期待できるかオバマの『核廃絶』議論
半年近くに及んだ米国大統領選挙の民主党候補指名争いに決着がついた。オバマが黒人初の候補として女性初の候補ヒラリー・クリントンを破った。
ヒラリーはオバマの支持を表明したが彼女を副大統領候補に指名するのかどうか…。終盤、オバマの暗殺を期待するかのような発言が物議をかもした一方、11月の本選で共和党のマケインに勝つために、ヒラリー支持票は無視できず…オバマの出方が注目される。
“葦の髄から天を覗く“ごとき米国大統領選をヒロシマの視点で見つめるならば、これからが大切な時期を迎えることになる。かつて米国が国民レベルで正面から核廃絶を考え議論したことがあるだろうか。強い米国の大黒柱として座り続けた「核武装―核抑止論」は今大きく変わる可能性を秘めている…と指摘されている。
昨年と今年の正月に嘗ての米国の核政策を支えてきた責任者のキッシンジャー元国務長官やシュルツ元国務長官(共和党)、ペリィー元国防長官、ナン元上院軍事委員会委員長(民主党)の4人が「核拡散の防止と将来の核廃絶」を声明し、大きな反響を呼んだ。
「核抑止」は米ソ冷戦の終了で時代遅れになり、今はテロ集団による核保有の危険性をあげて核政策の見直しを主張している。核テロと核拡散を防ぐために米国が主導的に核兵器をなくすために核保有国と核廃絶を共同して進める…。
大統領選の候補者指名争いでは初めてオバマが「核兵器のない世界を追求する」と核兵器に否定的発言をし、マケインも「核兵器削減をわれわれ自身が始めるべきだ」と核兵器削減に意欲を見せている…と伝えられている。米国でこうした状況はかつて無かった。
広島は昨年秋から全米の各州2ケ所で「原爆展」を巡回中で、多くの市民が核廃絶を支持しその輪を大きくしつつある。秋に控えた米国大統領選挙本番で「核軍縮―廃絶議論」が展開される可能性は十分にある。本当に核軍縮を進める覚悟があるのはどちらの候補なのか。大統領候補者に「原爆展」を見学させる仕掛け?…被爆者や「世界市長会議」の参加都市からのアプローチや手紙なども必要?秋葉市長の直談判もあり得るのでは…。
日本政府はどうするのか。洞爺湖サミットは「核散」問題も議題の一つというが核廃絶を正面から取り上げるのかどうか…?議長国として世界で唯一の被爆国として「核廃絶」を提唱しなければ、世界の世論から取り残される恐れさえ出てくる…そんなタイミングだ。
広島開催のG8議長サミットも後押しにヒロシマが『核軍縮―核廃絶への流れ』を加速・拡大させる最大のチャンス到来…と思われる。がんばれ広島・役割は大きい!!!
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» 核廃絶を考える:ケリー元大統領候補が米主導の核廃絶を提唱 [国際刑事裁判所(ICC)と日本]
出張先で読んだ25日付けの英フィナンシャルタイムズに、マサチューセッツ選出の上院議員であり元米大統領候補でもある民主党のジョン・ケリー氏が寄稿した「America looks to a world free of nuclear weapons(核兵器のない世界を望むアメリカ)」と題したコメンタリーが掲載されていた。コメンタリーの中でケリー氏は、はからずしも両党の大統領候補が声を揃えて「核兵器のない世界」を提唱しており、驚くべき超党派のコンセンサスが形成されつつあるとして、革新的なアメリカの核兵器戦... [続きを読む]




はじめまして。昨日の英FT氏に、オバマ・マケイン両候補が核廃絶に関して言及したことに触れ「驚くべき超党派のコンセンサスが形成されつつある」と主張する元大統領候補のジョン・ケリー氏のコメント記事が掲載されていました。トラバしましたのでよければ内容をご確認ください。
投稿: JNICC勝見 | 2008年6月26日 (木) 20時48分