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2008年6月

2008年6月30日 (月)

“医療崩壊“に医師増員?

 救急患者のタライ回しに産婦人科や小児科の閉鎖、国民健保不支払の患者が病院から追い出されるなど国民の医療環境が急速に悪化し“医療崩壊”とまで言われるようになった。
 原因は’80年代から続く医師の養成数の減少などの医療費抑制策と指摘されている。
この歪は医師の過重労働で支えられて来た日直―当直―日直という36時間連続勤務が当然という勤務医の実態がレポートされるテレビ番組やニュースによく出くわす。

 こうした実情を背景に舛添厚労大臣は医師養成数の増加や研修制度の見直しの方向を示した。勤務医の負担軽減を図り医師不足が深刻な地域や診療科への研修医の配置を促すのが狙いだと…一見前向きな発言に見えるが、はたしてそれで良いのだろうか。

 日本の医学部の入学定員は’50年代に3千人’70年代に4千人になった’80年代までの10年間で倍の8千人になった。しかし、医師の過剰が指摘されるようになった’97年以降に徐々に減って‘07年には7,600人まで減っている。

 ‘04年に義務化された臨床制度で都市部に若い医師の研修希望が集中して医師の偏在が加速したことを踏まえて制度の見直しがされる運びという。
 今起きている「医療崩壊」の根っこにある問題は医師の数を増やすことより、中山間地や限界集落の病院や医院が維持できない医師が確保できない本当の原因を徹底的に解明しあらゆる格差をなくする方策・制度の導入が求められているのではないか。
 後期高齢者対策で“姥捨て山”政策が平気で立案される我が国の医療対策が『医師の増員』くらいで通り抜け出来ると思っている厚生労働省よ!!!大丈夫なのか?と言いたい。

 最先端を行く専門的な医師から地域で老人や子どもの医療を担当する医師にはその専門性や技術レベルで大きいな段階があろう。税務署ごとの高額納税者のランキング席は依然として医師と弁護士の指定席だ。勤務医や若い医師の待遇はまちまちとは言え厳しいのが実態のようだ。専門性と経験年数や事績を基に全国どこでも通用する給与・待遇ランクのようなものは出来ないものだろうか。

 ‘72年に僻地医療や地域医療の充実を目的に自治省が設置した自治医大は都道府県の定員枠(2~3名)で選抜し、6年間の学費は(2200万円程度)在学中は貸与され、卒業後9年間で指定公立病院等に勤務した場合返還免除される。卒業生の95%は出身県の地域医療に貢献している。しかし、9年の義務年限終了後の定着率は良くないと言われている。

 広島県は広大と提携して来年度から県出身の5名を医学部に受け入れてもらい地域医療の支えを養成する計画など緊急医師確保対策を進めていると言う。国の指導で各県でも同じような取り組みが進んでいるようだ。

 具体的な対応は今後の問題のようだが『医者を育てるには10年』かかる。
 この間に、少子高齢化は進んで限界集落は増えて地域格差は更に大ききなることは誰にも予測できる。
 マイケル・ムーアの「シッコ」の世界に片足踏み込んでいる日本の医療が“仏創って魂入れず“にならないような知恵<医の仁を取り戻す>を絞って欲しいと願う。

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2008年6月29日 (日)

夾竹桃の夏

 今月に入って河岸や公園の夾竹桃の開花が目につくようになった。夾竹桃の季節到来だ。

 夾竹桃は葉が竹の葉のように細く、花が桃の花に似ている所から中国でつけられた名前がそのまま使われているインド原産の花木で、日本には江戸時代に渡来した記録がある。
 温かい地域の方が育ちやすく沖縄から本州全域で見られ、花は白、ピンク、赤の八重咲きが特徴だ。広島では6月から10月下旬、紅葉が始まる頃までの半年近く花をつけるが、盛は広島が一番熱い「8・6」の頃で「ヒロシマの夏の花・シンボル」だ。

 この木はもともと毒性が強く、害虫よけに重宝されたそうだ。公害や煙害で都市の樹木に被害が出始めた昭和40年代に大気汚染に強い木「公害対策樹」として全国の道路沿いの植え込みや公園樹としてよく植えられた。
 広島では平和公園のあちこちと川沿いの植え込みなどで目たつが市内全域でみられる。高さ3メートル一回り10メートルもあるような見事な株も見受けられ、赤や白の花が緑の葉を覆い尽くすばかりの花を湛えている。

 原爆の荒廃から立ち上がった広島市は昭和25年頃から街路樹の整備をはじめ、32年から周辺の自治体の協力を得て平和大通りや平和公園、中央公園の緑化が進められ2500本もの植栽で整備された。以後全国の自治体からも多くの木々が寄せられた。
 昭和48年(‘73年)、市民生活に結びつき広島のシンボルとして親しまれる「市の木」「市の花」が「芙蓉、カンナ、夾竹桃」「楠、泰山木、クロガネモチ」の候補の中から市民の投票で選ばれた。「広島市の木と花」は『楠』と『夾竹桃』になった。

 楠の巨樹老木は市内のあちこちにあったようで、今も被爆クスノキが残っている。一方、夾竹桃は原爆で被災した広島で、70年間は草木が生えないと言われた焦土にいち早く咲いた花で、市民にとっては復興への希望と光を与えた花だ。中には悪夢を想い起すと忌み嫌う人も少なくなかった。しかし、今では原爆犠牲者の慰霊を込めて「広島市の花」に選ばれた特別の意味がある。広島の夏の花・ヒロシマのシンボルだ。

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2008年6月28日 (土)

郵便局と電気自動車

郵便事業会社が保有する全車両21,000台を電気自動車にするという。
エッ!
凄い!
21.000台?

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社内に設置する急速充電装置は、一般の利用客も使用できるようにするという。
集配センターだけでも2,560カ所ある。
郵便局は24,000か所もある。
その郵便局が加われば、凄い数になる。
新たなビジネスモデルになる可能性は十分だ。

同社のガソリン代は年間100億円になるというが、このガソリン価格の上昇を考えれば、長期的には充分コストに見合うという。
ちょっと計算してみると、1台あたりの年間走行距離が3万KMとすれば、ガソリン車の場合、リッター当たり10KM、170円とすれば、年間ガソリン代は年間51万円になる。
として逆算すると、年間107億円になる。
大体計算はあっている。
5年間で15万KMとすれば、ガソリン代だけで、255万円になる。
電気では、10KM当たり10円とすれば、3万円になる。
5年間で15万円だ。
ガソリン車と電気車の差額は100万円程度であろうから、途中でバッテリーの交換ということがあっても、充分元が取れることになる。
今の電気自動車は1回の充電でそれほど長い距離は走れない。
しかし、郵便局の車は狭い範囲を走り回っているのだから今の蓄電池でも十分だろうが、当面はハイブリッド車でいくという。

この郵便事業会社の会長は元トヨタイタリアの北村憲雄氏だ。
トヨタはハイブリッド車ではプリウスを持つ。
トヨタは大分先行している。
トヨタ出身の会長としては当然の発言だろうが、ガソリン価格は170円を越えた今日、発表するタイミングとしては絶妙だ。
説得力はある。

まあそれにしても、21,000台の購入者を確保したことの意味は大きい。
真っ赤に塗られた21,000台の車が走れば、かなり目立つ。
電気自動車のレールが敷かれた。

電気のインフラもかなり整備がされている。

しかし環境によいといわれる電気も決して万全ではない。
石油を使っての発電もされているし、原子力発電もされている。
CO2は発生するし、ウランの後始末の問題も解決されているとは言い難い。

最終的には水素をエネルギーとした電池自動車、或いは直接水素で動くロータリーエンジンになるのであろうか。
そのためには水素を供給するインフラ整備が必要だ。
まだまだ先は長い。

市民としては、まずはともかく、質素な生活を心がけることが必要なようだ。

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2008年6月27日 (金)

ひろしま美術館とコンサート

先日6月14日の土曜日、ひろしま美術館の真ん中のホールで、コンサートがあった。
広響メンバーの後藤絢子さんのバイオリンと、岩橋綾さんのチェロの2重奏である。
美術館で聞く音楽は、アステールプラザで聞くのと違い、なかなかシャレている。
マティスとルオーの絵も、より素晴らしい絵に見えてきた。
絵と音楽のコラボレーションは、絵にも音楽にも新たな感動を与えてくれた。
何かひどく知的な、豊かな時間を過ごしたように感じた。
可笑しい。
後ろに立ち見がでるほどの盛況であった。
今回のコンサートは広島信用金庫の後援である。
こうした試みは毎月第2土曜日の2:00から開かれている。
始めてもう4年になるという。
企業のこうした支援に感謝したい。

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ひろしま美術館は紙屋町の交差点から歩いてすぐのところにある。
中心市街地のど真ん中だ。
周りを大きな木々に囲まれ、入り口を入ると芝生の広場ある。
環境も素晴らしい。
この美術館は広島銀行の創立100周年記念事業として作られた。
印象派の作品の収集では日本でNO・1だという。
ひろしま美術館は全国の美術館と連携し、巡回展も積極的に催している。

コーヒーコーナーも、街中のカフェとはまた一味違った落ち着いた雰囲気がある。

リーガロイヤルホテルと提携して、芝生の中庭を使って、パーティーを開いたりしている。
民間施設ならではの自由な発想で、新しい価値を創り出している。
素晴らしいことだ。

中国新聞も宣伝に様々に協力している。
アストラムラインの社内にも、近頃時々ひろしま美術館の広告を見かけるようになった。

ひろしま美術館は、広島市の文化を象徴する重要な施設である。

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2008年6月26日 (木)

劇団四季とALSOKホール

劇団四季の公演「美女と野獣」が、6月8日千秋楽を迎え、終了した。
105日間で12.4万人の来場客であった。
当初の予定では、2月17日から1ヶ月であったが、2度にわたり延長され、結局半年近くのロングランになった。
今回の公演は稼働率が50~60%だったようだ。

2003年にはキャッの公演があった。
そのときの、広島の公演では、座席の稼働率は97.9%だったという。
あまりの人気に、劇団四季も驚いたようだ。
地方都市での公演の平均稼働率は92.2%だったという。
だいたい野球でも、ホテルでもなんでもそうだが、稼働率が7割を超えると、日によっては取得できない日が出てくる。
いかに凄い人気だったかわかる。

