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2008年2月25日 (月)

映画「寒川」に見る『限界集落』

 ドキュメンタリー映画「寒川」(SABUKAWA)を「いい映画を推薦し、上映の機会をつくろう」と準備中の『シネ・クラブひろしま』の若者たちの企画で鑑賞した。

 宮崎県西都市「寒川」地区を中心に、農山村の過疎化、高齢化の急速な進行の中で農林業の衰退と年寄りだけが取り残され田畑や山林の管理が出来なくなって災害が襲い、やがて廃村に追い込まれて行く様子にカメラが向かい合う。
 ~日本の山村の四季~サブタイトル通り、舞台は九州山脈の中ほどに400年の歴史に抱かれた「寒川」や同じ運命を辿る高知や長野の山村の悲しいまでに美しい四季を追いながら『限界集落』の問題を浮き彫りにしていく。

 65歳以上のお年寄りが半数を超える20世帯未満の集落が『限界集落』と呼ばれている。政府が過疎地域に指定した市町村の7800ケ所の集落が『限界集落』で、このうち2600は消滅の危機にさらされており、ここ7年で200の集落が消滅したと言う報告がある。

 国は’70年に過疎対策法を制定後’04年までに過疎対策事業に76兆円をつぎ込んできた。
 どれだけの効果があったのだろうか。全国的には「限界集落」症状は依然として進行中で、ストップをかけられないのは何故だろうか。

 子供がいなくなり、学校が廃校になり高齢化は生活道の管理や冠婚葬等共同体としての機能が衰える。体が動かなくなり病院や施設に入り、集落はやがて消滅の道をたどる「限界集落」が徐々にくる。一気に発生しない為に社会問題化しにくいと指摘する人もいる。

 1月19日のこの“タウンNEWS”に掲載された元安川氏の「農業の起業化」は限界集落脱出の成功例ではなかろうか。補助金漬けの国の農業政策から自立する農業を切り開く住民の知恵を結集した結果で「限界集落脱出のひとつのヒント」があるように思う。

 集落が消えれば山野は荒れ、災害に弱くなり更に荒廃する。「寒川」に脱出の答えや具体的ヒントはない。しかし、“集落再生の道は何なのか”を深く考えるインパクトは大きい。

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<映画に関する問い合わせ>
『シネマ・クラブひろしま』
広島映画センター:239-1119

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コメント

 先週、故郷で「寒川」を上映してきました。
平日でしたが、館長様のご尽力で70名もの方に
見ていただきました。我が故郷 島根県匹見町は
過疎で有名となった地です。私の家も生活の術が
なくなり、故郷を捨て広島に移住しました。父も仕方ない
決断だったと思います。
まさしくこの映画が物語っています。
さて、実際に住んでおられる
方はどう感じ、受け止められたでしょうか?
「高齢の方がほとんどです。
一人暮らしの方も多くとても心配です」
と館長様も話されていました。
これからがほんとうに大変だと思います。
故郷から出た私たちになにができるでしょうか?
 この映画と出会って、まさに限界集落そのものの故郷で
上映できたことは大変貴重でした。
「限界ではなくとにかく明るく助け合っていきましょう」
との役場の方のメッセージが心にのこりました。
皆さんは、それでも故郷で強く、明るく
生きていかれます。
それを信じて、元気になる映画上映を今後も
していきたいものです。
 これからも映画館のない村、町に素敵な映画を届けたいです。

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