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2008年2月28日 (木)

ギョウザ騒動で思うこと(2)

一連のギョウザ食中毒事件で、いまの日本の家庭における食生活の問題点にかかわるともいえる報道に接した。問題のギョウザは、1パック40個入りである。
これが398円で売られていた。これと同じ内容のギョウザを、国産の材料で作る実験を行ったという記事である。野菜、ミンチ、にんにくなどすべての食材の合計金額が、810円になったそうだ。中国製品の倍以上になる。私はよく厨房に入って包丁を手にするが、その経験で言えば生の食材をつかって40個のギョウザを作ろうとすると、ゆうに1時間はかかる。もちろん手作りのギョウザと冷凍の既製品とは、味に格段の差があることは確かだが、そうはいっても昨今の既製品も相当なものだ。
 
仕事や育児に追われ疲れきって時間がない主婦が、安く、手っ取り早い冷凍食品に走るのは、むべなるかなである。まして子や主人の翌朝のお弁当を作らなければならない主婦には、冷凍食品は必需品だろう。幼稚園などでは、色とりどりのきれいなお弁当を競い合う傾向もあると聞く。

事件が起こってまもなく、郊外の大きなスーパーへでかけて「冷凍食品コーナー」をウォッチした。長さ10メートルはあろう冷凍食品棚には、ありとあらゆる食品が並んでいた。現存するメニューでないものはないという活況である。
しかも、食欲をそそる写真、デザイン、キャッチフレーズで思わず手が出そうになる。だが商品の原産地をみると、中国、タイ、ベトナムなどほとんど外国産である。
 「時間がない」「疲れる」「お金がない」という生活環境の中でおいしく、手軽な食品を調達しようとする人たちを待ち構えているのは「コンビニ」と「冷凍食品」だ。こうした食環境が発達していく中で事件が起こった。

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