劇団四季の公演もすっかり広島に根付いた。
広島公演の観客の3割は、広島県外の人だという。
広島市にとっても、貴重な産業の一つだ。
劇団四季にとっても、広島は魅力的な都市のようだ。
劇団四季の専用劇場を作るべきだという議論も起こり始めた。
東京にはすでに数ヶ所あり、福岡、札幌にもある。
仙台にも計画があるという。
福岡のキャナルシティーの専用劇場は、劇団四季が51%出資し、12ヶ月間通しで使っているが、経営の実態はかなり厳しいという。
広島では、12ヶ月通しての公演はとても難しい、3~6カ月の公演がやっとというのが実情のようだ。
若草再開発を検討の際、劇団四季の専用劇場をつくることも検討されたらしいが、その負担があまりにも莫大だと、断念した経緯もあるようだ。
劇団四季の専用劇場を新たに作るとなると、少なくとも20~30億円かかるという。
その金利、償却負担を考えれば、決して楽ではないことは予想できる。
土地代を含めればすぐ倍の50億円程度にはなってしまう。
劇団四季の専用劇場を作るということは素晴らしいことだが、負担をどうするかの議論をきちんとしておく必要がある。
失敗すれば、文化施設をどんどん廃止している大阪府の二の舞になりかねない。

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それならいま使っているALSOKホールを劇団四季の専用劇場としたらどうだろうか。
現在でも、ALSOKホールはすでに専用劇場に近い運営がされている。
四季の公演には、800人~1,200人程度の規模のホールが適当だという。
このALSOKホールは1,730人の収容といっているが、2階席が500席あり、立見席127席を含んでいる。
実質的には1,603席ということになる。

舞台の大きさ、音響等は、四季の公演にはぴったりだという。
リハーサル室が3室、それにスタジオ、オーディオルーム、録画編集室を備え、地下にはレストランもある。
ALSOKホールの北側には、収益にならないからと閉鎖されている宿泊スペースもある。
それらを活用すれば、劇団四季の研修所、記念館もできる。

大きすぎるということであれば、後ろの方の席を減らして、他の用途に使ったらいい。
現状は女子トイレが全く足りない。
女子トイレを増設したらいい。
クロークもないから、クロークをつくったらいい。
劇団四季のグッズ販売コーナーもあったらいい。
それに加えて、西洋の劇場にあるような10人くらい入れる個室もあったらいい。
後楽園のドーム球場には個室があるが、その個室を年間契約で、数百万円で売っている。
ここの個室も年間契約で、企業、フアンクラブに売ったらいい。
後ろの方の座席が減れば、すぐ800席位になってしまう。

ロビー上のラウンジはアンデルセンのようなレストランにしたらいい。
外から直接入れるように階段を設け、公演のない日にも営業できるようにしたらいい。
レストラン専用に、太田川側に10台程度の駐車場を設けたらいい。

劇団四季には大変多くのマニアックなフアンがついている。
現行のレストランは、そうしたフアンのためのクラブハウスとしてもいい。

こうした一連の改修工事と、新しい耐震基準に合うような改修工事を行っても、せいぜい10億円もあればできるだろうと思う。

ここは県が9億円で、土地、建物を取得した。
その取得費用と改修費を合わせても、20億円もあれば劇団四季の専用劇場ができる。
こうした類のリノベーションなら、営業しながらでもできる。
どんな改修をするかは劇団四季の意見聴きながら進めたらいい。

新たに土地を取得して、建設するより、ALSOKホールを改修するほうがはるかに現実的ではないだろうか。

アストラムラインと山陽本線の乗換駅も近々できる。
そうなれば山陽本線沿線からの来場客にとっても格段にアクセスはよくなり、マーケットは大幅に広がる。
国道54号線にも面しているから、車でのアクセスもよい。
立地もいい。

先日TVで、千葉マリンスタジアムの運営を、指定管理者制度により、ロッテ球団に任せたところ、ロッテが球団と球場を一体として運営することで、多様な活動ができるようになり、おかげで来場者も収益も数倍に増やしたという。
このALSOKホールも、劇団四季を指定管理者として、その運営を任せたらいい。

こんな仕掛けをすれば、
ALSOKホールは、劇団四季の国内最大の拠点になる?

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2008年6月25日 (水)

長命寺の桜餅

 「全国のうまいもの市」は百貨店のヒット商品だ。北海道の味を、東京、九州の、全国の味を広島に居ながらにして味わえるのだから人気は高い。最近は新聞、チラシにTVの中継が入って人気に拍車をかけている。
 元来、辛党は甘党と言われる様に、私もご多分にもれず甘党でもある。特に小豆が好きなのだ。大福もち、どらやき、タイ焼き、饅頭、おはぎetcである。

 松江、岡山、倉敷、山口、津和野、呉、尾道、三原、西條の和菓子の一つや二つは知っていて年に1~2度取り寄せする好物もある。
 最近はたいていのデパ地下には全国の銘菓が並んでいる。三越の地下の全国銘菓コーナーには時々思いもしない銘菓が並んで喜ばせてくれる。

 東京に勤務した30年余り前、銀座をはじ彼方此方とうまいもんを求めてよく出かけた。
 銀座・空也もなか、六本木・青野の鶯餅、上野うさぎやのどら焼きは甘味三大好物だった。下戸の先輩Aさんは大変なグルメで甘味にも造詣が深く、多くの文士がフアンで文学作品にも多く登場すると言う『長命寺の桜餅』を御馳走して貰った。
 彼は休日に自分の車で世田谷の代沢から向島の「やまもと」まで出かけ、その都度頂きフアンになった。隅田川土手の桜葉を集めて塩漬けし桜餅を考案して長命寺の門前で売り始めて280余年。江戸の名物は今も出店や支店は無く、創業の地で守り続けられている。
 東京への出張で時間が許せば好物を求めて足を延ばしていたが長らくのご無沙汰だ。

 その「長命寺の桜餅」が広島三越の「お江戸、TOKYO物語」に初めて登場。
 朝、東京の向島でつくられた餅は飛行機で空輸され会場に着くのが午後4時前だ。
 毎日、期間中30箱(6個入り)の限定販売になる。
 初日、20分前に出向いて並ぶとたちまち長蛇の列ができた。2箱を買ってうん蓄を述べて孫達にも味わせた。10数年ぶりの味は変わらず、この時期の桜餅が一番いい。
 3枚の塩漬け櫻葉に包まれたのが特徴の餅はほんのりとした桜の香りと塩味が入り混じって餡の味は何とも言えない美味である。
 伊勢の赤福はその名を汚したが「長命寺の桜餅」は凛としてその名と味を継承している。

 広島にも銘菓は多い。しかし、大部分が戦後生まれ。城下町の伝統的な銘菓は職人も作り方も原爆で消えてしまった?
 わずかに面影を伝えるものもあるが「もみじまんじゅう」がカバーしているように思う。
 長命寺の桜餅を摘まみながら「広島にどんな伝統的銘菓があったのか」知りたいと思い、復活・復刻は出来ないものか…。誰かに、投げかけてみたい…思いを抱いた。

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2008年6月24日 (火)

“もみじマーク”の義務化?に疑問

 この国では75歳以上に対して必要以上に厳しい…のだろうか。
 私は運転免許所を持たないので直接は関係ないが、友人の何人かはえらく怒っている。

 6月1日から、75歳以上の高齢ドライバーが運転する車には「もみじマーク」をつけることが義務化された。これまでは努力目標だったが、道交法の改正施行に伴うもので違反すれば反則金4千円と1点の減点が科せられる…という。

 75歳「もみじマーク」は10年前に、初心者向けの「若葉マーク」と対照的に導入され『シルバーマーク、枯葉・落葉マーク』とどちらかと言うと敬遠されてきた…ようだ。

 高齢化すれば体力や身体能力が劣り、年々低下することは当然であるが個人差は極めて大きい。それを十把一絡げに「もみじマーク」で区別することは如何なものだろうか。
 一般的には高齢化は身体能力が低下し判断能力の衰えも加わって事故を起こしやすいとされている。65歳以上の事故は10年前の2倍、75歳以上は3倍になったとの報告がある。

 このマークの車には周辺の運転者は割り込みや接近をしてはいけないことになっている。
 若くても運動能力が低く運転が下手な人もいれば75歳以上でも安全運転が出来る人は多いと思う。
 だから運転免許更新時期に適性検査を十分に行えばよいのではないかと思う。チェック期間を1年ごとにするとか、基準に達しない人や自ら希望する人には「もみじマーク」は付けてもらう…などの方法が取れないのだろうか。運転免許の自主返納が進まないのはなぜなのか…改めて考えてみる必要もありそうだ。
 一方、タクシーにも適用されるとすれば客は敬遠しがちになるのは人情だ。これでは職業差別を生んだり、タクシー運転手を生活の糧にした高齢者の生活権を奪いかねない。
 たまたま改正法の施行時期が「後期高齢者医療問題」の“高齢者いじめ”と重なって厳しい批判の的になっている時だけに不満や反発の声が大きく響いているのだろうと思う。

 警察庁は自転車3人乗りの禁止と同様に“お役所仕事への反発”に慌てたに違いない。
 警察庁は「もみじマーク」普及率を高めるのが狙いだったとして、一気に反則金を科すのでなく1年間は「口頭での指導に留めるよう」通達された…との報道もある。
 “老人切り捨て“と言われる75歳以上を一律で仕切る発想は残念ながら「後期高齢者医療法」と同根から生まれていると考えざるを得ない。
 何はともあれ一年の見合わせ期間中に反省に立って抜本的な心の通う対応策が生まれることを期待しよう。友よ!こんなことで怒って命を縮めては何にもならんぞ!!

