ホテルウーマンと観光教育
最近になってというより、10年以上前からか、働く女性が急激に増えてきた。
以前は働く女性の代表はスッチー、飛行機のスチュワーデスが代表であったが、今ではすべての分野に働く女性を見かけるようになった。
特にSC,ホテル等サービス業への進出は際立っている。

かってある東京の有名ホテルは、あまりに女子大生の受験者が増え、困って、受験資格を英検2級保持者に限定したことがある。
ホテルの営業、宴会、レストラン、経理、総務の主要なポジションの責任者に、女性がなっている例も多い。
東横インでは、支配人以下全従業員が女性であることを売りにしている。
そんなホテルまで現れた。
仕事が面白いと生きがいにし、結婚しないという女性まで現れている。
この少子化時代に、これはちょっと困ったことだ。
昔から料亭、旅館は女将、つまり支配人は女性が当たり前で、料理を運んだり、布団を運んだりするような直接お客に接する仕事は皆女性であった。
旦那は厨房の料理人とかの裏方であった。
旅館、ホテルといったサービス業はそもそも女性優位の職場だったのだ。
しかしホテルはヨーロッパの執事ということからきているのか、以前はすべての部門の従業員は男性であった。
それがいまはこの状態だ。
女性の場合、建築科を出たからといって、建設業界に就職するのは大変難しい。
ましてや建設業界で生きていくのはもっと難しい。
しかしホテル業は建設業のように古い業界ではない。
ホテル業界であれば、女性でも中心的な存在になれる。
旅館は古いが、ホテルは新しい。
同じように見えて、中身は随分違う。
それにしても、サービス業が女性が向いていることは確かだ。
シティーホテルの場合、従業員は1室1名が必要といわれている。
格が高く、良質なサービスをしようとすればするほど、沢山の人手が必要になる。
広島ではまだまだこれからいくつものホテルの建設計画がある。
広島だけに限ってみても、人材の不足は明らかだ。
物を作る技術だけが技術ではない。
こうしたサービス業の世界にも高い技術と知識は必要だ。
英語、経理、IT等の基本知識に加えて、料理はどう作られているのかも知らなければ、レストランのサービスはできない。
そして経営についての知識も必要だ。
お客さんの質問に答えられるように、広島についての知識も必要だ。
そうした知識があれば、サービスの仕方も大きく変わってくる。
ホテルの従業員になるには、学ぶべき知識と技術は多い。
そして経験も必要だ。
広島には世界遺産としての宮島、原爆ドームもある。
広島には世界中から観光客が来る。
国も、この秋には観光庁をつくり、国をあげて観光事業の推進をはかるといっている。
広島市もビジターズ倍増計画を掲げている。
観光事業の推進を図るには、ハードとしての世界遺産があり、ホテルや球場があればよいというわけではない。
それを運営する人材が揃っていなければどうにもならない。
何事もソフトが必要というわけだ。
平和でなければ、ホテル、観光事業は成り立たない。
広島はホテル学、観光学を学ぶ場に相応しい。
ホテル等、観光事業について教える教育機関が必要だ。
世界各国から広島に観光客が集まってくるようにするには、「観光事業を学ぶ学生が広島に集まってくる」仕掛けが必要なようだ。
ウイメンズパワーが新しいビジネスの世界を創りつつあるようだ。
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