街に出ていっても、大丈夫か」と聞かれたこともあった。

数年前までは確かに、夜8時を過ぎると、お店のシャッターが下り、そのシャッターの前になんか怖そうな若者達が座り込んでいて、脇を通るのも怖かった。
今ではそんな若者を目にすることもなくなった。

そのせいか、シャッターが閉まって以降の人通りも、以前に比べ、大分増えたように感じる。
シャッターの前に出されていた、ゴミ袋も減ったように感じる。
この日は、トランクを台にして、パントマイムを演じている若者もいた。

暴走族が減った効果は、こんなところにも現われているようだ。

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人通りが増えれば、ストリートパーフォマンスだって、もっと増えるだろう。
人通りが増えれば、夜遅くまで開いているお店も増えるはずだ。
そうなれば、広島の夜がもっと楽しくなる。

期待したい。

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2009年1月11日 (日)

ドリミネーション2008

ドリミネーション2008は、大分バージョンアップした。

「癒しの帆船」「折り鶴の塔」等いくつかの新しいテーマの展示も増えた。
ピース城の前ではコンサートも開かれていた。

LEDが使われるようになり、赤、黄、緑、青様々の色が表現可能になり、展示もよりドラマチックになった。
LEDは使用電力が少なく、発生熱量が少ないから、植物への影響も少ないという。
環境問題が言われる昨今、LEDが開発されたことの意味は大きい。

昨年より、はるかに見応えがあるように感じる。

1

そのせいか、今年はさらに人通りも増えたようだ。
会場となっている平和大通りの人通りは、銀座の街より多いようにすら感じた。
24日のクリスマスイブの晩には、場所によっては前に進むのも大変なほど混雑していた。

ドリミネーションは、完全に広島の冬のビッグイベントになった。
素晴らしいことだ。

2009年のドリミネーションはどんな試みがされるのだろうか。

回転木馬が動くようになる?
壁のサンタクロースがライトアップされる?
周辺のビルのライトアップされる?

期待が膨らむ。

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2009年1月10日 (土)

抗癌剤中断・2月半チェック

 昨年末24日、10月10日に投与の途中で抗がん剤を止めた後、初めてのCT検査の結果を聞いた。前回のCT検査は9月25日で3ケ月振りのチェックだった。
 
 嬉しい事に“胃癌術後再発、肺転移によるフォローで、前回との比較結果”は『左肺の小結節影は11ミリ大、前回と変らず。他の小2個の内一つは縮小し不明瞭になった。明らかな肝・骨転移は認めない。胸腹水はない、腫瘍マーカは正常』という所見だった。

 一昨年暮れのCTチェックでは内臓の脂肪が落ちてメタポの心配が遠のいたと喜んだが昨年3月の検診で左肺に影が出て、しばらく置いてPETOやCT再検査でさらに新たな2つ目の影が捉えられ転移の疑いが強まった。7月には3つ目の影が出て「転位」の診断がくだされ、2年前に続く抗がん剤の投与が始まった。2週間の投与と1週間の休みが1クールで3クールの後、10月頭から4クールに入ってすぐ副作用の大きな変化が起きた。
 味も匂いも全くなくなり食事はまるで砂をかむようで食欲が急速に落ち、酔っぱらったように足もともおぼつかない上、思考力と記憶力が激しく低下して、横になる日が増えた。
 
 4クールに入る際、下のCT左の白い影は右で見ると半分に縮小の効果が出ている。しかし、ここでストップして再び拡大し始めると命に関わる重大事態になりかねない。従って、投与の継続を…と医師は勧めた。継続か中断かは自己責任で判断して欲しいとの宣告だ。

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 抗がん剤投与の副作用は87~8%の出現率と言われほとんどの人に大なり小なり現れる。
 私の服用したTS-1カプセル20の副作用は倦怠感、出血、口内炎に息切れなど骨髄抑制や立ちくらみにふらつき皮膚の乾燥や黄ばみ痒み、目まいや判断力低下、食欲減退、吐き気に腹痛、発熱に意識低下などに及ぶ可能性がある…と言われている。
 現実にはここまでの副作用が出れば生きた心地は無いに違いない。私の場合はこれらに比べれば軽い副作用と思うが、時にこのまま逝ってしまうのか…と思うこともあった。
 何より味に匂い判断力の低下となれば“人間らしさの喪失感”は強く生きた心地はない。