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2008年6月23日 (月)

期待できるかオバマの『核廃絶』議論

 半年近くに及んだ米国大統領選挙の民主党候補指名争いに決着がついた。オバマが黒人初の候補として女性初の候補ヒラリー・クリントンを破った。
 ヒラリーはオバマの支持を表明したが彼女を副大統領候補に指名するのかどうか…。終盤、オバマの暗殺を期待するかのような発言が物議をかもした一方、11月の本選で共和党のマケインに勝つために、ヒラリー支持票は無視できず…オバマの出方が注目される。

 “葦の髄から天を覗く“ごとき米国大統領選をヒロシマの視点で見つめるならば、これからが大切な時期を迎えることになる。かつて米国が国民レベルで正面から核廃絶を考え議論したことがあるだろうか。強い米国の大黒柱として座り続けた「核武装―核抑止論」は今大きく変わる可能性を秘めている…と指摘されている。

 昨年と今年の正月に嘗ての米国の核政策を支えてきた責任者のキッシンジャー元国務長官やシュルツ元国務長官(共和党)、ペリィー元国防長官、ナン元上院軍事委員会委員長(民主党)の4人が「核拡散の防止と将来の核廃絶」を声明し、大きな反響を呼んだ。
 「核抑止」は米ソ冷戦の終了で時代遅れになり、今はテロ集団による核保有の危険性をあげて核政策の見直しを主張している。核テロと核拡散を防ぐために米国が主導的に核兵器をなくすために核保有国と核廃絶を共同して進める…。

 大統領選の候補者指名争いでは初めてオバマが「核兵器のない世界を追求する」と核兵器に否定的発言をし、マケインも「核兵器削減をわれわれ自身が始めるべきだ」と核兵器削減に意欲を見せている…と伝えられている。米国でこうした状況はかつて無かった。

 広島は昨年秋から全米の各州2ケ所で「原爆展」を巡回中で、多くの市民が核廃絶を支持しその輪を大きくしつつある。秋に控えた米国大統領選挙本番で「核軍縮―廃絶議論」が展開される可能性は十分にある。本当に核軍縮を進める覚悟があるのはどちらの候補なのか。大統領候補者に「原爆展」を見学させる仕掛け?…被爆者や「世界市長会議」の参加都市からのアプローチや手紙なども必要?秋葉市長の直談判もあり得るのでは…。

 日本政府はどうするのか。洞爺湖サミットは「核散」問題も議題の一つというが核廃絶を正面から取り上げるのかどうか…?議長国として世界で唯一の被爆国として「核廃絶」を提唱しなければ、世界の世論から取り残される恐れさえ出てくる…そんなタイミングだ。

 広島開催のG8議長サミットも後押しにヒロシマが『核軍縮―核廃絶への流れ』を加速・拡大させる最大のチャンス到来…と思われる。がんばれ広島・役割は大きい!!!

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2008年6月22日 (日)

ひろしま通とタクシー

どこの町にいってもそうだが、大体最初に言葉を交わす相手はタクシーの運転手さんだ。
「今日は暑いねー。
広島はいつもこんなに暑いの。
広島は何が美味しいの。
今年、カープは元気だね。
・・・」
といった話をする。
外から来た人にとって、広島の印象はこのタクシーの運転手さんの反応で決まってしまうといってもいい。
広島の街づくりを考える上で、タクシーの運転手さんの果たす役割は大きい。
ということでは、広島のタクシーの運転手さんにまず広島のことをきちんと知ってもらう仕掛けが必要だ。

ロンドンでは、タクシーの運転免許を取得するには、ロンドンの街についての詳しい知識を持っていないと駄目だという。
試験はかなり厳しいようだ。
それだけにタクシーの運転手さんは、タクシーの運転手であることに大変な誇りをもっているという。
ロンドンの街に対しても強い愛着も持っているという。

広島には、広島商工会議所の主催する「ひろしま通」という試験がある。
ひろしま通試験の目的は、「広島の歴史・文化・自然などの魅力を知っていただき「ひろしまファン」を増やしていくことを目的に実施されるとある。」という。
これはピッタリではないか。
広島市内を走るタクシー運転手に受験を進めたらいい。
ひろしま通試験の合格をした運転手のタクシーの窓ガラスには、「ひろしま通認定証」のステッカーを貼るようにしたらいい。

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ひろしま通の試験に、今年は秋葉市長もチャレンジした。
市長自ら広島の良さを宣伝しようという意気込みを感ずる。
広島市内のホテルの従業員も、積極的に取得したらいい。
合格者のいるホテルにもひろしま通認定証のステッカーを貼るようにしたらいい。
ちなみに第1回の昨年は受験者数1458人、合格者数1245名。今年は受験者数832名、合格者数660名だった。
ほぼ8割の合格率だ。

ひろしま通であることは、外からの観光客にとって好ましいことであるだけでなく、取得することで、広島により強い愛着をもつようになることも期待される。

次は、私もチャレンジしなければいけない??
試験はもう沢山だ。
受かる自信もない?
受験することに意味がある?
うーん・・・・

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2008年6月21日 (土)

ゆかたできん祭

今年も、とうかさんのお祭りが始まった。
6月の最初の金、土、日の3日間だ。
別名「ゆかたできん祭」という。
これで「ゆかたできんさい」と読む。

「美しい娘はより美しく、そうでない娘も皆可愛らしく」。
浴衣姿の女の子は生き生きとし、誰もが可愛らしい。
夏の始まり、梅雨の近いこのごろ、暑苦しい季節に、浴衣姿はいかにも涼しそうにも見える。
1万円もあれば、浴衣、帯、下駄、小さな手提げ袋、なんとかすべて揃えることもできる。
普段ジーパンで闊歩している女の子も、浴衣を着ると幅を狭くして歩く。
可愛らしい。
甚平の女性版というのだろうか、花模様のカラフルな服装もみかける。
踊りに参加したしたのか、浴衣の丈をひざ上より短くした女の子もいる。
浴衣を自由に着こなしている。
格好いい。

Photo

夜になると盆踊りやソーラン踊りが始まる。
平和大通りから相生通りの間は通行止めになり、人ごみで歩けないほどになる。
この3日間で315,000人の人出だという。

この「ゆかたできん祭」は昨年から始まった。
袋町公園には「ゆかたを直しんさい」のコーナーもある。
誰が仕掛けたのか上手い仕掛けだ。
感心する。
浴衣で和服に慣れれば、いずれ本格的な和服に進むことも期待できる。
そのせいか、広島では和服店が、ほかの都市より多いように感ずる。

本来このお祭りは、広島の中央通に近い日蓮宗の福昌山 圓隆寺のお祭りだ。
日蓮宗のお寺というのに、稲荷大明神を祭っている。
日本らしい神仏習合の施設ということだろう。
稲荷を「いなり」と読まず、音読みで「とうか」と読んだのが起源だという。
中心市街地の東の地区がこのお祭りで賑わう。
暮れには胡神社のえべっさんのお祭りがある。
中心市街地にはこうしたいくつものお祭りがある。
中心市街地の大きな魅力の一つだ。
近頃流行りのショッピングセンターには真似のできないことだ。

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2008年6月20日 (金)

環境にやさしい街づくり部門と建材の再利用部門

――ひろしま街づくりデザイン賞

今年も、ひろしま街づくりデザイン賞12件が表彰された。
表彰式は6月4日シャレオ中央広場であった。
シャレオで表彰式をやるのは初めてだというが、市役所の中でするのでなく、こうした市民の行きかう場所で表彰式をやるのもいいことだ。
このデザイン賞は、市民が自薦他薦で応募し、市民が選ぶという趣旨で進められているからだという。
誰でもが、気安く表彰式に参加できるのはいいことだ。

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ということもあってか、建築学会、都市計画学会の選ぶ賞と違って、何かぬくもりがあり、これからの広島市がこうありたい、あってほしいという気持ちが表れている。
デザイン賞といいながら、造形的な面だけでなく、そのコンセプト、造り出すプロセスを評価しているのもいい。

今年度から加わった「環境にやさしい街づくり部門」と「建材の再利用部門」には、特にそんなことを感じる。
「環境にやさしい街づくり部門」に選ばれたのは、障害者施設のひゅーるぽんの作った建物は、屋上に芝生が敷き詰められ、間伐材、土壁の自然素材を使い、たくさんの人たちボランティアで作ったという。
「建材の再利用部門」には「五月丘の家・蔵の移築再生」が選ばれた。
デザイン的にもなかなか洒落ている。
古民家の再生を長く手掛けてきた福島氏が、古い土蔵の土、部材を再利用し、細部に至るまで徹底して再利用に拘って建てた自宅建物のようだ。
サイン・アート部門には、橋の下のコンクリート面に太田側の美しさを描いている。
通常、橋の下はうす暗く、不良がたむろしたりし、通る時はちょっと怖いが、そんな感じを吹き飛ばしてくれるようだ絵だ。
市民のボランティア団体であるエコロジー研究会ひろしまが進めたプロジェクトだ。
国交省との交渉は大変だったろうと想像される。
夜景づくり部門では、夜の街をライトアップしようという京橋川のライトアップ事業も表彰された。

選ばれた人たちは皆感激し、これを励みに次に進みたいと発言していた。
素晴らしいことだ。

このひろしま街づくりデザイン賞は、平成6年に始まった。
当初は5部門だったが、順次対象が広がり、今年は9部門になった。
今年の応募は212件、そこから奨励賞を含めて12件が選出された。
かなりの激戦だ。

会場には過去10回の表彰の対象となった施設の写真も展示されていた。
累計で、70~80件位になるのだろうか。
あれもそうかと知るが、初めて見る施設もある。
広島には、こんなに沢山素晴らしい施設が創られているということを改めて知る。
文化遺産を次々と創り出しているということでもある。
広島市行政の巧みな仕掛けだ。

これらの作品をすべて載せたHPはまだないようだ。
HPを作り、全国に発信したらいい。
作品は、広島の文化芸術に大きな果たすだけでなく、観光客誘致にも繋がる。
ひろしま街づくりデザイン賞の果たしている役割は大きい。

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2008年6月19日 (木)

役人より「居酒屋タクシー」が上手? 

