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2008年9月 6日 (土)

「栗原貞子文庫」が示唆するもの?

 この夏、被爆者で反核平和を訴え続けた原爆詩人・栗原貞子さんの肉筆原稿や大量の文学資料が広島女学院大学に寄贈され「栗原貞子記念平和文庫」が開設された。
 友人が資料の整理に取り組んでいる文庫に陣中見舞いに出かけてみた。

 栗原貞子さんは被爆直後の地下室で新しい生命が生まれる瞬間をうたった「生ましめんかな」でよく知られ、反核・反戦平和を一貫してテーマにうたってきた原爆詩人で、‘05年に92歳で亡くなり3千点もの資料が残された。
 長女で秘書役を務めてきた栗原真理子さん(73)は「資料を通して母が願った世界平和を感じてほしい」と託し、大学側は9月末までに整理して市民にも広く開放する。

 資料は代表作の「生ましめんかな」など肉筆原稿百二点、創作ノートやメモ95冊の他、戦後間もなく占領軍の検閲下(プレスコード時代)で被爆の悲惨さを告発した雑誌「中国文化」全18巻、書籍千四百余冊、雑誌千冊余、原稿・草稿・書簡などで、未発表の詩も含まれているとみられている。生で時代の迫力を感じる資料ばかりで貴重な財産だ。

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 広島は江戸時代の頼山陽の頃から日本文学に大きな影響を与えた作家を生みだして来た。
児童文学の鈴木三重吉や新劇運動の先駆者・小山内薫がいる。とりわけ原爆被災によって原民喜、峠三吉、太田洋子、正田篠枝、栗原貞子など原爆文学を創出し、世界の人達に大きな影響を与え、日本文学や世界文学に大きな足跡を残している。

 広島大学に梶山季之をはじめ原爆に関する記録・新聞記事・記述などの保存が進んでいると言う。前記のいわゆる原爆文学に関して“広島に文学館を!”進める市民の会の運動があるが広島市との呼吸が合わず進んでいない。本来民間が行うより行政や大学・研究機関が取り組むのが望ましいが、今のところ触手を動かす機関はみあたらない。
 栗原文庫は一つのヒントだ“今なら、まだ間に合う”…と思う。広島市を中心に広島市立大学や付属の平和研究所の役割が大きいと思う。貴重な資料が散逸しない内に、総合的な『原爆文学・関連資料保存』対策を考える時が来ているように思われる。

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