 中断後、数日で味も匂いに判断力も徐々に戻り2週間後は投与前位に回復した。
2ヶ月半経った今では東洋医学による治療の成果は手袋を2~3枚はめている感覚だった手先の感触はほぼ戻った。食事がおいしくよく食べ少し太り気味でセーブが必要だ。
 何はともあれ明るい気分で新年を迎えることが出来る。激励いただいた皆様に感謝。
 3月末のCTチェックで現状維持が続く様に留意し治療と健康管理に励みたいと思う。

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2009年1月 9日 (金)

講演「被爆地長崎と憲法9条の危機」

 NBC長崎放送の関口達夫(58)記者の講演を聞いた。彼が長年現場で積み上げてきた資料や経験をベースに被爆地長崎や佐世保港への米国軍艦の頻繁な寄港が憲法9条の改正にもたらしている影響の数々について披露した。再認識し、改めて考えさされた。

 NBC長崎放送はTBSをキー局にしたJNN系列で(MBS、RCCなど28局)関口記者は現場に拘り続けているNBCの看板記者。「天皇の戦争責任はある」との発言に反発して平成2年1月に長崎市役所玄関で発生した本島市長の右翼襲撃現場に居合わせ、いち早く全国に第一報を伝えた。
 また、「公共工事の指名除外」を逆恨みして、平成19年4月の市長選挙の最終日に起きた伊藤市長を暴力団員が襲った事件でもインタビューの約束を待ち受ける目の前で発生。これもいち早くJNNニュースで全国へ伝える数奇な経験をしている。彼が一層、現場主義に拘る所以で、原爆・被爆者・平和問題もすでに20年以上担当し、佐世保支局にも2度の勤務で在日米軍事情にも精通している。講演内容を要約した。

 「長崎港への核保有国の軍艦の入港は認めない」という長崎市と議会の決議で’74年(昭和49年)以降米国の軍艦の入港はなかったが、’86年(昭和61年)本島市長が米軍艦の乗組員にも原爆資料館を見て欲しいと入港を認めたのを契機に米軍艦の寄港が相次ぎ、今も続いている。米国海軍の基地がある港は沖縄以外では佐世保と横須賀だけだが、今では長崎、呉をはじめ全国の多くの港に軍艦を寄港させている。
 その狙いを、ある米艦長は「友好親善と乗組員の休養」と言ってきたが『抵抗を克服する事』と市民に米艦寄港を慣れさせて抵抗を無くす…と発言している。

 当初、米艦船寄港に5万人を超えた抗議の波は、今ではすっかり慣らされて?数える程度に減っている。この間、日米両国は安保体制維持強化をし‘99年(平成11年)には安保条約では果たせない、日本周辺で米国が戦争を起こした時に自衛隊や自治体、民間業者までもが給油や輸送、修理などに支援できる“周辺事態法”の法制化を行った。
 
 2001年(平成13年)に米軍艦等に給油するテロ特措法、’03年にはイラクに給水や医療支援で自衛隊派遣するイラク特措法を成立させ次には自衛隊が掃討作戦や警護、テロリストの船舶立ち入り検査を行い武器使用も緩和して武力行使に踏み込める「海外派兵恒久法」の成立を目指している…と指摘する。

 民主党も国連決議があれば武力行使は認める立場で、法案が国会に提出されれば成立の可能が高い…と見ている。

 また、政府はソマリア沖の海賊行為からタンカーや商船を守るのに海上自衛隊の護衛艦を派遣する為の「海賊対策特別措置法案」を1月召集の通常国会に提出の予定だ。
これで海賊取り締まりを口実に武器使用しても憲法が禁ずる武力行使に当たらないとの解釈を持ち込もうと狙っているとの見方は強い…。

 政府与党は「海賊対策特措法」「海外派兵恒久法」を突破口に“武力行使”をなし崩しにして、実質的の憲法の改正を目指している…のではなかろうか。自民党は’05年に憲法改正草案を作り改正を目指していることからも判る。

 憲法9条が改正され自衛隊の武力行使が可能になれば米国が戦闘行動に入れば共同行動に参加する事になり、日本の港は戦闘で破損した軍艦の修理や弾薬物資食糧の中継基地になって被爆地も戦闘行動の支援に加担する…事になりかねない。