 中央省庁の役人が深夜帰宅に公費でタクシーを利用するのに目をつけたタクシーがタクシーを接待室にとばかりビールや金品を提供する「居酒屋タクシー」の実態がTV&新聞で華々しく報道されている。

 民主党の長妻昭代議士が全省庁に求めた調査結果を答えたものだ。
実態は財務省の383人1万1603件をトップに金融庁、内閣府とほぼ全省庁で502人が利用したタクシーから金品を受け取ったと言う。まだ氷山の一角にすぎないだろう。乗車するとまずビールにつまみが定番でジュースやお茶も用意されているが何と言っても驚きは一回の乗車で現金2~3000円のキックバックをはじめ商品券に図書券もあると言う。

 福田総理は「公務員たるもの…国民から疑念を抱かれるようなことは一切すべきでない」などと述べているが、税金に対する官僚のずさんな感覚が見事に暴露されたサンプルだ。

 面白い事に対象のタクシーは法人タクシーでなく個人タクシーがグループを組んで行っていたようだ。法人がやれば直ちに違法行為となろうが個人営業のタクシーがそれぞれ知恵を出してそれなりの“営業努力”をしていたとなれば多少事情は違うのではなかろうか。
 法人の場合にお得意さんといろいろな割引・サービスの契約・特約で顧客の囲い込み戦術が取られているのは古くからの常識だろう。個人事業主の個人タクシーは協同組合に加入してはいる者の“営業努力”は極めて難しいと考えられる。

 深夜に毎日2万~3万円も支払ってくれる客が束でいるとすれば誰でもこれをキャッチしたいと考えるのは極めて自然だ。
 そこは、知恵者がいて今回摘発のように先ずビールとおつまみのサービスから始まって、電話で指名連絡してきてくれる客に相応のサービスをする…に発展する形だと言えよう。  

 もちろん役人が金品を受け取ったことは許さず、それなりの処罰があるだろう。
これを、役所とタクシー側が割引契約に発展しなかった裏には個人タクシーであったことがあげられる。
 更に突き詰めれば、このタクシー代は税金・公金であって役人が自腹を切って乗る代金ではない。従って、役人の公金に対する感覚がマヒ状態にあることは紛れもないこと。
 遡って、なぜこんな遅い時間まで残業をしているのか?上司がいる内は帰れない、国会議員からの質問や疑問にありのままを伝えられないため工夫や工作?するなどの悪循環が招いている可能性も少なくないと考えられる。

 いずれにしても、これを良とは出来ないがあえて言えば『ネギかも,上客をつかんだ個人タクシーが1枚上手』だったことはとんでもないお笑い草だ。

 こんなことを日常茶飯、繰り返している官僚の仕組みと体質に改めて国民の怒りが爆発しどこまで持続するかが今後の課題でもあるように思える。

 県や自治体、関連3セクなど身近なところにも…税金・公金を湯水のように使い捨てる感覚の『居酒屋タクシー』はきっとあるに違いない。
 役所のタクシーの使い方・役人の公金感覚を改めてチェックする・警告だ!!!

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2008年6月18日 (水)

政治家の大切な感覚?

 先日の日曜日、孫の小学校の運動会に出かけた。好天に恵まれ運動会日和だった。
 一学年2クラスは3学年だけで、あとは1クラスで全校240人余の街中の小規模校。

 地域の社会福祉協議会との共催が特徴で既に10年以上になる。だから,競技には父兄だけでなく地域のお年寄りや町内会などの人達も参加し、プログラムは午前午後ともに10~11と盛りだくさんで、赤白別れた応援団合戦も熱が入って面白い。

 そんな小学校の運動会に地元選出で現職の大臣が来賓で参加。彼のご子息も在校生?で地元の衆議院議員として毎年参加しておられ、今年も当然の来賓参加と言える。

 今年はこれまでと少し違っている。彼は内閣府特命担当の現職大臣である。
 昨年、9月安倍内閣の改造に伴って初めて49歳の若さで大臣の椅子を得た。目下「姥捨て山法」と福田内閣の評判を大きく落としている「後期高齢者医療法」は彼が2年前の衆議院社労委の委員長時代に強行採決した置き土産だ。この功績が大臣の登竜門になったとは言えないと思うが、祖父・正記氏、父・文武氏が成しえなかった岸田家三代と支持者の夢を叶えたのだろう。
 
 安倍総理や石原慎太郎氏の長男・伸晃氏らとのお友達関係を強調しておられたが、幸いに?直後の政変でも引き続き福田内閣の一員として続投しておられる。

 現職の大臣ともなればやむを得ないのかもしれないが、そこが政治家にとって大切な意識ではなかろうか。丁度、開始10分前に学校の通用門に近づくと、時ならぬ大きな黒塗りのBOXカー2代が止まり5~6人の黒いスーツの屈強な若者が何気なくとはいっても極めて目立つ形で一人の男性を取り囲み運動場へ移動していった。
 現職大臣のお出ましと云うわけだ。

 近くで見守っていた人たちと挨拶を交わすこともなく、皆異様な雰囲気に唖然として見守っていた。しかし、物々しさは大臣自身にテレがあるのか手を挙げるとかにこやかに振る舞うなどは全く見られず迎える関係者も緊張した様子に見えていた。

 父上の時代、特にかれが秘書になり、初当選以来身近に見てきた。真面目で実直な性格は父上譲りだろう。近くにいた私は帽子にラフなスタイルだから気付かれはしなかった。敢えて言葉は交わさず見守っていた。

 彼自身の責任ではないが小学校の運動会に顔を出すのに沢山のSPの同行は何としても不自然である。危険人物や危険な情報があったわけではなかろう。嘗ての権力誇張時代でも自分の後援会の集まりでもない。周辺に誰かご注意を進言できる人はいないのか?

 官民自粛、より小さな政府が厳しく求められている時期に、たまたまとは言えこうした状況を偶然見てしまった。これ一つで一事が万事…と言うつもりもないし、大臣にとってのありふれた日常にケチをつける積もりはない。ただ、小学校の運動会に参加する大臣に多くの警備をつけるその感覚<そうさせる誰か?の政治感覚=反庶民感覚>は如何なものだろうか?

 『拝啓 岸田大臣殿 地域の運動会や地域での個人的活動には秘書一人で動かれるようにお勧めします。何と言っても、全閣僚がこの様では思いやられます。官僚天国に天下り天国は縮小どころか大手を振って通り抜けることを許す事になるでしょう。政治家にとって何よりも大切なのは庶民感覚です。官僚に乗せられず自分の判断で是非…実行してください』と申し上げたい。

 やっぱり言いがかりだろうか? 
 どんなもんでしょうか?

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2008年6月17日 (火)

真砂土舗装と環境問題

真砂土舗装の環境とのかかわりについて、お2人の方から書き込みをいただいた。
素晴らしい内容なので、ここで改めて整理して、ご紹介したい。

一つは真砂土は都市のヒートアイランド現象の対策に有効であるという点である。
エコ様からは『今朝の朝日新聞に「路面を冷やすエコ塗料」が開発されたと出ていました。コンクリートやアスファルト面は夏には暑くて裸足では歩けませんし、照り返しによるヒートアイランド現象も深刻です。
この真砂土舗装はプールサイドの舗装にもいいと思いますし、屋上や歩道の仕上げ材として使えば、エコ塗料よりも有効だろうと思います。こうしたことも「売り」になりそうですね。』
との書き込みをいただいたが、即そのことに関連して、
Fuji様から、『この100年間で地球の平均気温は0.6度上昇していますが、大阪市の平均気温は約2度。東京都は約3度上昇しています。都市化するほど平均気温の上昇率は大きいですね。つまりCO2の排出の影響以上にヒートアイランドの影響が大きいわけです。都市化は平均気温を上げる大きな要因になっているので、上昇率が高い分、環境に気をつかわないといけないと思います。』
と都市のヒートアイランド現象に対しても、真砂土舗装が極めて有効であることを教えていただいた。

fujiさんからは、真砂土舗装がいわば土間のような固化方法であり、酸化マグネシュウムによる固化はどんな土に対してもつくことができるだけでなく、生態系にも良いということについても教えていただいた。
『土系自然舗装材とか書いてありますが、固化材に何を使っているかはほとんどの場合、書いてありませんね。圧倒的にセメントが多く使われています。セメントを固化材として使うのは材料が安いからです。しかし、反面、悪い影響もあるので、セメント系固化材を使用とは表示しないのです。酸化マグネシウムの場合は、固化材として使用していることが表記されています。セメントを固化材として使用すると土壌が強アルカリ性になり生態系への影響があります。そこら中がアルカリ土壌になってしまうという問題があります。セメントの場合、酸化剤を入れて中和できないのがネックです。それと土の中には金属が含まれていますが、固化するのを妨げる金属類が含まれているのでセメントを大量に使用する必要があります。本論ですが、セメントを固化材として使った場合は、セメントで固めて練ったようなカチンカチンの仕上げになります。酸化マグネシウムの場合は、土そのものが固まっている(たたき)といった仕上げになり、土の風合いが残っています。』

また真砂土舗装の技術によるブロック、パネルも製造技術も開発されているようだ。
この写真の平和大通りの園路には、そのパネルが使われているようだ。
真砂土舗装の固化に酸化マグネシュウムを使うのか、セメントを使うのかは、要求される硬度とか、費用とか、施工のしやすさ等によって選択することになるのだろう。

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いずれにしろ、真砂土舗装は景観的にも、環境的にも、心理学的にも、これからの時代の要求に適っている。
広島市内だけに限らず、世界各地の歩道にこの真砂土舗装の技術が使われることを期待したい。

「世界の歩道は、広島に通ず」というわけである?!?

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2008年6月16日 (月)

真砂土舗装と自殺防止・・・

前回広島特産の「歩道の真砂土舗装は広島らしい美しい景観を作る」ということについて書いたが、どうもそれだけでない。
真砂土舗装の色が黒でなくて茶色であるということは、心理学的に大きな効果があるということを友人の一人が教えてくれた。

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ウィキペディアhttp://wapedia.mobi/ja/%E8%89%B2には、「ロンドンのテムズ川にかかる橋『ブラックフライアブリッジ』は自殺の名所であったが、色を黒から緑に変えた所、自殺者が1/3に減った。」と書かれている。
広島市内の自殺者は1997年には162人だったというが、ブラックファイアブリッジの例のように、黒い歩道を茶色の真砂土舗装に変えることで、少しでも自殺者が減れば、それは素晴らしいことだ。
広島市は「市うつ病・自殺対策推進計画」の中間とりまとめで、市内の自殺者数を2016年までに約2割減とする目標を掲げているというが、そうしたことに貢献するかもしれない。

美容研究所の調査では、
「茶色:大地、田舎、穏やか、地味、渋い、素朴、落ち着き、暖かい、安心感、伝統、古典的、クラシック、丈夫、正統派
黒色:暗い、高級、フォーマル、陰気、強い、硬い、思い、孤独、男性的、不安」
をイメージするという。
確かに黒い舗装は人を暗い気分にする。
こうしてみると、広島市内の歩道を、現在の黒から茶に変えるだけで、街のイメージも明るく、暖かくなるはずだ。

そうなれば、街を歩くことが、楽しくなるだろう。
市民の誰もが“一日一万歩”歩くことも夢ではなくなる。
そうなれば、今盛んにいわれているメタボ症候群に対しても、真砂土舗装は極めて有効な対策だということになる。
これから新たに自転車専用道も作られるだろう。
その自転車道もこの真砂土舗装にすればいい。

広島市に住めば心身共に健康になるというわけだ。
そして歩行者が増え、街の賑わいが生まれ、自動車が減れば環境的にもいいということにもなる。
広島を訪れた人の気分も開放的になる。
観光客も増えるだろう。
真砂土舗装にすれば、いいことづくめだ!!!

