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2008年5月26日 (月)

新球場周辺計画

新球場周辺計画は、意外とすんなり三井不動産グループに決まった。
「実現可能性、事業継続性とも、もっともすぐれている」として答申された。
地元企業にと期待していたが、まあ仕方がない。
大型スポーツククラブやスポーツショップを核にした「スポーツの街」をテーマにしている。
いいコンセプトだ。
コナミスポーツ&ライフやラウンドワン等が、すでに出店を決めている。
さすが三井不動産だ。
「実現可能性、事業継続性とも、もっともすぐれている」と評価された理由がよくわかる。
投資額が160億円。680万人の集客を見込んでいる。
かなり大きな計画だ。

1

貨物ヤード跡地の開発は、今回の工事費160億円と新球場の建設費90億円、それに周辺道路整備費等約40億円等を合計すると300億円を越える。
そのうち、広島市の実質負担は、新球場の建設費23億円だ。
つまり広島市は、23億円の投資を呼び水にして、90億円の球場を造り、その球場建設を「てこ」に、今回の三井Gの開発計画を生み出したというわけだ。
なかなかのもんだ。
地元への経済効果は、この建設投資だけでも相当なもんだが、この地域での雇用、物品販売等による波及効果はさらに大きい。
市にとっては、恒常的に固定資産税、都市計画税等の税収も入ってくる。
市は120億円ともいわれるこの貨物ヤード跡地を、長い間ずっと持て余していた。
今回その土地の1部、1.8haと2.6ha、の計4.4haを51億円で売る。
売却によって、その半分近くを早々と回収することになる。
しかも、今回売却するのは、球場では使わない、余った土地だ。
普通なら駐車場程度にしか使えない土地を、51億円で売るわけだ。

今回のこの一連の進め方を、ビジネスの世界でいう投下資本利益率ROIという視点からみれば、とんでもない数字になる。
その上、こんな大きなプロジェクトなのに、市は、将来における経営のリスクは全くと言っていいほど負わない。
このことも、本当はもっと評価されていい。

当初のエンティアムGの提案は商業施設を中心にしていた。
店舗は、すでに広島市内では供給過剰になっていることは明らかだ。
今回の事業計画なら、中心市街地へもプラスに働くだろう。
広島市のまちつくりの観点からみても、今回の計画の方がはるかに優れている。
エンティアムの計画では駐車場は採算が取れないということもあって、確か50億円の市の負担があったように記憶している。
それに相当する広島市の今回の負担は23億円だ。

夕張市の公共工事に象徴されるように、公共工事の失敗で沈んだ都市は多い。
今回のプロジェクトは、新しい公共工事のあり方を示した。

ここに来るまでに、それはそれは色々なことがあった。
時間はかかったが、結果オーライだ。

新球場移転計画を契機に、広島駅前Bブロック計画、Cブロック計画、若草地区計画も動き出した。
今まで広島駅前の開発は、進みそうで、進まず、なんども止まってしまっていた。
いまかいまかと待たされていたお店は、もうそれこそ崩壊寸前になっていた。
そうした状態から、今ようやく、解き放たれようとしている。

これだけの計画が完成すれば、広島市の拠点性は一挙に高まる。
変貌する広島市の、これからが楽しみだ。

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