 神戸市は、寄港する外国の軍艦に核兵器を搭載していないこと証明する“非核証明書”の提出を義務図付けている。米国は核兵器搭載の有無を明らかにしない為,’75年以来軍艦の寄港はない。全国の港を管理する自治体が神戸方式で非核闘争に繋がる可能性もある。

 被爆地広島で考えてみるとこれに当てはまることはないだろうか。
呉港や広島港に時折入港する米軍艦の目的も「友好親善」より「抵抗克服」だったと見れば今後考えねばならないことが多いように思われる。国が強引に整備を進める米軍岩国基地が近い広島。
呉の大和ミュージアムが平和に貢献する趣旨の博物館なのだろうか。見た事はないが米国スミソニアンのエノラゲイ号の展示と同じ“武力誇示・戦争回顧”ではないか気掛りだ。

 民間港や民間空港への米軍艦・航空機の利用は全国的な問題だ。
被爆地広島での軍艦寄港の中止を求める対応を県・自治体に働きかけ、中止さる運動を市民団体や革新団体と連携して立ち上がる必要があるのではないか?

 何と言っても重要なのが広島のマスコミの対応だろう。
関口記者が指摘する米軍や政府の施策に敏感に反応した情報を的確に提供しているか?

 米国新大統領オバマのテロ対策はアフガン中心に移行しそうだ。強大な産軍複合体が支配してきた日米安保体制の変革は簡単ではない。それだけに、憲法9条改正の流れに歯止めをかける役割は被爆地広島にも改めて大きく圧し掛かってくる…。新しい年の課題だ。
関口記者の講演から改めて強く感じた。

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2009年1月 8日 (木)

環境ビジョン21

12月14日(土)PM2時から「NPO環境ビジョン21」のシンポジュームが広島YMCAで開かれた。
参加者は100名位、立っている人がいるほどの盛況だった。

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洞爺湖サミットが開かれ、温暖化対策が極めて重要な問題であり、緊急の課題だと指摘されたが、まだまだ一般的にはそんな大変な問題だとは受けとめられてはいない。
かなり情緒的に議論されている傾向もある。
環境問題は極めて多岐に渡り、相互に複雑に絡み合っていて、ちょっとやそっとで解けるような問題ではないことは確かだ。

そうした状況を見るにつけ、より専門家としての立場で、きちんとした科学的情報を発言していかなればいけないという思いから、広島を拠点とする研究者たち18名があつまり、広島大学中根教授をして「NPO環境ビジョン21」を発足させたという。

シンポジュームは発言時間が1人10分と極めて短かったため、説明が十分でなかったことは否めなかったが、それでも環境問題の基本的な流れを知ることができたように思う。

広島国際学院大学の佐々木教授は、「水」を長年研究してきた立場から、広島の水は軟水であり、汚れにくいのに、最近は上流の水も汚れるようになったと指摘する。
その理由は、山の手入れがされなくなったことで、台風や大雨があったとき、木々や表土が川に流れ込んでいるからだいう。
川の水の汚染対策という面からも、山の手入れが必要なのだという。
ちょっと意外な理由だ。
広島大学教授の井関氏は「海水」の専門家として、海水の温度が上がり、対流しなくなると、海藻が減り、プランクトンが減り、魚が減少するという。
瀬戸内海は平均38Mと浅く、水温は上昇しやすいという。
水温が高くなれば、魚の種類が変わるだけだと思っていたがそうではないようだ。
広島大学の佐久川教授は「空気」の専門家として、空気中のオゾンが増えると植物の生育が悪くなるという。
広島のオゾン濃度も増加傾向にあると警告する。
オゾンの濃度と植物の生育に関係があるとは知らなかった。
都市計画家の松波氏は、太陽熱は地球に70%吸収され、30%反射されている、化石燃料の使用、原子力発電はその構造を壊すものだと指摘した。
都市計画的、建築的にも考えなければいけないという。
金井塚氏は、ツキノワグマの里山に現われるようになったのは、奥山の荒廃が原因だという。
そのためにも、きちんと奥山の整備をしなければいけないという。
そんなに奥山が荒れているとは知らなかった。
原氏は自給自足のモデル地区として「環(めぐり)の里」を提案した。
地質学者の越智氏は、地下水位が下がると、表土が乾き、大雨の際地すべりが起こるという。
二葉山のトンネル工事の影響についても警告する。
修道大の三浦教授は個人個人が消費行動を通してCO2を削減する努力が必要だと訴えている。