この広島の素晴らしい技術を世界に広めよう!

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2008年6月15日 (日)

シャレオと経常黒字

5月20日の中国新聞朝刊に「シャレオ 初の増収」と載っていた。
2001年開業以来、ずっと減収が続いていたが、今年度は空き店舗が減ったために増収になったという。
出店の誘致に相当な努力をしたことが覗える。
売上高は1.8%増の16.17億円、経常利益は48.5%増の1.25億円という。
減損会計を適用した時点では、経常黒字転換は10年先と見込んでいた。
それが、その次の年から2期連続の経常黒字だ。
素晴らしい。

1

シャレオに近いJTの跡地に巨大なSCゆめタウンが開業し、相当の影響があるだろうと懸念されたが、なんとか乗り切った。
紙屋町、八丁堀の中心市街地にとっても、シャレオの黒字化は元気を与える。
2008年度の減収減益と予想しているが、それでも5千万円の黒字を予想している。
3期連続黒字が続けば、黒字は定着したとみていいいだろう。
数年先には三菱重工の祇園工場跡地に大型SCの建設が計画され、来年にはカープの新球場への移転も予定されている。
シャレオにとってまだまだ厳しい状況が続くことには変わりはない。

ともかくこれで広島市の抱えていた3つの3セク問題が、一応全て軌道に乗った。

今大阪府は財政再建に大わらわだ。
新たな投資を抑えるだけでなく、今営業している施設も閉鎖するという。
府内の市町村からも、強い反対意見が出ている。
岡山県も3年先には財政再建団体に転落する怖れがあると騒いでいる。
そんな状態に陥る怖れは広島市だって、充分にあった。
早めに察知し、手を打ったことがよかったといえる。
それほど大きな混乱もなかった。
議会では随分反対もされたが、今となってみれば極めて適切な判断がされたといえる。
危険を回避したというようなことは、なかなか見えにくい。
こうしたことはもっと評価されてしかるべきだ。

アストラムラインの乗客も増え続けている。
これも、これからの中心市街地にとっては追い風になるだろう。
中心市街地の魅力が見直される時代になったことを改めて感じる。
シャレオの黒字転換を契機に、中心市街地が元気になり、その魅力がさらに高まることを期待したい。

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2008年6月14日 (土)

メール「脅迫状」の規制は出来るの?

 朝パソコンを開くと20本近い迷惑メール。迷惑メールの振り分けはかなりの部分をパソコンが自動的に処理できる。しかし、最終的には自分の判断で削除しなければいけない為、日に3回で4~50本、多い日で80本の迷惑メールの削除処理するのも日課の一つだ。
 その内容の大部分は援助交際や男女の交際、アダルトビデオの契約や紹介で、まともな商品売り込みと思われるものは10%程度かと思われる。
 友人の話だと私の数倍を処理していると言う。まさに迷惑千万である。

 そんな迷惑メールの中にひと際派手にアピールするメールが日に5~6回来るようになって一月が経過した。<料金滞納通知>である。発信者は○○事務局となっている。
あたかも購入商品の代金を滞納している…ための督促である。
 内容を確認してみると「アダルト番組」の契約で『…貴方は対応の意思をお持ちでないと判断せざるを得ません。よって、次なる段階の対応へ移行…。過度に滞納されますと、悪質利用者・悪意を持った入会者と判断せざるを得ませんので、通報機関に通報…』と恰も私が詐欺的行為でもしているように仄めかし、警察か検察庁にでも告訴しかねない…と匂わす様な内容で…早急に番組料金○万○千円を支払えと、〈お支払い講座案内ページ〉が
ある。今にも告発…とばかりの文章に代わって4週が過ぎたが何も変わったことは起きていない。勿論、こんな迷惑メールに惑わされることはないが、中には被害をこうむる人もすくなくないのではなかろうか。

 こうしたメールの悪質・巧妙化した迷惑メール(特定電子メール)の送信に関する罰則を強化する法改正『特定電子メールの送信の適正化等に関する法律の一部改正案』が今国会で成立した…との新聞報道に接した。
 従来は受け手が断っても更に送り続けると違だ。だが、拒否のメールを送り返すと、かえって迷惑メールが増える悪循環があった。また、承諾や拒否の記録を残さなくてもいいことが取り締まりの障害になっていたようだ。

 事前承諾無しに広告メールを送ること自体が違法とされ承諾記録の保存が義務付けられる。違反業者への罰金も100万円から3千万円に引き上げられた。

 この改正で私たちのパソコンに流れていた迷惑メールが一気に無くなるとは考えにくいが企業や商売上には生かされ、徐々に個人のところにも好影響が表れるのではないかと、ささやかに期待を寄せるところだ。
 私の場合、放置していても私自身に被害は発生しないが、こんな業者を取り締まるには私でありメール受信者が警察に告発する必要があるのだろうか。どなたか、ご指導あれ!!

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2008年6月13日 (金)

映画「靖国」

 ウイークデーの午後、評判の映画「靖国」を見た。上映25分前に行くと既に200の席はほぼ満席で左右と後ろに用意された補助席3~40席も半分以上埋まっていた。
 見る限り若い人の姿はなく、殆んど高齢者のようだ。流石に“話題”作とまず驚いた。

 この映画は日本在住の中国人監督が10年をかけて制作したドキュメンタリーで「反日的」で文科省が助成金を出しているのはおかしいと言う国会議員や右翼の抗議で東京・大阪の映画館が相次いで上映中止をするなどで話題を呼んだ作品だ。

 そんな中で終戦記念日頃の上映を予定していた広島のシネツインの蔵本順子社長は「映画は作品が上映されて完成する。見たいと言う人があれば上映するのが映画館の使命」と3月も予定を早めて始めた。この姿勢は立派だ!!!こんな映画館があることは広島の誇りだ。

 初日には岡山や九州からやってきた客もあったが、不測の事態を警戒して私服警察官が場内の警備に目を光らせた。館の話では一日4回上映のうち11時と13時半は4日間満席状態が続いており、館でもいつまで続くか関心を高めている。

 さて、映画は既にいろんな形で報道されているが簡単に触れておく。
 毎年繰り返される8月15日の靖国神社で展開される様々な人の参拝風景・パフォーマンスを縦軸に、靖国神社のご神体として終戦までの12年間に6100振りも作られた“靖国刀”を今も造り続ける90歳の刀匠の姿を横軸にして『靖国の歴史的意味』を問う作品。
 
 はじめから画面は手持ちの撮影が続きぐらぐらと揺れる。おまけに同録音声の調整が良くないため頭にガンガン響き、まるで船酔い状態に近い気分になってしまった。ドキュメンタリーだから仕方ないと言う意見もあろうが作品の完成度からいえばいま一つだ。

 戦時中の日本人はここに祀られることを誇りに戦った。
 天皇と並んで戦意高揚の発信源だった場所だ。
 靖国が国のために殉じた人を祀るとしながらも西郷隆盛のように反乱者扱いの人物は除外されるなど基準に問題がある。日本人として戦地に送られ戦死してさらに合祀され、これを拒否したい台湾・韓国の遺族。一度合祀された魂は分岐や削除はできないと言う神社の言い分は理解できない…。独りよがりの神社の論理で一般国民の理解不能…?

 国家補償や年金の関わりで黙しているが被爆者やその遺族の中にも軍人や軍属、学徒動員や徴用者など合祀されている人も少なくない。
 それにしても刀匠と監督の噛み合わない質疑がこの映画の本質を表しているように思われる。外国人から見た靖国は極めて理解しにくい存在だろう…。当然だ、日本人にとっても分かりにくい存在であることは間違いない。
 
 A級戦犯の合祀を含め日本の総理が参拝に行くかどうか?単に日本の問題でなくアジアの国々を巻き添えにした太平洋戦争で日本が及ぼした数々の問題のうちの一つがいまだに靖国問題である。

 戦中派以降の日本人の誰もが知っているようで実はあまり知らない『靖国神社』の現実と精神構造にメス?を入れる作品と言えよう。
 若者を含めて今一度『靖国神社』を考える上で鑑賞をお勧めする。

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2008年6月12日 (木)

修学旅行の誘致

 平和公園での散歩が日課の私は最近修学旅行中の小学生から度々同じ質問を受ける。
 ペンシルとメモ帳を手にした児童の質問は「今、平和だと思いますか?」…。
 私は決まって「あなたはどう思いますか?」と聞くことにしている。
 概ね「平和です」「平和だと思います」「日本は今平和です…」と返ってくる。
 1~2割は「世界では戦争をしている所もあって平和ではない…」と自信なさそうに返ってくる。そこで必ず「ヒロシマで何があったのか、だけでなく今世界で何が起きているのか」も一緒に考えてね! と付け加えることにしている。

 広島市が修学旅行誘致の担当課を置いて本格誘致に動き始めたのは平成17年度。全国的に見て行政がこうした取り組みをするのは初めての試みのようだ。
 観光の振興だけでなく平和を願う「ヒロシマの心」を受け継いでもらうのが狙いだ。
 5~6月は小学校の修学旅行シーズン。平和公園は毎日大勢の修学旅行生がやってくる。
 被爆者の被爆体験を聞いたり慰霊碑前で合唱したり、今年は佐々木貞子さんの「原爆の子の像」が建立50周年に因んだ自主的な碑前祭などが行われているようだ。
 ボランティアガイドの説明を受けている。

