市民球場ラストイヤー“激しく燃えろ”
今年、最初のカープ観戦に孫と一緒に歓喜した。
3日、4敗1分で迎えた阪神戦。1万3千の観衆は3塁内野とレフト側外野席にこれまでになく縦縞模様のユニホームの阪神フアンが目立ち、六甲おろしがやけに良く響いた。
金本―新井とカープOBが支える阪神へブーイングも大きく、カープフアンは4連敗にやきもきしていたに違いない。
エースと4番バッターが抜けて不安が大きい今年のカープ。黒田の後を埋められるかどうか、大リーグの経験もあるルイス。ゴズロスキーやシュルツ。新井の後釜に3Aで活躍したシ-ボル、阪神から移籍した赤松らを獲得。ドラフト組を合わせて13人の大補強だった。
この結、激烈な1軍争いが生まれオープン戦で2年目の前田健、宮崎、青木が成長を印象づけ高橋、長谷川のベテランも健在ぶりを、4番の栗原も成長の跡を見せた。
そんな第6戦は思わぬ形で展開した。2点を追う3回2死3塁で2番の石原が放った打球が三遊間で大きくイレギュラーして流れは変わった。51年目、市民球場最後の年のカープに思わぬグランドが生んだイレギュラーがカープの初勝利に味方して盛り上がった。
戦後の気配があちこちに残る昭和32年市民球場が完成し、広島市民県民の夢がかなった。所が応援団のお行儀がひんしゅくを買い、相手チームに広島弁で飛ばすヤジの鋭さを非難されることも多かった。場内警備を暴力団関係者が仕切り警察官が常駐する悪名高い球場だった。しかし、初優勝を境にスタンドの応援風景も徐々に自粛され5度のリ-グ優勝と3度の日本一を経てフアンも成長した。だが、優勝から遠ざかって17年。
市民球場最後のシーズンを「ALL-IN・激」を掲げたブラウン監督は「激しい競争がチームを向上させる。過去2年に無かった期待感がある」と話している。
愛媛県生まれで大のカープフアンのスポーツジャーナリストの二宮清純氏は「若い選手が、どんどん試合に出られる楽しみなシ-ズン」と言う。市民球場のラストイヤーは来シーズンの新球場の広さを視野に入れ、スピードのあるプレーが要求され肩が強く足の速い選手が必要になる。若手に期待できクライマックスシリーズへの進出は可能…と見ている。
市民球場のラストイヤーだからでも新球場になったからでもなく『熱く燃えて、カープが強くなった』から見に生きたい…と言われる年にして欲しいものだ。
カープのシニア会員になった今年、球場に足を運ぶ回数は増えそうだ。頑張れ!!!カープ。
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