なるほどと、初めて知ったことが多かった。
こうした事実を、もっと沢山の市民にも知って欲しいと改めて感じた。

最後に石丸教授が「この環境ビジョン21の活動の目的は、広島の環境問題がどうなっているのかについて知ってもらい、今市民が何をしなければいけないかということを考えてもらうことにある。いわば不都合な真実の広島版を作ることだ。」と締めくくった。

環境問題は、一人一人の市民の行動が極めて重要であることを思うと、こうして学者たちが大学から出て、直接市民に向けて発言していくことは極めてのあることだと思う。

まだまだ取り上げるべき環境問題のテーマは沢山ある。
中根教授等の「環境ビジョン21」の今後の活動に期待したい。

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2009年1月 7日 (水)

岩惣と宮島の街

旅館岩惣は、厳島神社の裏の谷にある。
岩惣はその古い歴史と格式の高さで有名だ。
RCの和風の新館と、数百年の歴史をもつ古い小さな木造の建物が、渓谷に面してぽつんぽつんと建っている。
その建物群が岩惣だ。
鬱蒼とした木々とそこを流れる渓谷は大変美しい。
もみじ谷公園、弥山に登るロープウエイの乗り場にも、岩惣の建物の間を通っていける。

意外と気づかれないが、「岩惣の建物には全て塀がない。」
塀がないから、もみじ谷一体がすべて岩惣の敷地であるかのようでもあり、どの建物が岩惣の建物か注意してみないとよく分からない。
しかしこの塀がないということが、岩惣の不思議な価値を創り出している。

今まちづくりの手法として「塀をなくす」ことが、極めて革新的な試みとして提案されている。
しかしそんな革新的なことが、ここ岩惣では数百年前の遥か昔から、当たり前のこととして行われていたのだ。
なんとも凄いことをしていたと、改めて感心する。
岩惣はまちづくりのお手本のような施設だといえる。

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宮島には他にも素晴らしいところはたくさんある。
世界遺産の厳島神社だけではない。
何度も通う内に少しずつわかってきた。

「町屋通り」もいい。
最近は町屋を改装してカフェ、旅館、お土産店もできてきた。
普通の住宅を改装してゲストハウス、外人向け旅館にしようとしている建物もある。
廿日市市も宮島地域における伝統的建築物群の保存対策調査費を出し、支援を始めたようだ。
随分ときれいな通りになったことで、人通りも増えた。
宮島の新しい魅力になってきた。

ロープウエイを登って弥山の頂上からみる瀬戸内海の景色、広島の街の景色も素晴らしい。
尾根に作られた本堂、神社を巡るのもまた楽しい。
昔は全国のあちこちにロープウエイがあったが、今ではほとんど見かけることがなくなった。
道路ができて、ロープウエイの経営がなりたたなくり、廃止されてしまったからだ。
「ロープウエイからみる景色」を楽しむこともできる。
「車に汚染されなかった宮島」の良さだ。

宮島は島であることで、車で観光客が来ることは殆どない。
宮島口発のフェリーにも車が載っているのを見たことも殆どない。
車が街の中を走ることは殆どない。
街に駐車場もいらないし、太い道路もいらない。
宮島は歩く街になっている。

渋滞もないし、交通事故も、騒音も、排気ガスもない。
都市計画道路なんておかしな道もない。
宮島は、「車による汚染を免れた街」だ。

この島に住む人たちは今まで、車がない、道路がないことは不便だと感じていただろうが、今や「車がない街」ということが街の魅力であり、価値を創り出している。

宮島の魅力は世界遺産の厳島神社だけではない。
宮島は①厳島神社に通ずる門前町、②岩惣ともみじ谷周辺の街、③町屋通りの街、④4ロープウエイと弥山の寺社群と瀬戸内海の景観、⑤車がない街等多種多様な街が集積し、宮島の魅力が構成されているのだ。

そんな独特な魅力が宮島にはあることを、もっと世界の人々に知って欲しい。

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2009年1月 6日 (火)

“環境”

