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2008年9月15日 (月)

カラオケ上手な釜山の崔さん

 釜山の夏も、ひょっとすると日本以上の暑さだ。79歳の崔さんは、今夏も元気で北島三郎のヒット曲を歌ってくれた。8月中旬、囲碁を愛する子どもたち(小中高生)をつれて韓国との囲碁交流でテグ市と釜山市を訪ねた。釜山市では歓迎夕食会が終わると、主役の子どもたちはそっちのけで、二次会に誘われた。釜山韓日協会の李会長と崔顧問は、大のカラオケ好き。日曜日のカラオケバーは、貸しきり状態だった。
 李会長は75歳で釜山市内の大病院の院長。崔顧問は広島の西条生まれ、79歳。ともに日本語は完璧だ。私もカラオケは嫌いではない。崔さんはかつて北島三郎からもらったという腕時計が自慢で、彼のヒットナンバーを愛唱する。79歳という歳を感じさせない張りのある声で日本人はだしの節回しを披露する。興が乗った挙句の氷川きよし「箱根八里の半次郎」にはびっくりした。「なぜこの歌を?」80歳にならんとする外国人の老人の顔をしげしげと眺めた。
 
 歌い疲れて、戦時中の昔話になった。
 崔さん「私は、自分でいうのも何だが優秀な子供だった。あれは中学に入った頃だった町内の有力者の子どもがある日、悪い振る舞いをしたのでそれを注意したら、先生が飛んできて、チョウセンジンのお前が何をするかといって、激しく殴られた。こんな理不尽なことがあるかと体が震えた。65年前のことだが忘れない」
 
 いまも日本語を駆使し、最新の日本のヒット曲を気持ちよく歌いながら、その一方で暗い過去に目を伏せる崔さんの心情にすこしでも迫ることができればと考えたが、言葉が出なかった。しばらくして「崔さん、一度広島へ来てください。こんどは広島で歌いましょう!」陳腐だとおもいながら、精一杯語りかけた。崔さんはうなずいてくれた。
 8月15日を目前にした11日の夜のことであった。

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