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2008年5月23日 (金)

リーパーさんの「ヒロシマ維新」論

 先日、広島平和文化センターのスティーブ・リーパー理事長の日英両様のブックレット「ヒロシマ維新 Hiroshima Revolution」を頂いた。4年前に千部を印刷し、機会あるごとに配布し米国巡回中の「原爆展」でも販売し、残り3冊を韓国出張へ持参するところを一冊頂いてしまった。近く、第二版を予定しているというので安心して頂いた。

 目次を見ると、世界の終りに。原爆の特殊性。これに続いて森滝一郎元広大教授の〔広島を破壊した新型兵器は「力の文明」に終止符を打ち、「愛の文明」の始まりを告げる警鐘であったと悟る〕…と二つの全く新しい考え方を導きだされた、この2つのパラダイム<思想の枠組み>から「核兵器の持つ意味」や「戦争の文化と平和の文化」という真反対の考え方から引き出した“平和論”ついてわかりよく展開している。

 昨年、理事長に就任直後の新聞記事「原爆資料館の展示見直し」を巡り『原爆投下を容認しているのではないか』と言う誤解を生みバッシングに遭いましたが、この中でも彼は一貫して「原爆の非人道性を理解し、地球上から核兵器を廃絶しなければならないということを理解してもらう為に何ができるかを考え、実行する必要がある」と訴えている。
 特に、米国には「核兵器がなくなるととても損をするグループが存在し、そのグループは“核兵器は使うもの“と世界に示したがっていて、政府に影響力を持っている」と米国政府と軍事産業のつながりの深さや大きさから大変危険だと警告している。
 また、世界のリーダーたちは米国を筆頭に戦争文化に浸っている。利己的で攻撃的、競争的人間が自分の富や地位や成功ばかりを優先した結果、貧富の格差を大きくし、小型の核兵器が使われる危険性が高まってきた…と指摘している
 反面、地球温暖化問題などお互いの協力がないと解決できない人類の課題が迫ってきたため徐々にリーダーは変わっていかざるを得ないと確信している。そこで、勝ち負けや競争原理ではない平和文化の原理を働かせる。広島と長崎が原点になって都市と都市を結んだ平和文化を育てる役割が大きい…これが秋葉市長の「平和市長会議」に結びついている事が良く分かる。

 彼は今何としても核大国米国の国民に核廃絶の理解を促すため、米国巡回中の「原爆展」に全精力を傾けている。会場でアニメ映画「はだしのゲン」や「アンジェラスの鐘」の英語版の上映や漫画の展示なども考え準備を進めている。コノブックレットは彼の行動のバックボーンが理解できるだけでなく、被爆者が積み上げてきたヒロシマの方向性を理解できる新しい手掛かりになりそうだ。
 中高校、大学生の平和教育の副読本にするには最適な手引書ではなかろうか。
 再版の早いことお期待したい。

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» 第63話)何も知らなかった核廃絶論者 [ここで生きる・・・学校では教えてくれない大切なこと]
私の両親は岡山県出身で、私も生まれは岡山県なのですが、小さい頃広島に引っ越してきました。広島育ちで、現在も広島市に住んでいますので、出身地は広島だと思っています。 ご存知のように、広島は人類史上最初に原爆が投下された街です。広島県内の多くの学校では、「... [続きを読む]

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