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2008年3月10日 (月)

登録有形文化財

 赤字に悩む3セクの鳥取県の若桜鉄道が駅舎、ホーム、ポイントなど16件の施設を国の登録文化財とするよう申請したという。蒸気機関車の向きを変えるのに使われていた手回し式の転車台も含まれているという。地域の人たちが大切に使ってきたことで、保存状態はいいという。いずれも1930年から32年にかけて作られたもので、山田監督の寅さんシリーズの「寅次郎の告白」の場面にも出てくるという。登録されると、修理の際に、設計料の半額補助があるというが、たいした額ではなさそうだ。その補助金の額よりも、観光客へのPR効果のほうが大きいと思う。若桜鉄道は全長19.2キロというからアストラムラインとほぼ同じくらいの長さの鉄道である。
 この登録有形文化財という制度は、消滅の危機に晒されている多種多様な近代の文化財建造物を保護しようということで作られた制度だという。重要なものを厳選し、許可制等の強い規制と手厚い保護を行うという有形文化財の指定制度を補完するものだという。原則建設後50年を経過することというのが条件になっているようだが、それをクリアすれば、後は届出をすればいいようだ。
 この施設は「登録有形文化財」ですというとなんとなくもっともらしいではないか。
 上手いところに目をつけたもんだ。いままでは地域開発、観光客誘致というと、すぐ何か箱物をつくるということになるが普通だが、そうではなく、こうした古いものに価値を見出そうという発想の転換に拍手を送りたい。
 日本全国の登録有形文化財の建造物は、すでに5913件あるという。広島市内にあるのは13件だという。ネットで検索してみると、リストアップされているのは広大付属中・高校の講堂だけだ。できてから50年経って、この制度の対象になる施設はもっと、もっと沢山あるはずだ。登録するのにも、HPに乗せるのも、さしてお金はかからない。どんどん申請し、HPに載せ、広島市にはこんな素晴らしい施設が沢山ありますよと宣伝したらいい。

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 立憲君主制のブータンの国是は、「国にとって大切なのはGNP(Gross National Product=国民総生産量)ではなくGNH(Gross National Happiness=国民総幸福量)である」という。
 この若桜鉄道の例に見られるように、広島市にあっても、これからは、通勤、通学、買い物の利用者が何人いるか、いくら儲かったかといったGDP面からだけで、事の価値を判断するのでなく、これからはその文化的価値、GNH的面から、事を評価する仕組みを育てていくことが必要だ。

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