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2008年10月24日 (金)

自己責任で抗がん剤との決別

 8月10日のこの欄で「ガンへの再挑戦」を書いた。
10月のCTチェックと診断が気懸りだったが“抗がん剤・継続”となった。
 医師の診断は肺にある3つの癌の内2㌢大だった一つが半分の大きさに成り他の2つも縮小傾向にある。抗がん剤の効果が表れているので継続投与が必要だ。
 万一、ここで薬物療法を止めて癌が再び拡大し始めると命に関わる重大事態に成りかねない。 従って、投与の継続を…と勧める。薬物投与はいつまで続くのか?と聞くと、生涯切り離せないと言う。自己責任で判断してほしいとの宣告だ。

 さんざん迷った結果、7月末から3クール続けてきたのをここで中止するにはそれなりの決断が必要だ。2年半前の投与は幸い冬場で爪の変形や皮膚の乾燥や充血それに手足の痺れも比較的軽く、味覚も短期間の変化でなんとか維持できた。
 
 今回、特に背中を押されたのはもう一つの医師の診断を聞いた為だった。
肺への転移は早い確認だったので第一期…と他の医師の説明で納得していたが、4期だった胃からの転移だから肺も4期と見る…と言う見解だ。肺が一期である場合は転移でなく原発性つまり肺に新たに発生した場合に限るとの診断だ。
 今回の治療開始に当たって十分に説明されていなかった部分で、いささか不満が残る。

 しかし、再開して見て判ったのは前回には無かった4クールと言う新しい領域の治療の副作用だった。4クールに入って数日の内に味覚がほとんどゼロ状態に成り従って食欲も著しく減退した。加えて手足の神経が著しく痺れ物を掴む感覚や触感が大きく後退した。
 不思議なのはこれまでに無かったお酒による酩酊状態のように頭がボンヤリふらふらする状態が生まれ、午前中はほとんど横になった病人状態になった。
 主治医のN先生は週一回の血液検査でヘモグロビンが多少低い以外は今のところ変化が見られないと一度も聴診器すらあてない。データとCTやPETOの結果による判断だけだ。

 長年東洋医学を研究し治療では実績が大きいドクターS先生の経絡診断検査では悪性の癌では無い肺房や間質にある炎症と分泌液の固形化?でむしろ抗がん剤で生じた可能性すらある…との診断だ。
今の状態が続けば生きた心地は日に日に薄らぎゆく予感が強まっている。俳優の緒方拳さんが誰にも言わず癌と戦って逝ってしまったが、見事な生き方をされた様に思う。
 まだ、2回ストップしただけで今日は味が少し戻ってきた。手足の痺れも軽い。
 一時の感傷では無く妻とも相談の上坑癌済と決別して、東洋医学一本の治療に専念する覚悟を決めた。エンディングノートの1ページとして記録に留めたく、記した。

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コメント

グランパさま
遅ればせながら、コメントをさせて下さい。本当にお疲れさまでした。もし、私が同じ立場であったとしても、おそらく同じ結論を出したと思います。抗がん剤の副作用がそんなにしんどいのであれば、やめて当然ですね。どうぞ、ゆっくり休んでくださいませ。そして、味覚と食欲がもどって来たなら、何かおいしいものを食べる会をしましょう。食べて飲んで、おしゃべりして。楽しくしたいですね。そのほうがよほど元気が出るのでは、と思います。時を見計らって、ご連絡させていただきますね。こうのみよこ

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