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2008年12月 2日 (火)

CNGバス

圧縮天然ガス(Compressed Natural Gas) を使用した車をCNG車という。
そのCNG車は環境にいいといわれる。
タクシー等に使われているLPG車とはちょっと違うようだ。

CNG車について、ウィキペディアには
「窒素酸化物…60~70%低減
二酸化炭素…20~30%低減
硫黄酸化物…100%低減
黒煙…100%低減
(参考)バス車両の室内騒音量…5~6%低減
(参考)バス車両の価格…1台2,407万円(ディーゼル車は1,415万円)
(参考)バス車両の燃費…1kmあたり41円(ディーゼル車は1kmあたり17円) 」
と載っている。

タクシー等でよく使われる「LPGは液化石油ガスの略で完全な石油生成物と誤解されやすいが、実際には石油随伴・天然ガス随伴・石油精製・天然ガス生成など石油以外のソースも持つガス体燃料である。2気圧から8気圧という低圧で液化し、体積が250分の1となり携帯性に優れる。 圧縮天然ガス車(NGV・CNG車)の200気圧と比較して積載性に有利である。オクタン価は、ブタンで約90RON、プロパンで130RONとなり実際に流通しているブタン 8:プロパン 2 の比率では約105RONとなり、ハイオクガソリン(プレミアムガソリン)並みのオクタン価である。」という。

LPG車は液化したガスを使っているが、CNG車は圧縮した天然ガスを使っているというわけだ。
CNGバスは、エンジンもガソリンエンジンを使用しているという。

すでに、広電バスでは、CNGバスを2006年に3台購入し、江波、広島駅間に走らせている。
屋根の頭が大きく膨らんでいるバスがCNGバスだ。
私は、あの膨らんでいるのは冷暖房機器を載せているからだと思っていたが、そうではないようだ。
そこにCNGが積まれているようだ。

「圧縮天然ガス(CNG)バスは、車体下部の前後アクスル間に燃料タンクを搭載していたため超低床化が困難であったが、1999年からCNG自動車の燃料タンクに関する保安基準が改正され、ノンステップバスの屋根上に燃料タンクを搭載する事が可能になり、超低床化が進み、各社ともCNGノンステップバスの導入もかなり進んできている」とも書かれている。

1_2

バスは必ず車庫に戻ってくるから、その車庫にCNG供給施設を整備すればいいということになる。
それ故、乗用車のためのガソリンスタンドのように、社会インフラとして全国的スケールで整備する必要もないから、バス等に導入するには都合がいい。
広電バスのCNGの供給施設は広島ガスが作ったという。
今のところCNG供給施設は全国で100カ所位あるようだ。

石油の採可年数は33年、枯渇年数は79年といわれているが、天然ガスは事実上無尽蔵だという。

天然ガスは液化が極めて難しく、それまで捨てられていたが、「日本が液化する技術を開発し、船で輸送できるようにした」という。

価格が高く、燃料費も高いCNGバスの導入については、環境的、資源確保という視点から、国としてもかなりの補助金をだし、支援をしている。

エネルギーの多様化という観点からみれば、CNG車がもっと普及してもいいように思うが、あまり普及しない。
LPG車も、日本では、なぜかタクシーにだけしか使われていない。
どうしてだろう。
知っている人がいたら教えて欲しい。

マツダのロータリーエンジンは、CNGに対しても、なんら問題なく対応できるだろうと思う。

電気自動車にはまだまだ沢山の未解決の問題があるという。
闇雲に電気自動車に進むのでなく、その前に、まだまだやるべきことがあるように思う。

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