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 広島市の取り組みは従来旅行業者まかせだったヒロシマ誘致を課長以下4人の職員が関東、中京、関西の小中高校へ毎年7~80校、直接足を運び時には市立高校生を伴って学校訪問し、同じ目線と感性で平和への思いや広島の魅力のPRに努めている。また、受け入れ態勢の整備と充実にも力を注いでいる。

 特に広島の事前学習のためのハンドブック「ヒロシマの心を未来へ」を作成している。
 広島の歴史・戦時下の広島から被爆の実相や核兵器の現状などを体系的にまとめいつでもどこからでもアクセスできる用意もして事前学習と取分け教師の手助けに備えている。

「ひろしま修学旅行ガイド」のHPも実に幅広く豊富なメニューが盛られている。
 しかし、雨の日の雨宿りには苦労しているようだ。昼食をとる場所など課題はまだ多いが、広島市の取り組みは徐々に効果が出てきており、ひと頃20万人だったがここ数年は30万人に増えて維持している。それでも昭和60年代ピーク時の半分だ。

 全国の小中高校生の「8・6ヒロシマ、8・9ナガサキ」認識度は年々下がって2割?を割っているようだ。大学生でもせいぜい3割?というのが実態のようだ。
 ひろしま修学旅行の受け入れは秋葉市長が自ら出前する大学での「ヒロシマ講座」と車の両輪で世界市長会議が掲げる核廃絶運動「2020プロジェクト」に繋がる広島市の大きな平和活動・事業だ。

 一般市民もそこを大切に考えて修学旅行生たちに対して機会があれば少しでもよい声をかけてほしい。「ヒロシマへ来てくれてありがとう」
 広島市民のホスピタリティーが修学旅行生に温かく向けられれば更に事業は拡大する力になることは間違いない。
 市民の力が市の平和事業を支えられる。みんなで応援したい「ヒロシマ修学旅行」!!!

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2008年6月11日 (水)

駐輪場?

大手町通りの角に立つビルはコンビニとパチンコ店が入居するとは思えない洒落た建物だ。
建築的にはアーケードと建物の取り合いはなかなか上手い。
この足元だってそれなりに綺麗に納めている。
しかし違法駐輪を排除しようと、並べられた沢山のコーンは、建物の美しさを台無しにしている。
それでも自転車を停める人がいるのか、警備員まで置いている。
その費用だってばかにならないだろう。
オーナーとしては、建物を本通りから一歩下げ、おおらかな空間を作ろうとしたのだろうが、その好意が裏目に出ているようだ。

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違法に自転車を停める人間が悪いに決まっているし、駐輪場が絶対的に不足しているという問題もある。
それにしてもこうしなければ、違法駐輪を排除できないというのは、どこかおかしい。
注意してみれば、道路と建物の間に自転車が置けるスペースは充分あるのに、自転車が置かれていない建物はあちこちにある。
どうも自転車を放置する人は、道路等公共のスペースには置いてかまわないが、個人の所有スペースに置くのはちょっと気が引けるということがあるようだ。
ここは個人所有のスペースではない、公共的スペースだと思わせるような場になっている。
道路に置いておいて処分されたら、「どうして処分したのだ、市が駐輪場を整備しないから置いているのだ、悪いのは市だ」と逆切れしたっていいと思っているようだ。
市もそんな輩を相手にしなければいけないのだから大変だ。
それならともかく個人の所有のスペースだと明確に示せばいい。
通路との間にチェーン等の柵を設け、個人の所有だということをはっきりさせるというの、まあよくある常識的方法だ。
デッキウオークを置いたりして、通路より1段高くする手もある。
ちょっと、掘り込む手もあるだろう。
アンデルセンお店の前のようにベンチを置く手もある。
アーケードの架かっていない西側スペースは、何か植物を植える手もある。
いずれにしろコーンはいただけない。
せっかくの美しい建物だ。
自転車を停めてはいけないという雰囲気をつくりだす仕掛けをすべきだ。
どんな方法がいいか、いろいろ試してみたらいい。

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2008年6月10日 (火)

カープと新球場

先日TVで、「ロッテが、千葉マリンスタジアムの運営を任されたことで、球場と球団を一体にして多彩な活動を始めた」と報じていた。
マリンスタジアムは千葉市が所有、運営していたが、近年導入された指定管理者制度により、球場の運営もロッテ球団に任されたというわけである。
現在建設中の新球場にあっても、千葉マリンスタジアムと同様、今の流れからいえば、指定管理者としてカープに任せることになるのだろうと思われる。
そうなれば球場も、野球を見る場ということだけでなく、もっと多彩な活動がされるようになるだろうとおもわれる。

球場が新しくなれば、当然建物の球場を見に来る人もでてくるだろうから、試合のない時でも、そうした見学者に対して有料で球場を案内することや、食事やコーヒーを提供したりするということにあるだろう。
さらに球団、選手と触れる機会も大幅に増えるだろうとも思われる。
それは球場という建物を観光資源化するということでもある。
こうした野球の試合以外の収入も馬鹿にならない額になる。

こうしたことは、いままでの市民球場ではできなかった。
あまりに施設が老朽化していたこともあるが、そもそもそうした観点で作られていなかった。
球場を作った頃は、球場をみせるだけで、それがビジネスになるとは、誰も思わなかった時代であったから当然のことではある。

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                                   広島市HPより転載
球場建設費は多額の費用がかかるが、球場経営そのものは通常利益が出る。
日本の球団は殆どが赤字だが、それは選手の獲得費用と年俸にお金をかけすぎるからだ。
企業がスポンサーについているからいいんだという言い訳がされているが、本来おかしいことだ。
カープは市から様々の支援をうけてはいるが、一応きちんと利益をだしている。
球団が黒字であるということは、それはそれで評価されていい。

「球場を観光資源化する」ということでいえば、広島市内のすべての建築、土木構造物を観光資源としての視点から捉えなおすべきだ。
岩国の錦帯橋は、そもそもは人が川を渡る土木施設として作られた。
それがいまでは、年間170万にもの観光客を集めている。
岩国にとっては貴重な収入源になっている。
岩国市民の誇りでもある。
これからの広島市の建築、土木施設は観光資源とすることを考えて作るべきだろう。

新球場の建設は、「建物を観光資源化する」というモデルを作ることでもある。

しかし新球場の運営に関して心配はある。
現在の市民球場は市が直接管理運営していた。
故に現在のカープ球団には球場経営のノウハウは蓄積されていないのだ。
つまりカープはこれから球場経営という全く新しい分野の事業を始めることになる。
しかし球団経営も球場経営も、お客に楽しんでもらうにはどうしたらいいかということでは基本的には同じだ。
やりようはある。
次に大きな問題は、新球場は、竣工して使い始めると、計画時とは違った使われ方がされ、思ってもいなかった現象が様々に起こってくることだ。
あちこち変更したいところが出てくる。
また社会の変化に対応しようとすると、常に手直ししなければならなくなる。
時間が経てば、老朽化もしてくる。
そうしたこともあって、施設は常に修正、手直しが必要となる。
そうした面では、カープも施設所有者である市との調整は苦労するだろう。
いずれにしろ新球場の運営については、よほどのことがない限り、未来永劫カープが続けることになるはずだ。
カープの一層の頑張りが求められる。

カープは広島のスポーツ界の長男ともいえる存在だ。
サンフレッチェ、広響との提携だけでなく、JTサンダース、メイプルレッズ等とも提携し、もっともっと広島のスポーツビジネスを育てる義務がある。

それだけでなく、モルテン等とのスポーツ関連企業とも提携し、広島に新たな「スポーツ関連産業」を育てる役割もある。
アキハバラ塾と提携したチケットのネット販売もあるだろうし、アンデルセン等の食品メーカーと提携してスポーツ、健康にいい食品の開発、販売もある。
医療施設と提携して、市民の健康増進に一役買うという役割もある。今回の球場周辺の開発とも一体になって、ヨーロッパで盛んな市民を巻き込んだ総合スポーツクラブを育てていくという役割もある。
カープはすべての面で、広島スポーツ界の中心として、活動する義務がある。
いまのカープ球団は孤軍奮闘という感がある。
なにも一人で頑張らなくていいのだ。
皆と一緒になって活動する仕組みを作ればいい。
そのためにも、カープも市民株主を増やし、市民、他の地元企業と一緒に考えていくようにすればいい。
それが真に市民球団となることだ。

カープ球団に期待したい。

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2008年6月 9日 (月)

鯉城会館

―サンクガーデンと広場

この写真を見て、この場所はどこにあるのかわかる人は、何人いるだろう?
噴水があり、緑があり、なかなか綺麗な空間だ。

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ここは、大手町通りにある鯉城会館入り口脇にあるサンクガーデンだ。
広島市の真ん中にある貴重な空間だ。
大手町通りを歩いていても見えないから、まず気づかない。

鯉城会館とは中にある多目的ホールのことで、そのほかに宿泊施設やレストランもある。
広島県民文化センターというのが正式名称だ。
立地もいいし、施設も立派だ。
利用率も高いだろう。

入り口前の広場もなかなかいい。
広場に植えられた木も随分大きくなった。
広場は街のゆとりを作り出している。
斜めの屋根の建物もなかなか洒落ている。
建物は造詣的にも美しい。
官でなければなければできないことをしている。

しかしどこか冷たいし、賑わいはない。
美しいサンクガーデンも、大手町通りとはなんの関係もない。
勿体ない。

2

ここは本来大手町通りの中心になっていい空間だ。
広場もオープンカフェにするとか、コンサート等のイベントに使えるようにしたらいい。
しかし、そのためには何か工夫が必要だ。
まず広場の前にある電柱も地中埋設をし、撤去したらいい。
コンクリートの大きな鉢ももうちょっと可愛らしくしたらいい。
サンクガーデンを囲んでいるコンクリートの手すりも格子状にするとか、あるいはガラスにするとかし、下を見えるようにしたらいい。
そんなことをすれば、広場ももっと賑わいのある空間になるだろうし、中にあるいくつかのレストランの利用客も増えるだろう。
いずれにしろ、もうちょっとなにかやりようはありそうだ。

この広場が楽しい広場になれば、大手町通りが歩いて楽しい通りになる。

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2008年6月 8日 (日)

