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2008年11月10日 (月)

私の北海道感想記(2)

 北海道開拓記念館に行ってとても感動しました。
 一番ビックリしたのは奥のほうにあるとても粗末な小屋でした。
 隙間だらけであれではとても寒かったのではないでしょうか?
 明治の時代には今よりももっと寒かったはずです。

 そんななかで寒さと開拓の厳しさに耐えながら過ごした人たちのことにとても興味を引かれました。それから図書館に通いながら北海道の開拓の歴史を調べ始めました。
 北海道の開拓の歴史は本当に厳しい想像を超えるものでした。
 開拓にあたってまず原生林の開墾作業、いまならブルトウザーなどの機械があり簡単ですが、当時は人力しかありません。まだ馬のないところからはじめています。
 開拓しても冷害、害虫、水害などで絶望の連続のようでした。ほとんど粟、ひえなどで暮らしていたようです。またあまりにも過酷な労働のため病気でなくなる人や、希望をなくして開拓をあきらめて内地に帰る人もかなり多かったようです。
 内地から来る人も北海道の入植地が何処かによってかなり違いが出ています。
 伊達など割合暖かいところに比べて士別や釧路、十勝などでは条件にかなり差が出ています。最初に入植した土地で挫折し、そのあと北海道の別の土地に移動した人も沢山いたようです。

 それにしてもたった100年くらいの間に北海道の原生林を切り開いた日本人のすごさには感動します。多分世界の中でこんなすばらしい農地を作り出した民族はいないのではないでしょうか? アメリカやオーストラリアなども開拓の歴史ですがもっと時間をかけています。日本いや世界の農地はすべて1000年以上の年数をかけて作られています。寒さや病気などの過酷な条件の中でそれをやり遂げた北海道人に本当に感動しました。世界遺産に登録したいくらいです。
 空知に広がる延々と続く田園、十勝、士幌の360度に広がる畑、美瑛、富良野のすばらしい曲線の牧場。これをみんな作ったのですから本当に感動します。
 でもこれが今の若い人たちにはあまり伝わっていません。

 北海道の開拓にはもう1つ別な部分があります。それは日本政府からの援助で進んだ部分です。古くは屯田兵、道路、鉄道建設のための沢山の監獄を作りそこでの囚人たちの過酷な労働力の活用。朝鮮、中国からの強制連行労働力。
 またお金もかなり北海道開発に政府は援助しています。北海道開発局、わざわざ拓殖銀行まで作り膨大な資金を援助しました。北海道を車で走ればすばらしき道路にビックリします。こんな道路は日本でここだけです(援助の多さの証明)。この道路の維持のためにかかる費用(車を走らせれば工事だらけ)たるやビックリです。

 また自衛隊がかなり全国比で多いのではないでしょうか?
 日本人の世界にも誇れるようなすばらしき力と国からの援助が結びついて今の北海道があるように思います。
 一方で北海道はとても不運な場所のような気もします。日本人の食糧のため農地を作れと奨励されてすばらしき農業ができたときにはもう農産物はあまる時代です。日本の農業の生産量がナンバー1になったときには第1次産業は斜陽の時代になり、また石炭も沢山取れて北海道に活況の時代が来たと思ったらそれも短く、すぐに石油にとって変わられて斜陽になり、やってきたことがすべて時代と逆行していて踏んだりけったりの感じです。なんだか悲しくなります。そして開拓した個人の農家も高齢化とともに廃業に追いこまれ廃墟になった家が北海道のいたるところにあります。それを吸収してドンドン大きくなった大規模農園もアメリカからの支配の農業が進んで、機械化と飼料代で高騰による借金で苦しんでいます。(続く)

<吉本 尊則>

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