今、「環境」は時代のもっとも重要なテーマとなってきた。
ゴア元アメリカ副大統領の環境問題をテーマとした「不都合な真実」という映画も、大きな話題を呼んだ。

映画「不都合な真実」では、地球と人類にとって、環境問題が極めて深刻な問題であり、そして緊急な問題であると指摘している。

「自動車の排気ガスによって、CO2が増え、地球の温暖化が進み、南極の氷河が溶け、いくつもの島々が海面下に水没する危機に瀕している」と警告している。

「自動車、火力発電→CO2の排出→地球温暖化→氷河がとける→島が水没する」というように、それぞれの事柄が密接に関連していることを、この映画では指摘していた。

この映画では、その関連性の方向→を、逆向き←にすることが必要だともいっている。
「自動車から、公共交通機関への乗り換えをしなければいけない。火力発電から、自然エネルギー等による発電方式に転換しなければいけない」というのだ。

「環境」という言葉は、「価値観」を含んでいるだけでなく、事の「関連性」「方向性」を示すことで、「今何をしなければいけないか」という政策的なことも含んでいる。
なんとも凄い言葉だ。

あまり触れる人は少ないが、実はこうしたことについては、既にアメリカのデニス・メドウズが、1972年に「成長の限界」という本の中で、人口、資源、工業生産、環境の関連性を解いて示していた。

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この本が発表された翌年の1973年に、石油価格が急騰し、銀座の灯は消え、トイレットペーパーがスーパーから消えた、といういわゆる「オイルショック」が起こった。
そのオイルショックが起こるだろうことを、すでに予測していたとして、この本は大変話題になった。

同時にこの本のなかで、このままいけば地球、人類は「環境汚染」で滅びるだろうことも指摘していたことにも注目すべきだろう。

デニス・メドウズの一連の研究は、MITのJ・W・フォレスターの開発したシステムダイナミックスという手法を使って解かれている。
システムダイナミックスという手法は、フィードバック理論を応用したコンピューターシミュレーション技術であり、極めて多岐にわたる複雑な問題を、人口、資源、工業生産、環境という4つの要素に収斂させ、なおかつその関係を定量的に示すことを可能にした。

このシステムダイナミックスの手法は、日本ではもっぱら成長を予測するモデルとして使われてきたが、この手法の価値は、デニス・メドウズの「成長の限界」で示していたように、「環境」がいかに人類の問題に深く関わっているのか、人類の破滅を避けるにはどうしたらいいのかについて考えるための手法としてあると捉えるべきなのだろう。

「地球温暖化は太陽の活動によるのであって、CO2の増加によるのでない。数年後には地球は冷たくなる」という研究者もいる。
しかし資源の大量消費、環境の汚染等は、人類にとって好ましいことでないことは確かだ。

また「CO2削減のためには、原子力発電が必要だ」という人もいる。
現に東芝、日立、三菱の日本の原子力発電メーカーは大きく受注を増やしている。
「原子力発電は、地球環境的には最悪だ」という人もいる。

環境問題の展開は極めて綺麗だ。
そうした説明がされると、人間は簡単に信じてしまう傾向がある。
それだけに、「本当?」と疑ってかかることも必要のようだ。
注意したい。

いずれにしても、これからの世の中のあり方を考え、政策を決めていく上で「環境」という視点からみていくことは、極めて重要であり、かつ有効であるだろうことを改めて感じる。

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2009年1月 5日 (月)

映画「おいしいコーヒーの真実」

 シネマクラブ・ひろしまの2月定例上映会の「おいしいコーヒーの真実」の試写をした。私はコーヒー党ではないが「コーヒーが貴方の口に入るまでの真相」を世界的な視点で
 追求したドキュメンタリー映画。いま、世界的規模で評判の映画だ。
 上映会:2月25日(水)14時~、26日(木)18時30分~横側の西区民文化センター

 カフェで注文した1杯のコーヒーの値段のうち、コーヒーを栽培する農家の手に渡る額が幾らになるか知っていますか。考えた事もないと言う人が大部分だろう。

 映画はコーヒーの原産国エチオピアで貧困に苦しむ農家を救おうとコーヒーの公正な取引を(フェアトレード)求めて奔走する男の活動を追う。
 コーヒーは世界で最も普及した飲み物で、世界中で1日に消費される量は20億杯になる。石油に次ぐ巨大な国際貿易商品で年間800億ドル以上の利益をもたらす。その反面、コーヒー生産者は食糧危機に見舞われ、貧困にあえぎ農園を手放す者が後を絶たない。
 何故だろうか?農家の販売価格が極端に抑えられている。

 1杯が330円のコーヒーの内、栽培農家の取り分は1~3%の3~9円。価格はNYとロンドンの先物市場で決まる。世界のコーヒー市場はネスレやP&Gなど4つの多国籍企業が独占し、先物市場を支配し、流通、焙煎、小売業者の取り分で97~9%を占めている。