「霧にむせぶ夜」などのヒット

 いつまでも広島のために曲作りを・・・

 今年のフラワーフェスティバルで、安芸郡府中町出身の歌手神園さやかさんが新曲「約束」を歌った。作詞が丹古晴巳さん。黒木憲「霧にむせぶ夜」(S43年)、石橋正次「夜明けの停車場」(S47年)、山本譲二「みちのくひとり旅」(S55年)などのヒット曲を持つ。生まれ故郷の広島市佐伯区八幡に帰り療養中。85歳の今でも創作意欲旺盛だ。
 丹古さんはシベリア抑留、作業員宿舎暮らし、衣料品店倒産など辛酸をなめ、S35年「新歌謡界」に入会、作詞を勉強。そして「霧に・・・」がヒット。日本クラウン馬淵玄三プロデューサーに認められ、専属契約に。この曲は、衣料品店を経営していた岩国から横浜に出た頃の状況を書いたもので、錦帯橋の「霧」がモチーフ。ちなみに馬淵さんは、五木寛之の小説「艶歌」、TVドラマ「海峡物語」の“艶歌の竜”のモデルになった伝説の人だ。後年私は馬淵さんに出会い、広島の歌手を紹介したことがある。「夜明けは・・・」は、その馬淵さんが持参した石橋のテープ聴いて作詞、さすがプロだ。
 「みちのく・・・」は20の候補曲の中の一つ、フォーク調の曲があり、芭蕉の「奥の細道」を頭に浮かべ、詞をはめたもの。ヒット曲のなかった山本が土下座をして頼んだ曲。執念が実り大ヒット。詞に「月の松島・・」が出てくるが、当時松島の旅館が満員になり、町長から礼状が届いたという。作詞名はペンネームの「市場馨」。丹古さんは無類の競馬フアン。さぞ競馬にちなんで付けたと思いきや、奥さんと当時の五日市町長の名前を取ったもの。もう一つの「広田文雄」は娘婿の名前だ。
 広島市出身や地元歌手の曲も多い。小川知子「思いがけない別れ」、胡浜三郎「女のまごころ」、角川博「夜明け川」、司千恵子(現音羽しのぶ)「涙という名の港町」、深見礼二「命がけ」、新宅未奈子「牡蠣船情話」、永井まこと「凍る窓」など。いつまでもお元気で、広島のために歌づくりを続けてほしい。

  上村和博

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2008年6月 7日 (土)

地震被害の四川省に思いを馳せる

 「天府の国」と呼ばれる中国の四川省が大地震に見舞われ甚大な被害が発生している。広島には四川に縁の人や企業関係が多く心配されている。
 
 広島と四川の関わりは’80年代当初、全国的に自治体の国際交流が盛んになり始めて頃、中国の省や都市との交流が一気に進め気配があった。県も各方面に交流のための情報収集をしていたが沿岸部の省や都市はほとんど先進県・自治体と友好提携をしていた。
 ところが当時は未だ省内の一都市だった重慶市を含む内陸部の要衝・四川省は山梨県と緩やかな交流を始めているだけで手つかず状態だった。

 当時の中国首脳は文革を乗り切って改革派と言われる鄧小平、胡耀邦、趙紫陽など四川省出身者が中心で遅れていた経済発展をはじめ何かと四川は注目されていた。
 県は四川の成都に駐在員を常駐させていたある商社の仲介で2年の調査期間をおいて友好提携に踏み切った。’84年(昭和59年)5月、当時の竹下知事を団長に県内企業団体各層から100人を超える代表団が四川省を訪問し、同年9月四川省の省長以下の代表団を広島に迎えて友好協議書を交わして交流が始まった。
 何せ、広さは日本のⅠ,2倍人口は9千万人(重慶を含んだ当時は1,2億人)と中国一の規模を誇る省で、オフィシャルな行事は何事も大げさである。

 以来農業・工業・教育文化などを中心に幅広い交流で隔年ごとに代表が行き来し、民間企業や大学も交流を促進してきた。自治体ではいち早く広島市が’87年(昭和62年)直轄市になる前の重慶市、’90年(平成2年)庄原市が綿陽市、’92年(平成4年)稚安市、’93年(平成5年)に東広島市が徳陽市と’01年(平成13年)に大竹市は歴史的な灌漑施設で知られる世界遺産の都江堰(市)と友好提携を結んだ。

 民間でいえば重慶にマツダと四川省に5社が進出しているほか事業交流をしている企業はかなりの数にのぼり、国内の自治体単位では殊更に係わりが大きく深い。

‘84年の交流団に取材班として参加し四川TV(電視台)から友好交流を働きかけられた。
翌年、山梨へ取材にきた四川TVのクルーが広島に足を延ばした。取材を担当しながら案内役も引き受けたのが縁となり団長で四川省対外友好協会会長、四川大学教授の許川氏の強い働きかけでRCCは四川TVと友好交流を結ぶことになり、四川との関係が深まった。
 
‘71年、国交回復前年の初訪中以来、時には一人でまた数名の取材チィームを組み、上海支局の開設準備に合わせてなど14~5回の訪中をした。このうち半分は四川省を訪問することになった。

 三国志とパンダの故郷であり詩人の杜甫が活動した四川には多くの歴史的観光地や都江堰や九塞溝、黄竜に楽山大仏、峨眉山など5つの世界遺産があり綿陽や徳陽市等の取材にも走った。
 四川省は中国松茸の本場で専らチベット族系の農民のテリトリーであちこちにマツタケ御殿と呼ばれる家が並び、柱や梁に独特の彫り物が見受けられた。

 四川省内には200近いTVとR局がある。規模は学校放送程度からキー局並みまでさまざまだが、日本でいえば電波監理局のような広播電視庁という統括組織の下に関係職員は2万人近くいてNHKを上回る組織だ。

 交流当初はドラマにドキュメンタリー、歌謡番組が中心でニュースや報道番組は“記事審査”部門のチェックを通過しないと放送されない仕組みな為、今日の取材のネタが放送されるのは1~2日後は当たり前だった。放送が国家統制にとっていかに重視されているかが伺える時代だった。しかし、徐々に統制は緩やかになり「日本の報道を学びたい」は関係者の強い願望だった。
 国営放送でありながらいち早くCMを取り入れ、TV番組専用新聞を有料発行して大きな財源にして無料化を実現し、これが全国に波及するなど先進的な取り組みにも成功した。

 今回の地震報道が国内でどれだけ放送されているかわからないが、日本のTV電波に乗る映像や情報を見る限りこの10年で大きく変わってきていることを感じる。北京に駐在中のRCCの後輩記者も震源地周辺の取材に駆け回っている。
 
 私が親しくしていた人たちの多くは既に退職したが最初にカメラマンとして広島に取材に訪れ、訪中の度に取材や手配に協力してくれた王路明氏は今や四川CATVの社長で陣頭指揮に当たっていることだろう。

 成都では大きな被害は出ていないようだが省内の放送局の施設や関係者の被害が大きいことが予想される。

 広島県や議会、広島市をはじめ交流各自治体も見舞金などの準備を進めている。
 昨日に続いて今日も日本の救援隊が出発する。
 不幸な災害であるがこうした事態を通じて日本と中国の絆が一層強まることと救済の実をあげてほしい。
 犠牲者の冥福を祈り被害がこれ以上拡大しないことを祈るばかりだ。

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2008年6月 6日 (金)

劇団四季パワー

 2月17日にオープンした劇団四季のロングラン広島公演「美女と野獣」が、6月8日で幕を閉じる。長期公演は「オペラ座の怪人」(’01年)「キャッツ」('03年)に次ぐ第三弾。
 105日の公演で目標の15万人をクリアーして幕を閉じる。期待通りの大成功だ。
 
 5月11日付けの中国新聞に劇団四季の見開き全面広告が掲載され改めて四季の驚愕の活動状況を再認識した。劇団四季はまだ戦後の気配が残る‘53年(昭和28年)のフランス革命の記念日の7月14日に浅利慶太や日下武史ら慶応・東大の学生を中心にした学生劇団としてスタートした。
今年で創立55年を迎える。

 「全国の津々浦々に演劇文化の出前をしよう」と’69年(昭和44年)から本格的な地方公演を始めた。札幌、仙台、東京、静岡、名古屋、京都、大坂、広島、福岡のロングラン公演をする9都市だけで2万5千回の公演で2380万人を動員した。公演先は全国の基礎自治体の54%に当たる700の市区町村に及んでいる。また最近5年間は年間で3500公演・330万人を動員している。創立以来の観客は軽く3千万人を超えている。
 
 因みに広島公演は3回のロングランで約40万人を動員したが広島公演のトータルでは’69年以来414公演で58万人が足を運んでいる。これは札幌の43万人(460回)仙台の48万人(417回)静岡の40万人(280回)に大きく水をあけている。また、専用劇場は800~千人の座席設定なので一公演の単純比較はできないが総動員数1124万人の東京が970人、347万人の大坂が945人、254万人の福岡が870人。広島は一公演平均1400人で動員数は最も多い。
 
 入場率で言えば97~8%とこれも他を5~6%と大きくリードしている。劇団にとって広島は欠かせない効率的な公演だ。これは一重に郵貯ホール(ALSOKホール)という好条件の優れた会場に恵まれた結果だ。また、観客の30%は他県からの入込客で広島にとってはありがたい文化的資源となり劇団と双方にとって嬉しい成果を結んでいる。

 広島には地方では稀なプロの交響楽団があり広島市が長年応援しているオペラルネッサンスや年末恒例の第九合唱団など文化的な底支えがある。また中高校生の団体観賞が進むなど広島の文化度と都市力を育み高めている…と言える。
 劇団四季が広島にもたらす活性化と文化的な波及効果は大きい。
 「劇団四季の専用劇場を…」の声が出てくるのも至極当然と言えば当然だ。
だが…?

