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2008年1月 2日 (水)

「お雑煮」考

 おもちが好きな孫と話していて気づいた。お雑煮にはお肉が入っているものと考えているようだ。それもそのはずだ。この子たちの母親がつくるお雑煮は祖母仕込みである。

 お雑煮は収穫に感謝し一年の無事を祈ってお正月に食べる伝統的な日本料理だ。
 日本の各地で雑煮を食べる風習は今も引き継がれ、餅の形や出汁、具の種類は地方や家庭で様々だが雑煮を全く食べない若者や家庭が増えていると言う。

 インターネットで各地の雑煮を探ってみた。秋田ではフグか焼アジのだしで岩のり・ハタハタの塩辛ショッツル味もある。釜石ではホヤにワカサギのトッピング。木曽地方ではワラビやぜんまいが笑いに通じると喜ばれ、質素倹約を旨とした徳川家康の地名古屋には今も名をあげるに通じる小松菜に澄まし汁だけの雑煮がある。
 雑煮の語源は「煮雑(にまぜ)」で何でも雑多な具材を煮合わせた事にあり、各地で共通しているのは出世魚の鰤の使用が目立つ。お雑煮は縁起ものでもある。

 我が家のお雑煮は三が日専ら牛肉雑煮だ。
私の育った西条の実家の雑煮は元日はブリ、2日は牡蠣、3日はハマグリにそれぞれ紅白の蒲鉾に里芋・大根・人参・ごぼうの根菜類にしょうゆ味の澄し汁だった。お餅は基本的に丸もちだが小さかった頃は切り餅だった時期があった。
 祖母があんこ入りの餅を雑煮にしたのは育った四国の一部地区の風習で今も残っている。

 家内の実家もほぼ同じ様な雑煮だったと言う。母は京都の出身で白味噌仕立てが好みだったに違いないが義父に合わせて広島風の雑煮で正月を祝ったようだ。ひとつ牛肉とハマグリ雑煮が祖母から家内へ、そして娘に継承されている。鰤やカキの独特の匂いが家内の嗜好から遠のいて自分の好みが優先した結果だ。従って鰤やカキ雑煮が復活する可能性は全くないと言え、すでに伝統的な風習から実用的な好みの雑煮になって伝わっている。

 孫達はそろってお餅が好物でこの時期は醤油焼ののり巻きや安倍川を好んでおやつにしているがお雑煮も結構よく食べる。カキフライやカキ鍋に鰤の照り焼きは好物だがカキや鰤が入った雑煮は想像できないと言う。

 食文化は時間をかけて継承され時間とともに消えていく定めだ。
 我が家でもお雑煮を通じて食文化の継承に変化を生んでいる事を改めて認識する次第だ。
 あなた達のご家庭では如何ですか。

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