 1989年まで「安定した価格を設定して国際価格が下がらないように、生産国に対して輸出量の制限を課す制度」があったが、界貿易機構(WTO)はこれを受け入れず,NY商品取引所が決めるコーヒーの先物相場によってコーヒー価格は決定され、投機の対象になった。
 従って利益を得る為に原料豆の価格が抑えられ、生産者の取り分が減り、栽培農家は生活できず農園を手放し、貧困と飢餓に苦しんで、年間700万人が食糧援助を受けている。

 だからNY先物価格が下落してもここで取り上げている「フェアトレード」は生産者に一定の輸出価格を保証する『公平かつ公正な取引』で自立し、援助からの脱出を目指す。

 先進国でコーヒーを楽しむ人とエチオピアでやせ細り生きる力を失ったコーヒー農家の子どもたち。相容れない二つの世界が示す現実を打破するものは「コーヒーの真実」を知った消費者たちが『フェアトレード』にどう協力するか、出来るかに掛っている。
 1杯のコーヒーの裏に隠された真実を見た。鑑賞推薦の良いドキュメンタリーだ。

 問い合わせ:シネマクラブ・ひろしま<082-293-1274:担当=勝田:広島映画センター内>会員募集中

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2009年1月 4日 (日)

若手県議の“チラシ県政報告”

 メールBOXに入る沢山の投げ込みの中に中区選出の広島県議会・佐藤一直議員の県政報告のチラシがあった。A4紙の三つ折りで、見開きは“緊急・藤田知事後援会選挙対策費疑惑問題”の見出しが踊っている。はじめてお目にかかる報告書だ。

 佐藤県議は1期目、昭和49年生まれの34歳。確か県警幹部で自民党県議を5期にわたって務められた佐藤進氏(故人)のお孫さんで自民党国会議員の秘書かの転出だと思う。

 HPを覗いて見ると、既存政党会派に入らないことを公約に掲げ、当選後は佐伯区選出の蔵本健議員と2人で「国政の政党に左右されていては地元のための政治が出来ない」と無所属会派『つばさ』で“二人が両翼となり県民の声を議会に運びたい”と踏ん張っている。

 一面識もないが、彼らがこれまで二つに分かれて議長争奪や知事支援を巡って綱引きしている自民党系や民主党・連合系と常に一線を画して来た活動は報道を通じて知っている。6月の「知事、不信任案の提出」や「費用弁済」の見直し、受取拒否の申し入れ…など、県民の目線に立った独自の議案の提案や議会運営上の問題で改革を目指していて…頼もしい。
 
 特に、知事後援会が引き起こした初出馬から3回の知事選で県議に配った数億円と言う工作費の疑惑を巡って、12月県議会は全く目途がつかないまま幕引きをした。

 これに対して佐藤議員は①知事と議会の一部が引き起こした問題の幕引きに利用された。そもそも捜査権限のない第三者が行う調査に300万円以上の税金が使われた②議長が認めた一人の弁護士と随意契約が結ばれ、調査依頼の「公平性・客観性」が確保されていない③議会全体の信頼回復を目的に、全会一致の決議で求めた訴訟記録の開示であるにも拘らず、議員に中身は開示されず、議長しか知らない…と議会の〔総括〕に強い異議を発している。保守系ながら、彼らの「県民目線」は率直なうえ、骨があって力強い存在だ。

 過去3期分の1,5億円は既に受け取っている知事の退職金問題に触れ4期目分は辞退しては?と質問をぶっつけた。所が、知事は「自らの給与カットをしているのでこれ以上の事をするつもりはない」とそっけなく答えた事も報告している。
 こんなご時世、改革先進県の知事の中には退職金カットを決めた所もある丈に「総括」で総て無罪放免と言う様な知事や議長の姿勢や対応は残念と言うより情けない…。

 小さなチラシに込めた報告は「県政改革」への取り組み姿勢が読み取れて好感が持てる。
若さに正義をみなぎらせて取り組む議員の活躍を期待し、拍手を送りたい。

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2009年1月 3日 (土)

広島西大橋

広島は川の街でもあるが、橋の街でもある。
広島にはたくさんの橋がある。
もっとも有名な橋は平和大橋だが、広島高速4号線のトンネルに入る手前、太田川に架かっている「広島西大橋」はなかなか美しい橋だ。
あまりふれられることもないが、すっきりとした美しい橋だ。

