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2008年1月 3日 (木)

プロ野球選手の年俸更改

 12月中旬、ついこの前といっても昨年のことだからすでに旧聞に属することかもしれない。広島カープの栗原健太内野手が、年俸の更改にあたり代理人を立てて交渉した。カープでは初めてのことらしい。栗原選手は、訥弁で主張することが苦手ということから代理人を立てたようだ。カープ球団側は「お金の話だけなら双方が代理人でやればいい。この機会(交渉)に野球の話ができることが大切なのに」と、戸惑いをかくさないコメントをだしていた。
これを読んで首をかしげた。

 年俸の更改は賃上げ交渉だ。球団は交渉のプロ、選手は交渉について殆ど素人だ。しかも立場は弱い。だから代理人制度が存在する。
 野球の話がしたいのなら、本人も同席しているのだからすればいい。球団の査定の仕組みや本人評価をゆっくり誠実に説明することは不能ではないはずだ。

 代理人制度が認められていても毎年利用する選手は、選手会に登録されている200名の中でもわずか10数名で、大半は個人交渉が実態だそうだ。代理人をたてると球団側からにらまれる、代理人報酬がかかる、有能な代理人が少ない、など多々問題があって日本ではまだなじみが薄い。本場のアメリカでは専門の腕利き代理人が活躍していて、球団交渉のほかにコマーシャル出演、節税、住宅や子供の学校紹介にいたるまでこまごまとした面倒を見るそうだ。

 選手年俸がアメリカと桁違いな日本で、代理人制度が当たり前になるのは、まだ少し先のことだろう。でも栗原選手は、一石を投じた。来年は、期待の
4番バッターとして大活躍しそうな予感がする。またそうあってほしい。

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