広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 登録有形文化財 | トップページ | 反省!「自転車放置」 »

2008年3月11日 (火)

「暫定税率」の怪?

 与野党対決の「すわ! 政局!!」と思いきや、議長の仲介で「衆議院再議決」は解消され、鳴りを潜めた感のある「道路特定財源の暫定税率」問題。それでも、「道路財源確保」緊急大会で自民党の伊吹幹事長と民主党の菅代表代行の対決、菅氏と東国原宮崎県知事の討論に冬柴国土交通相が「全自治体の首長から道路特定財源の維持署名が来ている」と答弁後「6人の市長の署名がない」と訂正して陳謝するなど話題に事欠かない。

 全国知事会など地方6団体は「廃止は多くの自治体を赤字団体に転落させる」とか「地方財政の運営を直撃し、福祉や教育の行政サービス低下などに影響しかねない」と声明して反対運動を進めている。この限りで見ると「使い道は自由?」なのかと思える。

 「道路特定財源」は高度経済成長に乗ってどんどん道路を造ろうと出来たが、道路族議員や有力議員の地元に対して、住民には生活が便利になると言う口実で、その一方では選挙運動に従業員を総動員して協力してくれる土建屋やゼネコンに対して大金を流せる一挙両得の財源になってきた。車が増えてガソリンの消費が増えて膨大に膨れ上がった為、暫定どころか手放せないモノに成り、県知事をはじめ市長村長を軸にした効果的な力を発揮出来る自民党の集票マシーンとして機能させ、ついつい30年に及んでしまった……のがガソリン税の“暫定税率”と言えば言いすぎだろうか。

 これに異議を唱えクレームをつける事は『岩国の補助金削減問題』と同様に「国からのしっぺ返し。見せしめ」が考えられる今の日本の政治・行政システィムからすると極めて難しいことだ。従って、異論反論があっても『鞭を恐れてアメの交付金』ほしさに従っていると考えると納得できる。
 その理由がよく判っている国交省大臣が当然のことのように「全自治体の首長から道路特定財源を維持すべしと署名が来ている」と早とちりしたのも当然と言えば当然だった。

 ガソリン税が教育や福祉に使われる訳はないので知事会などの言い分は「道路に費用がかかるので教育、福祉の予算が減る」と言う理屈であると推察できる。
 
 所が、いました6市長。冬柴大臣のおひざ元の尼崎市長に仙台、国立、狛江、綾部に広島市だ。廃止になれば広島市でも100億円の減収が見込まれていた。個々の市長の無署名の真意について詮索することは避けるが、小泉、安倍首相は一般財源化を公約したが福田内閣は道路族のいいなり?になっており、冬柴大臣は国交省の官僚の手のひらで踊っている様は国会答弁の様子から見て取れよう。

 道路族や有力議員の選挙区に無駄な道路が造られたり、広島や全国の主要都市にある大型の地下駐車場、国交省内部から「官舎や寮、カラオケ、マッサージ機」「ミュージカル」などの道路以外使用の尻尾が見えて来ている。

 “6人の侍”の意思表示にはそれぞれ言い分がある。諸手を挙げて賛成は出来ないと言う立場を取っている。
 知事や市町村長が政府・与党の応援団になっている限りは「特定財源の仕組み変更」や「一般財源化」は望めないだろう。政府与党はこの点の矛盾を十分吟味する必要があろう。

 真の背景は『参議院選の惨敗を取り戻し、再び土建・ゼネコン集票マシーンの復活が必要』と考える自民・与党内の道路族の巻き返しに福田内閣が流されている……と見るのは不自然ではなかろう。

 民主党や野党は『自民党・与党の税制』の手のひらで踊らされるだけでなく、改めて『暫定税率の怪にメスを入れ』与党になればこうすると言う『民主党・与党の税制と財政構造』を判り易く示して、堂々の国会論戦を巻き起こす時ではないか。

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 登録有形文化財 | トップページ | 反省!「自転車放置」 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/40458919

この記事へのトラックバック一覧です: 「暫定税率」の怪?:

» 本の苦味 03122008 [つき指の読書日記]
 先月の後半(「つき指の読書日記(120)」)に小泉改革にふれた。さらに続けて竹中大臣の金融改革に対するエコノミストの意見も紹介した。道路公団の分割民営化、なかでも分割した郵政民営化の問題に特にふれた部分がある。弱者社会、少子高齢化、地方の疲弊、年金の破綻状態、健康保険から司法改革まで、それがアメリカの意向(西尾幹二や関岡英之がことの重大さを警告している)が強く反映しているので、いちど立ち止まって、賛成するにしても、その逆でも、ちがった方向からも考え直す、そんなゆとりも必要ではないかと問題...... [続きを読む]

« 登録有形文化財 | トップページ | 反省!「自転車放置」 »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30