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2008年4月 5日 (土)

国立の追悼平和祈念館の役割強化!! 

 国が広島と長崎の平和公園に建設した「国立原爆死没者追悼平和祈念館」の年度計画を検討したり意見を具申する運営企画検討会が今年も厚労省で開かれた。
 広島に建設されて7年長崎に出来て5年になる追悼平和祈念館は国が戦争や原爆の犠牲者に対して設けた初めての施設だ。「国として原爆死没者を追悼し平和を祈念し被爆体験を後代に継承すること」を目的に併せて「核兵器の廃絶」の決意を込めた『国立』の施設だ。

 施設設置の由来は国家補償による被爆者援護法の制定を求める被爆者に対して政府は個人への国家補償を避ける代案として浮上した構想で、国と被爆者の間には基本的な考え方に大きな開きがあった。双方で『戦争に対する国の責任』を巡る長い議論(7~8年)を経て『慰霊の場・情報の継承・国際的な貢献』の機能を持たせてスタートした。

 入場者は広島で年間120万人前後の原爆資料館の17~8%(19~21万人)、長崎で70万人前後の資料館の12~3%(8~9万人)と少ないが原爆資料館とは違って広島は死没者の名簿・遺影や被爆体験など資料や情報の収集と利用の拠点に、長崎は国際協力や交流の拠点として海外での原爆展などで特色づけた運営がされている。 

 特に長崎祈念館は昨年スペインのゲルニカ平和博物館で2ヶ月余開いた原爆展で1、6万人の来場者を得て今年は秋にベルギーのアントワープで2月間開く。アントワープ市は平和市長会議の加盟都市で2020ビジョン「核兵器廃絶のための緊急行動」の国際事務局が置かれEU・ヨーロッパにおけるキャンペーンの中心になっており、反響が期待される。

 会議では広島市が開催している米国の原爆巡回展や広島祈念館との連携でアジアなどでも年1回と言わず開催をすべきだと言う積極的な意見が示され、今後の課題になった。
 また、2つの館の情報が共有できるシスティムが4月から導入され、長崎で広島館の広島で長崎館の証言ビデオや展示手記などが相互に閲覧できるのは大きな前進で、これを機会に映像資料の強化も新たな期待が寄せられた。
 同盟国米国に遠慮して「核兵器の使用は国際法違反」といまだに言えない日本政府が、この追悼祈念館の事業として海外で「原爆展」を開いていることはあまり知られていない。
 上記の様に「もっと海外展の開催を!!」と言う声が上がったのは初めてのことだ。

 「国が主催する原爆展の海外開催」を多くすることは、当初国と被爆者の間にあった溝を狭める事が出来、本来の設置目的「被爆死没者の慰霊」『核兵器の廃絶』にも沿うものだ。
 広島長崎両市長や7者協に被爆者団体が「海外開催」の声を強める必要もある。
 世界に向かって「核廃絶」を促す上で国が海外で原爆展を開く意味は大きい。

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