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自動車専用道として作られた橋ということで、殆どの人は、その橋の美しさに気づくこともなくスーッと通り過ぎてしまう。
しかしこの橋は、広島の街の景観上、大変大きな価値があるというだけではなく、美しい橋を作ろうという思いの込められて作られたということでも大きな意味のある橋だ。

太田川の環境護岸のデザインをした中村良夫氏が計画当初のデザイン検討委員会の座長を務めたというが、そうしたことにもその思いが伝わってくる。
中村氏は「この橋の最大の特徴は,ビームシステムによる多径間連続鋼床版斜張橋という橋梁形式にある。エクストラドーズド橋を除く全国の斜張橋の多くが2~3径間なのに対して,この橋は7径間連続斜張橋という形式をとる。7経間のリズミカルな斜張橋が背景の山並みと調和し、広い河川空間のアクセントとなっていることが特徴だ」といっている。

しかしよく見ると、それだけではない。
細かいところにも様々デザイン的工夫、配慮がされている。
両脇の壁もちょっと山陽道などと違った配慮がされている。
橋脚も普通はドデーンと大きなコンクリートの塊が、頑丈な橋だよと言っているかのようにあるが、ここでは「折り鶴が川の中から飛び立つような形で橋脚がデザインされている。」
広島にとっては、川を走る船から見上げた橋の裏が、街の景観さ決める重要な要素になる。
この橋はそうした橋の裏側のデザインもきちんとしている。

広島西大橋は広島の誇る財産の一つだ。

これから作る橋についても、こうした配慮が欲しい。

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2009年1月 2日 (金)

新しい年の「ヒロシマ」

 米国でどれだけ「ヒロシマ」が歪められて伝えられているか、どれだけ理解が進んできたか…を知る公開講座が開かれた。
 
 米国人の原爆への理解について新聞報道やエノラゲイの展示などから解読・研究をしている広島市立大学の井上泰治教授と全米で巡回中の「原爆展」で市民交流を進めている広島平和文化センターのリーパー理事長が、米国人の“ヒロシマ・原爆投下”について興味深いリポートと対談をした。米国市民の『反核の意識』の芽生えが見えてきた?

 新聞記者出身の井上教授は米国のNYタイムスなど7紙の被爆60周年(2005)8・6のヒロシマ報道紙面から「ヒロシマ」の理解度を探り、スミソニアン博物館の広島に原爆投下したB29エノラゲイ号の展示から米国の「原爆投下正当論」が今も“歪められたまま”引き継がれ…基本的には変わっていないと指摘する。

 スミソニアンは博物館本来の役割を放棄して第二次世界大戦における米国のシンボルとしてエノラゲイ・米国の力を誇示し「米国の原爆観」を表現している。背景には原爆は戦争終結を早め米国兵ばかりか日本人市民の命も救った“救世主”との国家的誘導があって、今も世論の大勢に大きな変化はない…。
 60周年の8・6新聞報道では正当論や救世主報道が大手紙NYタイムスに掲載され「過去の事をいつまで言っていても仕方ない、忘れよう」の一方でサンフランシスコやホノルルの紙面では悲惨な状況や原爆投下は人道に対する犯罪…など投書記事などが特筆される部分も一部にある。

 しかし、何と言ってもNYタイムス(ローレンス記者)が軍との密約で原爆開発から投下まで独占記事で“人類の素晴らしい発明”と世論誘導の報道以来、米国の新聞TV・Rの経営権は今も軍需産業が握り、大枠で反原爆平和などの記事掲載や誘導を許さない状況にある…と解析する。

 リーパー理事長も一般的には「原爆は戦争終結を早め、悪の日本を追放出来た」と思っている人は多く、軍事産業関連の経営が多い米国のマスコミは軍に対する批判は難しいのが現実と言う側面はあるとみる。
 しかし、自分がまわった52都市での被爆者証言を聞いた米国市民多くの顔が「和み、明るくなって」原爆展や世界市長会議を支持するパートナーが増えて来たと報告する。

 被爆者は米国の原爆投下に対する怒りを出さず、自分の苦しみを訴えて『核兵器のないいい世界をつくろう』というメッセージで、米国人を責めたり叱るのでなく世界の未来に対する恐れと警告『ヒロシマの訴え=核兵器の廃絶』を理解し、「原爆展」への協力を申し出る人は増えてきた。
 
