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2008年3月 1日 (土)

NHK

 NHKの「小さな旅」というTV番組は、なかなかシャレている。いい番組だ。1983年から始まっているというから、すでに30年近くも続いているということになる。日本各地を訪ね、そこに住む人々の生活を、NHKらしく生真面目に記録した番組である。近頃は数十年前に放送した内容に、今の姿をオーバーラップさせて、番組を構成している。その頃若々しく元気で活躍していた人も、いまではもう亡くなり、映像に写っていた小さな子供が、いまでは父親の後を継ぎ、活躍している。その姿はそれぞれになんとも感動的である。
 1993年4月5から続いているというク「ローズアップ現代」もいい。その他にもいい番組は沢山ある。こうした番組を作れるのはNHKだけだろう。
 民放の番組は、近頃、どこをみても同じようなお笑い系の番組ばかりだ。面白がっているのは、そこに出ている出演者だけという感じである。そんな番組は、BGMのようにただ部屋の中にあるというだけになってしまっている。放送を見ているわけではない。ニュースも、民放のそれは、何が起こったかを報道するというのではなく、キャスターが、ニュースをきっかけにして、自分の思い込みでの喜怒哀楽を表現しているだけというだけになってしまっている。これではいずれ飽きられ、見放されるだろう。視聴率を云々し、視聴者とスポンサーに媚びた成れの果てだといえる。
 先日はたけしが「TVタックル」で、お笑いタレントが食えなくなったら、天下り先は政治家だといっていた。恐ろしい話だが、的を突いている。末期的症状だ。
 そんな時代にあって、NHKの良心的な番組が、改めて価値を持ってきたように思う。NHKの聴視料にとかく批判があり、支払い拒否をする人も増えているが、こうした状況をみると、NHKには頑張って欲しいと改めて願わずにはいられない。
 またなんでもかんでも広告収入にたより、無料化すればいいというものでもないだろう。お金を払っても見たい番組であればお金を払うのに、だれでも異存はないだろう。今だって有料の放送は幾つもある。
 支払いを拒否する理由の一つに、今のNHK総合とNHK教育の2つのチャンネルでは、料金が高すぎるということもあるように思う。視聴者にとっては、つまり費用対効果が合わないということだ。
 NHKには膨大な映像のストックがあるだろうし、もっと多様で良質な映像をつくる能力も充分あるように思う。
 日経新聞は日経流通新聞をはじめ、いくつもの新聞を発行しているが、それだけでなく、日経流通新聞を発行し、日経ビジネス、日経ベンチャー、日経アーキテクチャー、日経メディカル等いくつもの雑誌を発行している。TVにも進出し、ネットでの配信もしている。その持っている取材力を、多様な媒体で発信している。取材力の充実→発信力のアップ→販売力の強化→取材力の・・・という正の循環の仕組みを作っているようだ。
 NHKだって、能力的には、そうしたことは充分できるはずだ。放送のチャンネル数が、技術的に制限されているというなら、デジタル放送化を契機に増やしたらよい。過去に放送した膨大な量のストックもあるはずだ。かっての放送内容をDVDのシリーズにして、販売するとかもしたらどうだ。無料で見られる放送のチャンネル数ももっと増やすべきだ。膨大なストックの映像を死蔵しているのはもったいない。
 TV放送も最初は生放送であった。そのときは、カメラに写る生中継のみが放送可能であった。ビデオの時代になり、録画での放送が可能になった。それでもまだ放送には人手を必要としていた。デジタルの時代になって、放送するにもボタンを入れさえすれば、膨大な量のコンテンツをコントロールし、放送することが可能になった。そこに誰もいなくとも放送するとも可能になった。がされるようになった。情報を発信する費用も格段に安くなっているはずだ。
 そうした技術を使い、NHKはその放送を、例えば倍の4つのチャンネルにする等、チャンネル数を増やす、さらに24時間放送するということも、それほど費用をかけずとも、充分可能なことだろう。情報発信の量、質共がアップすれば、料金の支払い拒否も少なくなるように思う。
NHKは、古い規制に守られているともいえるが、古い規則に縛られているといったほうがよいのかもしれない。韓国ではネットでニュースを見る人が増え、新聞社が倒産しているという。ネットでの動画の 配信も進んでいる。このままではNHK本体の存続も危ぶまれる。
 NHKのコンテンツを作る能力は素晴らしいものがある。これを失いたくない。
 会長も20年ぶりという民間人の元アサヒビール社長の福地氏になった。視聴者にもスポンサーにも媚びない番組つくり、そして規制を超えた多様な活動をするNHKになって欲しいと願っている。

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コメント

NHKへの対応は様々です。支払い拒否の人の理由は色々です。国の法律で守られた国策会社という点を避けるためにも、見ないという人にスクランブルをかけて見れなくする選択肢が出来れば、多くの問題を一気に解決できます。NHKの評価が下がるわけではありません。何故、これを作らないのか…が問題です。

熊さん

そうですね、
料金を払わない人は、NHKを見ていないから、払わないといいますね。
料金を払った人だけが見られるようにするという装置を、
TVを工場から出荷するとき、NHKの費用負担で、全てのTVに付けるということをしたらどうでしょうか。
確実に収入アップは期待できますし、据付費用も集金人の費用より安いと思います。

現行法では、NHKの受信料は見る見ないに関わらず受像機の台数で払うようになっています。ところが現実にはそんな人はいません。各家庭に複数台のテレビがありますが払っても1台分です。ホテルなどでも台数分払っているところもあれば、1台分のところ、半分だけ払っているところまちまちです。その上、カーナビや携帯でもテレビが見られるとなると現行法は完全に行き詰まっています。
とは言っても、見る人だけ払うのであれば、これはもうNHKではなくスカパーやWOWOWと同じ有料放送の民放です。存在意義がありません。
そこで私は独立性を保った上で、国営放送にして、本当にNHKにしかできない番組のみを作るという形で縮小した方が良いと思います。民間でできることは民間で行い、逆にできないところをNHKで補うというわけです。ニュースやドキュメントなど質の高いもののみを目指し、単なる有料放送や政府の広報機関ではなく、国民のための放送局へ転身する方がベターだと思います。

寅さん様

なるほど、見る人から料金を取るということでは、単なる有料放送と同じかー。
そうですね。
でも国民のための放送とは何かを定義するのは、難しそうですねー。
でもNHKは過去も、現在も結構いい番組を作ってますよね。

ゲンさんのおっしゃる通りNHKは民放と比べて良い番組を沢山作っていると思います。それだけに国営化して、国民のための放送局として、民放にできないことに特化して欲しいのです。NHKは現行法では殆ど全ての国民の視聴料によって支えられているわけです。それなら税金で賄えば、徴収にかかっている莫大な金額は不要になり、それだけ国民の負担は少なくなりますし、民放にできることは民放に任せることで規模も縮小し少ない予算でまかなえるようになると思います。

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