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2008年10月26日 (日)

被爆建物・旧理学部校舎

広大跡地に建つ旧理学部校舎は被爆建物だ。
平成7年に建てられ、広島大学が移転するまでは、理学部校舎として使われていた。
広島高等師範学校の歴史を受け継ぐ「知の象徴」でもある。
建築的にも貴重な歴史的建造物である。
鉄筋コンクリート3階建て、9,000M2とかなり大きい。
しかし老朽化が著しく、危険だということで、いまでは柵で囲われ、使用は禁止されている。
その「知の象徴」ともいうべき建物が、今朽ち果て、消えようとしている。
広大跡地計画の事業予定者として当選したアーバンコーポレーションが倒産したことで、跡地計画は白紙に戻る恐れが出てきた。

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アーバンコーポレーショングループが示した「ナレッジ・フォレスト=知の拠点構想」では、改修して、専門学校の校舎として使用することが提案されていたようだ。
しかし杭は松杭、コンクリートの鉄筋は腐食していて補修程度では耐震化基準を満たすのは難しい、冷暖房の設備を取り付けるにはかなりの工事をしなければいけない等様々の問題が次々と明らかになって、有効利用することについては、大変苦労していたようだ。
さらに理学部校舎と使われていたころの有害物質もかなりあるとのこともわかり、その処理をどうするかについても苦慮していたようだ。

だからといって、その建物としての価値を考慮すると、そう軽々しく解体してしまうというわけにはいかない。

ここでその、その利用の仕方について、改めて考えてみたい。
「愚かな知によって、広島の知の拠点が被爆した。新たな知をこの広島から起こそう」ということをテーマに、広島大学、広島市立大学の平和研究所、或るいは比治山にある放射線影響研究所等の機関を、この被爆建物の中に移設するとしたらどうだろうか。
インタナショナルスクールの進出の話もあったと聞く。
広島に世界の人々が交流する拠点を作るということをテーマにして、そのインタナショナルスクールを誘致するということも考えられる。

そうした利用の仕方をするには、現状のままでは、無理のようだ。
利用するということであれば、改修はせざるを得ないだろうが、少なくとも「知の復興の象徴」として建物の一部、たとえば外壁の一部を残す程度の事はしてほしい。
この旧理学部校舎が被爆建物であるということの事実は、何らかの形で残すべきだ。

或いはまた、被爆して消されようとした「知の象徴」として、原爆ドームと同様、現在のような完全保存を考えられる。
その場合には、旧理学部校舎周辺を都市公園指定することが必要だろう。

いずれにしろ、この「被爆した知の象徴」としての旧理学部校舎の一部を残すにしろ、全部を残すにしろ、その費用は莫大な額になる。
一企業、広島市の負担できるレベルを越えている。

旧理学部校舎をどうするかについては、コンペの対象から外し、この際別途改めてもう一度考えてみる必要がありそうだ。

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