広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 郵便局と電気自動車 | トップページ | “医療崩壊“に医師増員? »

2008年6月29日 (日)

夾竹桃の夏

 今月に入って河岸や公園の夾竹桃の開花が目につくようになった。夾竹桃の季節到来だ。

 夾竹桃は葉が竹の葉のように細く、花が桃の花に似ている所から中国でつけられた名前がそのまま使われているインド原産の花木で、日本には江戸時代に渡来した記録がある。
 温かい地域の方が育ちやすく沖縄から本州全域で見られ、花は白、ピンク、赤の八重咲きが特徴だ。広島では6月から10月下旬、紅葉が始まる頃までの半年近く花をつけるが、盛は広島が一番熱い「8・6」の頃で「ヒロシマの夏の花・シンボル」だ。

 この木はもともと毒性が強く、害虫よけに重宝されたそうだ。公害や煙害で都市の樹木に被害が出始めた昭和40年代に大気汚染に強い木「公害対策樹」として全国の道路沿いの植え込みや公園樹としてよく植えられた。
 広島では平和公園のあちこちと川沿いの植え込みなどで目たつが市内全域でみられる。高さ3メートル一回り10メートルもあるような見事な株も見受けられ、赤や白の花が緑の葉を覆い尽くすばかりの花を湛えている。

 原爆の荒廃から立ち上がった広島市は昭和25年頃から街路樹の整備をはじめ、32年から周辺の自治体の協力を得て平和大通りや平和公園、中央公園の緑化が進められ2500本もの植栽で整備された。以後全国の自治体からも多くの木々が寄せられた。
 昭和48年(‘73年)、市民生活に結びつき広島のシンボルとして親しまれる「市の木」「市の花」が「芙蓉、カンナ、夾竹桃」「楠、泰山木、クロガネモチ」の候補の中から市民の投票で選ばれた。「広島市の木と花」は『楠』と『夾竹桃』になった。

 楠の巨樹老木は市内のあちこちにあったようで、今も被爆クスノキが残っている。一方、夾竹桃は原爆で被災した広島で、70年間は草木が生えないと言われた焦土にいち早く咲いた花で、市民にとっては復興への希望と光を与えた花だ。中には悪夢を想い起すと忌み嫌う人も少なくなかった。しかし、今では原爆犠牲者の慰霊を込めて「広島市の花」に選ばれた特別の意味がある。広島の夏の花・ヒロシマのシンボルだ。

12

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 郵便局と電気自動車 | トップページ | “医療崩壊“に医師増員? »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

夾竹桃がきれいですね。
ピンクと白 私は白の夾竹桃をアップしてみました。
白も清楚でいいものです。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/41675418

この記事へのトラックバック一覧です: 夾竹桃の夏:

« 郵便局と電気自動車 | トップページ | “医療崩壊“に医師増員? »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30