広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 拓かれるか、米国の「核廃絶世論」!? | トップページ | 「族譜(チョッポ)」が示唆するもの »

2008年7月22日 (火)

「ダビング10」と放送局の使命

 最近ニュースのほかCMにも「ダビング10」という言葉を耳にすることが多い。
 加えて、以下のような事態に出くわして改めてTV番組のコピーや著作権について考えた。
  
 4月に亡くなった知人の偲ぶ会を開くことになった。世話役が集って会の持ち方を相談した所「彼の活動を熱心に報道、番組化された映像を通じて“在りし日を偲び”その志を改めて心に刻もう」と期せずして声が上がった。
 早速、実行委員会の責任者名で某局に「番組映像利用」の協力要請をした.所、「著作権・コピーから事務手数料」など経費の有料制などの問題が出た、が協力頂けると信じている。

 TVの録画については従来から私的利用を目的にした複製は著作権法で認められている。しかし、新しいデジタル放送では従来のアナログ放送に比べて画質の劣化が無いため、受信者によるコピーを際限なく許せば映像、映画や音楽などの著作権者の利益を損うことやDVD販売などにこれまで以上に大きく影響することが予測される。

 このため「番組の複製・コピーを10回まで出来る仕組み=ダビング10」が7月4日から法規的にスタートした。ハードディスク(HDD)を内蔵したレコーダーで録画後、DVDやブルーレイディスク(BD)携帯プレーヤー用メモリーカードなどに計10回コピー出来、それ以上は制限される。著作権保護のための規律である。
 
 視聴者(私的利用)にとっても製作者・著作者にとっても当然の妥当な対応と言えよう。キー局や準キー局、地方局の場合はどうだろうか。基本的には変わらない。

 上記申し入れに対する結果はまだ示されていないが地方局が制作著作権を基に営業する場合はせいぜい「映像のCM使用」か「大量コピーによる映像販売」に限定され、既存映像の販売は極めて少ない。従って、キー局等と同じスタンスで対応する事は好ましくない。

 特に広島の局の場合は「ヒロシマの世界化」に“被爆証言”など地域から有形無形の多くの協力を得て共に築いて来た歴史がある。「ひろしま応援団」「コミュニケーション放送局」を標榜する局があるのはその典型的な表れである。

 広島の放送局はもっと積極的に「ヒロシマ・映像ライブラリー」を地域だけに留まらず、ヒロシマ修学旅行を目指す全国の学校や文科省が学習指導要領の解説書に書き込みを新たに認めてお墨付きを出した“平和学習”に活かされる「ダビングと協力」を期待しエールを送りたい。
 近年はこれに個人情報保護法が絡んで映像の扱いは極めて神経質にならざるを得なくなっている。しかし、画面上“本来なら同意を得るべき人物”の確認が得られない為に上映に同意しないのではなく、マスクをかけてでも(ぼかしを入れる)上映すると言う善意の違反(あまで同意がない事)者であって欲しいと思うのは無理難題になるのだろうか。

 「ダビング10」は放送機材とその発達に伴う問題であるが、「映像コピーと著作権」は本来国民のためあるTVの存在価値を問い直す問題であり、「金銭に縛られた杓子定規な管理上の問題」か「地域とともに育ったと言う心根を大切にする問題」か、放送局はどちらの立場に立つかが問われる問題でもある。

 在広放送局が、共同で「ヒロシマ・映像ライブラリー」の設置や運営が出来ないものか…放送局が内部の財産と考えて持ち続けるなら宝の持ち腐れになりかねない。
 積極的に開放して活かす方向を目指せば『ヒロシマの放送局』として意義づけは大きい。
 そのための在広局間協議の提唱、広島市や平和文化センターと協議を期待・要望したい。

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 拓かれるか、米国の「核廃絶世論」!? | トップページ | 「族譜(チョッポ)」が示唆するもの »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

私は著作権で生計をたてていますが、日本の著作権法は本来の著作者ではなく、それに群がって搾取している団体の保護しかしていないように思えます。ですから知人の中には日本ではなくドイツやアメリカで著作権を申請している人達もいるくらいです。
様々な規制も決して著作権を守るものではなく利権を守っているだけのものです。ある調査では「違法」コピーの横行している地域ほどCDもDVDも売れているという事実があります。最も著作権の緩いiTunesストアが世界最大の売上げをあげています。つまりコピー規制は、売上げの規制にしかなっていないということで、いくらコピーが横行しても、本当に良い作品なら売上げを上げることは証明されているわけです。ただし従来の枠でピンハネしか考えていない団体にとっては、色々と不都合なこともあるというわけです。ちゃんとした作品を作っている人達はダビングを制限して欲しいとは考えていません。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/41927336

この記事へのトラックバック一覧です: 「ダビング10」と放送局の使命:

« 拓かれるか、米国の「核廃絶世論」!? | トップページ | 「族譜(チョッポ)」が示唆するもの »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30