 オハイオ州のアライアンス市では「リメンバーパールハーバー」を持ちだして原爆投下の正当性を主張していた退役軍人で街の有力者の一人は被爆証言を聞き原爆展を見てヒロシマの理解者と協力者に変わった。市長を「平和市長会議」に加入させオハイオ・ペンシルバニア両州内の市長80人の加入運動を進めている。

 在米中の広島出身の日本人や広島で学んだ米国人の協力がこれら“原爆展の成果”を促進する力になって今後の原爆展に弾みをつけていて、来年度も原爆展の延長希望があり実現の方向で準備が進んでいる。

 1年前「原爆展」が始まったばかりのイリノイ州のデュポール大学で開催中の「原爆展」にオバマ次期大統領が偶然会場に足を運んだ。彼がどのように見て理解したかは判らないが爾来、従来の“イランへの核使用容認”発言が消えて“米国が核兵器廃絶にリードすべき”に変り“核廃絶”が米国世論に変革の兆しを見せつつある…事も報告された。
 原爆展がオバマ氏に米国大統領予備選を通じて米国の新しい核政策に何らかのショックを与え変革の兆しを生んだとすれば、リクエストに応えて原爆展を新年度にさらに延長する計画は当然の帰結だろう。

 オバマ新大統領が就任後、地球環境と核兵器廃絶に向けた施策をどのように取り上げるかが当面新年の世界的な興味として注目され、秋葉市長をはじめ被爆者と広島市民が引き続き広島への招聘の声を大きくする事も大切になるだろう。

 新しい年には「平和市長会議」が長崎で開かれ、2020年までの核兵器廃絶への道筋を示す「ヒロシマ.ナガサキ議定書」の賛同普及と国連総会での決議を目指した活動の展開を大きなうねりにしていく広島の役割がある。

 米国の核政策に「変革」を生むチャンスがある年のヒロシマの役割は大きく、可能性も期待できる年と言えそうだ。

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2009年1月 1日 (木)

オリンピック 広島・長崎大会

「2016年のオリンピックを東京に」ということが進められている。
しかし「何故に、東京で、オリンピックを再度開催するのか」という理由が今一つはっきりしない。

「2020年、広島でオリンピックを開催したい」と広島市のHPに書かれている。
オリンピック本来の理念は、
① 世界の人々が交流することで、平和な世界をつくる。
② 北京大会、東京大会と呼ばれているように、オリンピックは国家行事ではなく都市が開催する。
ということであった。
そのことからすれば、広島でオリンピックを開催することの意味は大きい。

私の友人は、「広島市だけで開催するのではなく、広島市と長崎市の共同開催とし、途中の福岡、北九州市も一緒に参加するようにしたらいい」という。
成程、面白いアイデアだ。

1

広島市はアジア大会を開催した経験もある。
それにしてもあれほど巨大化してしまったオリンピックを、広島市だけで負担して開催するのはどうみても無理がある。
何も広島市だけでやらなくともいい。
分担すれば、広島市の負担も減るが、それ以上に各都市への波及効果も大きい。
これなら広島でも、オリンピックを開催できそうだ。

2020年頃までには、新幹線の長崎ルートも完成しているはずだ
広島・長崎間は約300KMだから、新幹線を使えば、2時間もかからずに行き来できることになる。
並行して自動車道も走っている。
山陽本線、鹿児島本線、長崎本線の在来線もある。
何かあっても、バックアップ機能は充分にある。
沿線人口だって1千万人は楽に越える。
中国、韓国にも近い。
アジアからのお客も期待できる。

2020年のオリンピックは「広島・長崎新幹線オリンピック」と称すればいい。

北京オリンピックは、中国の国家の威信をかけた1大イベントだった。
威信をかけたというより、中国の国威発揚と世界への宣伝のための大イベントであったといったほうがいい。
オリンピックの規模もやたらでかくなりすぎた。
TV等のメディアをスポンサーにすることで予算も参加人員も大幅に増えた。
その影響も巨大になった。
全ての面で大きくなりすぎた。

オリンピックはその本来の意味を忘れかけている。
広島・長崎で開催することは、オリンピック本来のあり方を考え直すいい機会にもなる。

「2020 オリンピック広島・長崎大会」を誘致しよう。

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