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2008年5月15日 (木)

「負けて勝つ」!!!

 4月17日、名古屋高栽は「航空自衛隊によるイラクでの空輸活動は憲法9条に違反する」との判断を示した。派遣差し止めや慰謝料の請求は認められず原告が敗れた。しかし、勝った被告の国は上告出来ないと言う皮肉な結果を生んだ。原告側は裁判では敗訴したが内容的な“大勝利”なので上告せず、判決は確定することになり結果的に「負けて勝つ」だ。

 判決はバクダットの現状についてイラク復興支援特別措置法が自衛隊の活動を認めていない「戦闘地域」に当たると認定した。バクダットに多国籍軍の武装兵士を空輸することは他国の武力行使を一体化した行動で自らも武力行使したものと評価を受けざるを得ない…との指摘。派遣の根拠になっているイラク特措法に違反しており武力による威嚇や行使を永久に放棄した憲法9条一項に違反である……との判断は誰にでも理解できる極めて判りやすい内容と論理だ。

 日本は9・11以来、米国のアフガニスタンやイラク政策に追随して来た。開戦から5年を経過してイラクに大量破壊兵器が無かった事や国際的テロのアルカイダとの関係も証明できないまま、いまだに同盟国というだけで憲法の枠組みを逸脱して追随をしている…。

 「非戦闘地域」について問われた小泉首相は「自衛隊が活動している地域が非戦闘地域」と強弁して、もの笑いになりながらも「憲法に逸脱しない海外派遣」と強行してきた。

航空自衛隊は2年前の夏、陸上自衛隊がサマワから撤収して以降はクエートを拠点にバクダットなどイラクへ多国籍軍の兵士や物資の空輸を続けている。しかし、国が情報を十分に公開していない上日本のマスコミは戦闘地域への特派員派遣をしていない事も手伝って”イラク報道”は日々少なくなり国民の関心も遠のきつつあるように思える。

 これまで同じ立場に立った全国の訴訟は憲法判断を避けてきたが今回の名古屋高栽判決は原告敗訴にしたものの憲法判断に踏み込んだ内容は原告側の「事実上の勝訴」で国の国際貢献の在り方を改めて問い直し、見直しを迫った形になった。

 判決に対して官房長官は「危険な飛行場なら民間機が飛ばない。大丈夫」と「派遣続行」の方針。更には今後「最高裁判決ではない」と抗弁する可能性も強いだけに野党の撤退要求は強まり、憲法記念日を軸に追及は厳しさを増すだろう。

 5月4日から幕張メッセで憲法9条を支持する世界の声が結集される「9条世界会議」が開かれる。この判決が「憲法9条を守る」立場の人や民主勢力や野党の大きな後押しになることは間違いない。

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