 東京で5館、名古屋、大坂、京都、福岡の常設館はいずれも劇団四季の直営館だ。
 広島のロングランは劇団四季が長年にわたる中四国公演を積み上げてフアン層の開拓を重ねて準備してきた結果で、これが常設館に繋がる可能性はまだ極めて薄いと言えそうだ。
 九州一円と山口を背景にした拠点性が高い福岡と広島とではあまりにも条件が違う。
 次回ロングランは2年か3年先になるのか?上演作品が何になるのか早くも気をもんでいる人も多い。

 「演劇は先ず一つの事業、繁盛する一つの商業的な企業であらねばならない…」演劇の芸術性と商業性を厳しく追及し続けてきた“浅利演劇哲学”は脈々と生きており、容易には専用劇場の実現は望めまい。
 ここは時間をかけ、期待を込めて劇団四季の判断を待つしか無かろう。乞うご期待!!!だ。

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2008年6月 5日 (木)

広島市の子育てボランティア

 NHKの朝の連ドラ“瞳”が「子育て里親制度」をテーマに取り組んでいる。東京都の里親制度「養育家庭制度」をある家族を通して正面から見据えて考えるドラマだ。

 里親制度は戦後の戦災孤児の救済を目的に始められた制度。いま何故里親か?の疑問を持つ人も多かろう。子どもは本来家庭の温もりの中で育てられることが必要だが親の離婚や病気や失踪、最近は虐待など様々な事情で親と一緒に暮らせない子供たちが増えている。

 最近、中国新聞と朝日新聞が相次いで社説欄で広島市の子育て制度を評価している。
 「青少年メンター制度」と「ふれあい里親制度」だ。
 「メンター」はギリシャ神話が語源の「人生経験豊富な優れた助言者」の意味で、大人が子供と一対一で成長を支える米国の教育支援や人材育成制度として100年の歴史がある。
 秋葉市長が20年の在米経験から選挙公約に取り入れて試行し、‘05年度(平成17年)から日本の自治体では初めて導入した。
 
 広島市の制度は小中学生の保護者からの申し込みを受けて、メンター登録した人と組み合わせ、1年間に渡って週1~回2時間程度を交流して過ごす。
 子どもとの信頼関係を築きながら精神的・人間的成長を促すことが目的で、「自分を変えてみたい」「視野や可能性を広げたい」「悩みを解決したい」などの気持を持つ子どもの支援をする“地域のおじいちゃん・おばあちゃん教育応援団制度”だ。
 メンターは1回につき600円の活動費が出るだけのボランティアで特別な資格は要らない。

 学習意欲や積極性の向上、不登校の改善など子どもの成長に効果的との評価が高く、今年度も60組のメンターが計画されている。学校と家庭だけだの教育には限界が多いいことは指摘されて久しい。この制度はまだ、規模が小さく地味で地道な取り組みだが地域の教育力が着実な支えになりつつある先進的な取り組みとして全国的な注目を集めつつある。
 
 「ふれあい里親制度」にもユニークな方策が追加された。広島市は従来の制度に盆と正月の二週間程度、子どもを引き取って養育する「ふれあい里親制度」を設けてきたが本年度から連休や週末にも広げる「ホリデー里親制度」を導入する。里親希望者の増加が狙いだ。

 児童福祉法の制定から60年。終戦直後とは比べようがないが、児童養護施設は核家族化や少子化の今、虐待の増加や離婚で傷つく子どもが増える傾向にある…という。
 今回の里親制度のハードル低下は地域の養育・教育力と都市力の向上に繋がる。
 平和都市に相応しい子ども受難時代に敏感な行政対応にエールを送りたい。

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2008年6月 3日 (火)

ドイツ映画「ヒットラーの贋札」

 相次いで2本のドイツ映画を見た。いずれもナチスと分裂国家東独の戦争犯罪を告発する作品で‘06年と’07年のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した秀作だ。

 一つはこのブログで紹介した「シネマ クラブ・ひろしま」の第一回上映会の「善き人のためのソナタ」。舞台は冷戦下の東独。国家保安省の監視員は劇作家と舞台女優の恋人が反体制的と言う証拠を掴むように命令される。成功すれば出世が待っていた。しかし、盗聴器を通じて知る自由や愛に美しいソナタ…証拠をつかみながら、いつしか新しい人生に目覚めてゆく…。長くベールに包まれていた東独の秘密組織の実態、目に見えない戦争を告発し、’07年アカデミー賞外国語映画賞を射止めた作品。

 この「ヒットラーの贋札」は第二次世界大戦末期、ヒットラーの命令で実行されたナチス・ドイツによるポンドとドルの贋札作りを実話に基づいてスリリングに描いた作品。
 経済かく乱を狙ったドイツ軍は謀略工作の一環として贋札造り作戦を命と引き換えにしたユダヤ人を使って収容所で行う。拒めばガス室送りか銃殺が待っている。リーダー格の贋作師と偽札造りに抵抗する男の対立を軸に緊迫した画面が展開される。

 命を守る為の行為は正義なのか、死でもって自らの正義に殉じるのか…。同じユダヤ人同士の対立と葛藤がきめ細かに描かれて、背後に潜む人間の本性がむき出しにされて戦争を告発する。

 二つの映画で共通しているのは国家監視員の男が監視の盗聴を通じて人間性と愛に目覚めるのと同じように「贋札」でも正義に殉じる男に同調して行く心理と行動を見事に一致させ、偽ドル札の完成を遅らせ終戦を迎える。人間の尊厳への冒涜を戒めたこの映画の訴えは世界に共通した普遍的なものとして守っていくことが課題と言える。

 いずれも自らの国の過去の歴史の誤りをあからさまにして、世界に問いかけ投げかける映画製作の姿勢はドイツの開かれた国民性と国際性が評価されよう。

 ドキュメンタリー映画“靖国”に文科省が助成金を出しているので先にチェックさせろ…と言わんばかりの圧力をかける我が国の国会議員の狭量な精神的ありようは比べものにならない。二つの映画と靖国の3本立て上映も決して出来なくはない…。如何なものか?

 広島もこうした映画を通じて新たな戦争の脅威を排除する闘いの糧としたいものだ。
それが映画のビタミンと言える所以だ。

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2008年6月 2日 (月)

「シネマ・クラブ ひろしま」の発足

 「映画は楽しい みんなで見るともっと楽しい 語り合うとさらに楽しい」こんな思いを形にしたい…と半年間『シネマ・クラブ・ひろしま』の設立準備に関わってきた。
 平和や環境問題に取り組んでいる若者グループグ“グラスルーツの会”が昨年秋に実施した環境ドキュメンタリー映画「不都合な真実」の上映に予想を超える600人余が参加し、“いい映画を観るチャンスが少ない”…と言う声に押されて、各方面に呼びかけて広島映画センターの全面的なご協力を得て設立準備を進めてきた。
 
  5月17日(土)の夕方から西区民文化センターで開いた第一回上映会はドイツ映画で’07年のアカデミー賞外国語映画賞の「善き人のための ソナタ」を上映した。この日に会員登録された人、既に入会していた人、友人知人を誘って150人近い人の参加があった。

 映画は東独の国家保安省の監視員が劇作家と舞台女優の恋人が反体制的である証拠を掴むように命じられる。成功すれば出世が待っていた。しかし、予期していなかったのは、彼らの世界に近づくことで監視する側である自分自身が変えられてしまうことだった。
 国家を信じて忠実に仕えてきた監視員が証拠を掴みながらも、盗聴器を通じて知る、自由な思想や愛の言葉、美しいソナタ…に影響を受け、いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。 

 ベルリンの壁が崩壊して東西の冷戦時代に終焉を告げた。しかし、東西ドイツが統一後も国家保安省や秘密監視組織について、映画のテーマとして描かれることはタブー視されていた。そして17年経って人々はようやく重い口を開き“監視国家の真実”を語り始めた。

 上映後の感想は「とてもいい作品だった」「感動した」など概ね良い反応を頂き、アンケート用紙にも「いい映画をありがとう」の声と次回上映に「戦場のピアニスト、サラエボの花、夕凪の街…、日本の青空、ポストマン」を複数以上の候補作品としてあげて頂いた。
 
 今後の上映作品の候補は可能な限り会員の推薦とHP上の投票などを活用する方向で準備をしている。特に今後はこれまでの幹事会試写会をシネマ・クラブ”会員限定試写会”に拡大して、可能な限り月一回くらい行いたいと話し合っている。会員特典を生かして頂けるような会に準備中だ。2本立て上映の声もあって、この会の成り行きが楽しみだ。

 会員は次の特典がある。①会主催の上映会で会員料金(800円)で鑑賞 ②広島映画センター主催の上映会で引料金での鑑賞 ③会報、映画情報の配信、配布 ④会のイベント(懇親会)参加映画センター主催事業への参加ご案内 ⑤会員試写会参加のご案内…。
 会の規約や年間の運営などについては電話で問い合わせて頂くか、ホーム・ページで確認ください。
もちろん監督や製作関係者を囲む会や講演会なども企画する。今回のアンケートにも早くも周防監督などの要望が出されている。

 エジソンが映画を発明開発して僅か110年余、一時はTVの普及で衰退した映画が今再びTVとタッグを組んで拡大中だ。映画は人生のビタミンです!!!を「シネマ・クラブひろしま」の新キャッチィフレーズに若い人達と一緒に普及拡大に尽力したいと思う。
 貴方のご参加を心よりお待ちしています。

<加盟・問合わせ>「シネマ・クラブ・ひろしま」事務局(広島映画センター内)
   〒730-0853 広島市中区堺町1-2-9 貴志ビル1F
    HP http://cc-hiroshima.cida.jp/ tel:082-293-1274
Meil: cc.hiroshima@gmail.com fax: 082-293-2229

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2008年6月 1日 (日)

折り鶴と市章

折り鶴は今や平和のシンボルになった。
広島市のシンボルでもある。
フラワーフェスティバルでも、今年から折り鶴みこしが70基に増えた。
これでフラワーフェスティバルの価値も一段と高まった。
パレードのあと、平和公園に置かれた折り鶴みこしは荘厳ですらあった。

広島市の市章は、川の都広島をモティーフにした3本の波のデザインである。
この市章は明治29年5月19日、旧芸州藩の旗印であった「三つ引」(三)にヒントを得て、これに川の流れを表現するカーブをつけて、水都広島を象徴するとして決められたという
なかなか綺麗なデザインだ。

1

今では折り鶴といえば、誰でもが広島市と平和を思う。
折り鶴をモティーフにしたデザインを、広島市の第2の市章にしたらいい。
平和活動、インタナショナルな活動等、使う対象を限ってもいい。

折り鶴の意味するところは深く大きい。
広島市の市章にすることによって、さらにその折り鶴の価値がたかまることになるだろう。

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