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2008年10月 4日 (土)

医工学の連携

最先端の医療機器の開発、高度な医療技術を生み出すために、広島大学医歯薬研究科と広島市立大学情報科学研究科が連携すると、2008年8月29日発表した。
当面CTスキャンで得た画像の解析や、医療用データベースの活用についての共同研究を進め、いずれは共同の大学院の設置も検討するという。

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最近では、ちょっとした手術をするのにも心臓の脈拍チェックの画像をみながら手術をする。
様々医療機器に囲まれて医療が成り立っていることがわかる。
癌の検査も、最近はPETというコンピューターの塊のような巨大な機器が使われるようになった。
PET導入には建物建設費を含めれば、すぐ数10億円になるようだ。
そうした医療機器を開発と、医療技術の発展とが一体となっているのが近年の医療技術といえる。
医学の発展は、理工学との連携が欠かせない状況になっていることが覗える。

すでにそうした試みは早稲田大学と隣接する東京女子医大の間でも進められている。

早稲田大学は医学部をもっていない。
慶応と並び称される総合大学としての早稲田大学としては、医学部を持つことは長年の懸案事項であった。
いままで何度か医学部創設の話はあったが、実現に至らなかった。
色々理由はあるだろうが、新たに医学部を作るには莫大な費用がかかるだけでなく、作って以降も医学部を維持していく費用も大変だというのが最大の理由だろう。
しかし近年になって状況が変わってきた。
生命工学という新しい分野が生まれてきただけでなく、医療機器が極めて高度化してきたことで、理工学部と医学部の関係が急激に近づいてきた。
早稲田大学理工学部にあっても、かなり以前から医療機器の開発には関わってきた。

となれば、隣接する東京女子医大と早稲田大学理工学部が連携して医療の技術開発を進めようというのはごく自然の成り行きだろう。
そうした背景もあって
「早稲田大学と東京女子医大は、連携して先端生命医科学センター、延べ床面積約6,000坪建物を政策大学院大学の跡地に建設する。
東京女子医大からは130人、早稲田大学からは300人が移転し、ロボットや人工臓器などの開発に携わってきた早大の理工学研究部門と、東京女子医大の先端医学研究部門を融合させて、ロボット手術や人工臓器を使った再生医療の実現などを目指すということになった。
そして2009年度にも両大の連携大学院の設置をする。」
という発表になった。

「医学がわかるエンジニア」、「工学がわかる医師」の養成は急速に進んでいる。
現代の医療はハイテク化した装置の開発をするだけでなく、それを取り扱う技術者の養成も急務だ。
医療機器を扱う医療工学士という国家資格もできている。
それを養成する専門学校もある。

医療は極めて総合的であり、多様な知識、技術、人材を必要とする。
今回の広島大学医学部と広島市立大学情報学部の連携の発表は、広島市内の大学、専門学校、そして企業を含めた医工連携のネットワークが、今後さらに促進される契機になることと思う。

それが広島の医療の技術水準を高め、地域の発展を促すことになることと思う。

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