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2008年5月26日 (月)

神楽ブーム?

 GWの最中の4日平和公園内の国際会議場で神楽を見た。広島、島根に宮崎の神楽団を迎えての「神楽フェスティバル」でFF実行委員会が32回目の今年初めて試みた企画だ。
定員1,400人に対して12倍の16,300人の応募があった。実行委はあまりの人気の大きさに急遽3日の夕方カーネイションステージで追加公演をした。
 このGW期間中に県内各地で開かれる神楽は10会場に上っており、いまだに続く神楽ブームを裏付けている

 「RCC早春神楽共演大会」と銘打って神楽公演を始めたのは10年前。5千円を超える入場料が受け入れられるのか、強い疑問を持ったまま担当者の熱意に押されてスタートした。
 県内人気の10神楽団の共演は人気を呼んでチケット発売日は数ヵ所に行列が出来て完売状態。以来、毎年発売日前日からイスが並んでチケットを待つ人が出る人気を保っている。

 日本の神楽の故郷“宮崎神楽”は初めて見た。2夜2晩続くという高千穂の天孫降臨の神事で広島や島根の神楽に比べると実にシンプルで地味な旧来の伝統的な神楽だ。

 神楽の始まりは「天照大神」が弟の乱暴やいたずらを嘆いて岩戸に身を隠し、この世が闇に包まれた時、困り果てた神々が岩戸の前に集まってかがり火を灯し宇津女命が舞い踊った物語に始まったと言われている。これが所謂岩戸神楽で、獅子神楽や湯立神事に鎮魂玉振なども神楽であるが神話や伝説に由来した旧舞と言われる神楽だ。今はストーリー性の高い岩戸神楽が大半で、戦後に謡曲や浄瑠璃などから取材して新しく創作された新舞だ。

 広島の神楽は島根県邑智郡の国指定の重要無形文化財「石見大元神楽」が県境を越えて高田郡へ,また浜田から山県郡方面へそれぞれ伝わり氏神社の祭礼として定着し更に衣装や面に小道具に工夫が凝らされて独自の“広島神楽”に発展してきた。
 出しものは様々だが人気一番は「八岐大蛇」だ。これをこなすことがプロ神楽の登竜門と言われる。同じ舞台に7~8頭の大蛇が舞う姿は圧巻だ。

 金銀で刺繍されたきらびやかな衣装は何となく安芸門徒の仏壇や今はあまり見かけない金ぴかの霊柩車を連想する。果たしてその影響が有ったかどうかは全くわからないが、生活文化が融合して受け入れたに違いないと勝手に推測している。
 集落ごとにあった神社の氏子たちによる神楽集団が徐々に選択され他所の神楽の影響を受けながら五穀豊穣を祈る祭礼の奉納神楽として継承されて来た。しかし、故郷を離れた人たちが待ち受ける都会のホールや広場で年中開かれるようになって10年余。今もブームを支える魅力は何なのか?

 実は“スーパー神楽”が底支えしているという。16年前に千代田の神楽団が創作発表した特殊な照明を使って面を闇に浮かせ、火を噴く面を宙に飛ばすなど従来の神楽の常識を覆した演出が若者に受けた。これに追い付け追い越せと各団の創意工夫が拍車を駆け神楽の追っかけまで生まれ、人気を支えているようだ。

 芸北の高校や中学では神楽クラブがその後継者として育ち、最近ではお囃子の担当に女子部員が参加し、卒業後に神楽団に加わって伝統芸能を受け継いでいる人も多い。
 県内で活動している神楽団は50~60ある。これに島根県の20~30が加わって祝祭日を中心に年中どこかで神楽が行われている。広島は正しく神楽の故郷なのだ。
 静かなブームを継続している神楽の魅力はいろいろあると思われるが、あの笛と太鼓のリズムが日本人の体の奥底に眠る心を震わせるのではなかろうか。

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