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2008年10月16日 (木)

路地の街・元宇品

広島プリンスホテルに向かう通りの西側に、古い住宅街が残っている。
築100年を越す古い住宅もあるようだ。
被爆地広島では古い木造の建物が残っている地域は少ない。
貴重な街だ。

この元宇品地区は江戸時代末期から昭和の中ごろまで、造船会社の街として栄えた。
その造船会社の関係者の住む家として建てられたのがこれらの住宅のようだ。
何軒かの住宅は船大工が作ったといわれている。
よく見ると随分と立派な材木が使われ、手の込んだ造作もされている。
屋根の勾配は古い和風建築特有の緩いむくみがある。
こんなことはかなり高度な技術がないとできない。

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草津の古い住宅街もそうだが、この元宇品地区も世代が代わり、こうした古い住宅を持て余しているのが現状のようだ。
広島プリンスホテルができるまでは、埋立地の中央を走る2車線の通りはなかった。
住宅街の狭い路を、バスが軒先にぶつかりそうになって走っていた。
環境が変わったことで、新しい大きな建物がどんどんできている。
古い住宅もマンションに建て替えられている。
この状態がそのまんま進めば、いずれはこの古い住宅は消えてしまう。
なんとかこの古い住宅街を残したい。

近頃古建築を改装してレストランにするというのも流行っている。
元宇品地区の古い住宅を改装して、瀬戸内海の新鮮な魚を食べさせるレストランとか、カフェとかにする手もありそうだ。
この元宇品地区は近年急速に結婚式場がいくつもでき、オシャレな街として変わりつつある。
倉庫がシャレたレストランに改装されたりしている。
この元宇品地区の古い住宅にはそれぞれの家の歴史がある。
そんな歴史を展示する品物がレストランの一部に展示されていたら、それはそれでなかなか味わいのあるものだろう。
1軒が改装されれば、次々と変わっていくことも期待できる。
そうなれば、ソレイユとかの大型SCとは一味違った、歴史のあるシャレた「路地の街・元宇品」ができる。

東京でも向島の古い路地の街が若い創作家を引きつけ創作場兼店舗を作ったり、ギャラリーを作ったりしているという。
街の中に息づく生活感が人々を引きつけているのだという。
以前、東京六本木の昔ながらの古い住宅の2階の畳の部屋で、年取った老夫婦が1日たったの1組、天ぷらのサービスをするというお店に行ったことがある。
それは感激した
そんなお店がこの元宇品の一角にあっても面白い。

裏山は原生林だ。
ものすごい大きな巨木もある。
白い砂浜もある。
目の前には船が行き来している。

この元宇品の住宅街がそんなオシャレな街に変貌したら、広島の名所になる。
元宇品のポテンシャルは高い。

ソレイユ、JTゆめタウンのお店も、こうした地区に進出するビジネスモデルを早く作った方がいい??

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