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2008年8月10日 (日)

癌へ再挑戦

 昨年末に受けた3ケ月チェックで癌の転移は認められず、内臓の脂肪などが落ちてメタポの心配が遠のいた喜びを「災い転じて…」に書いた(1月9日当ブログ掲載)

 あれから半年余り、実は3月末のCTチェックで左肺に影が一つ出た。複数の場合は転移だが一つの場合は新たにできた原発性だ。しばらく置いて中電病院のPETOで再チェックの結果CTでキャッチしなかった小さな二つ目と見られる影を捉えた。転移の疑いが強まる。
 お世話になっているH大第二外科内の肺の専門医の説明では、初期(ステージ1)なのでしばらく様子を見て、抗がん剤から手術へと考えよう…とのことだった。

 4月に2周年を迎えた私の大手術。胃を全部と胆嚢、脾臓を摘出し胃と接している膵臓の一部を除去したが「災い転じて福」を迎えられるものと期待していただけに多少ショックである。骨やリンパへの転移は見られないが6月中旬に検査入院で「肺の生検」を試みた。残念ながら病巣の組織をキャッチできなかった。
 
 今月14日のCTチェックで「肺に三つ目の影」を捉えた。最初の影は多少肥大し「転位」の診断に基づいて抗がん剤治療を始めることになった。入院して様子を観察しながら3クール(1クール:薬剤2週投与、1週間休み)を目途に始める。

 実は2年前の手術後、転移にしても原発性の発生にしても「術後、抗がん剤投与」を勧めてくれた抗がん剤担当の原医研の医師もいた。頭髪をはじめ体毛が抜け爪には激しい変形が生じて皮膚にも深いしみが発生するなどの副作用は意外にきつい。食事が取れなくなる人や立ち上がって歩けないと言う人に比べれば軽い方かも知れないが全身の倦怠感は思いのほかしんどい。

 主治医の説明は胃の摘出時に私の希望で手術を引き延ばしたことや術後の薬物治療拒否を許したことが「転位」に繋がった可能性に痛く責任を感じて「薬物治療の開始」に強い意志と拘りを示された。私が東洋医学を取り入れたドクターの治療を受けていることを知っている主治医は「私が薬物治療を拒否する恐れ」を予感されてのことと推察した。
 それにしても、静止画による説明だったCT画像は最近では動画に改善され癌の成長具合や新規の発生拡大が迫力をもって迫る。患者にとって無言の圧力であり“脅迫”にすらなりかねない命の説得だ。

 3~4ケ月のもやもや期間を経て「再度・癌への挑戦」が決まった以上、今は気持もすっきりと立ち向かうことにした。
 幸いなことに抗がん剤担当の医師は入院を避けて週一回の点滴と毎日の飲み薬で当分は外来・通院を選択して頂いた。
 これまで通りの日常生活が維持できるのは嬉しい。
 心して治療に専念したいと思う。
 
 早ければ10月の声を聞く頃には冷たいビールで乾杯したいと思う。

 ついでに、馬鹿げたことではあるが本音でそう思ったことを一つ披露しておく。
 肺の影が「転位」と確認されたとき『たばこのせいでは無かったんだ』と思い何かしら“ホット”した。あれだけのヘビースモーカーだったのだから「原発性…胃からの転移でなく新たに発生した癌」であればたばこ犯人説は否定できない…訳だ。

 肺に癌が出来た事は避けられない事実で、原因・要因?がどちらであっても一緒であるが家族や周囲に嫌われながらも喫煙してきた者の意地汚い…言い訳や逃げでしかあるまい。

 しかし、この後に及んで尚“ホット”した気持は偽らざる本音である。

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