「ヒロシマを伝える民間大使の入国」米国が拒否?
兵庫県三田市で高校の教師をしながら米国の子供たちに原爆の映画を見せ被爆者のメッセージを伝える運動を続けてきたネバーアゲインキャンペーン(NAC)を主宰する北浦葉子さんからSOS年賀状が届いた。
ネバーアゲインキャンペーンは1985年に塩川(北浦)さんが米国の大学で平和学の教授をしていたレイスロップ夫妻と共同で立ち上げた草の根民間交流ループです。
一般公募で集まった若者から選んだ人を米国に派遣し、1年間ホームステーしながら学校や教会で原爆の映画を見せたり被爆者のメッセージを伝える活動を続けて来た。
初代の派遣者になった中村里美さんは「少しでも良いからヒロシマを伝えたい」という情熱で単身米国へ乗りこんだ。英語もままならない彼女の奮闘ぶりをRCC中国放送のカメラが追ったドキュメンタリー「ひろしまってなあに」は全国的な番組コンクールで優れた平和・民間外交活動として高い評価を受けた。<視聴希望があれば連絡ください>
あれから22年NACは9期にわたって51人が34万人以上の子供たちに原爆映画を上映し被爆者の声を伝え、折鶴の折り方を教えたり日本文化を紹介するなどの草の根国際交流の民間大使を果たしてきた。
以下、北浦さんの年賀状を引用します。
『2001年NYの9・11テロ事件以来、アメリカ入国のビザ取得が年々非常に困難になってきました。昨年初めに9期生達が帰国したので10期生を送りだしたいと希望していましたが、今のところビザを取得する目途が立っていません。
それは、私たちのグループが手弁当の小さな小さなボランティアグループであるため、Jビザという正規の国際交流ビザを出してもらえない事が原因の一つになっています。レイスロップ教授夫妻は70歳を越え、私も50歳となりました。
これまで通りの活動形態をとり続ける事は難しい局面にもあります。しかし“日本の若者が海外の学校を回り、現地の子供たちに被爆者のメッセージを伝える“という方法は「とてつもなく有効な平和外交手段」です。多くの人々、特に子供の心を捉えるということ、子供のつまり私たちの「未来」に直接訴えることの大切さは他に無いと感じています。
私たちはビザ取得に今後も精一杯努力し、何らかの形で継続されるよう努力します。
何かのきっかけとなるアドバイスがありましたらどうかお聞かせ下さい』
米政府にとってNACは歓迎したくないグループかも知れない。しかし、「核を無くし平和を創ろう」と言うヒロシマの被爆者のメッセンジャーがテロ規制策によって米国への入国が許可されないとするならばヒロシマの共通した問題として考えねばならない。
広島の平和団体や広島市長、平和文化センター理事長などが保証人になるとか米国の世界市長会議のメンバーや平和団体と連携する等の方策が通じるのかどうか判らない。しかし、このまま推移すれば20年にわたって積み上げてきたこの企画に終止符が打たれるかもしれない。
誰か米国の対応に詳しい人の知恵を活かして応援することが出来ないだろうか。
どなたか、いいアドバイスをして下さることを期待します。
NAC事務局 代表:北浦(塩川)葉子 E-mail: yokotja@ybb.ne.jp
<グランパ>佐々木典明 E-mail: sasakitenmei@ybb.ne.jp
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私は残念らがらこの記事に対する何のいいアイディアも持っていませんが、どうしても伝えたいことがあります。
学生時代、アメリカのスミソニアン博物館に「エノラゲイ」の展示を見に行きました。そこでは、ヒロシマで私達が知っている原爆の姿とは全く別のものがありました。あの戦争が格好良く、そして原爆そのものが素晴らしい英雄となっていました。あの衝撃と悲しさは10年以上たった今でも忘れることができません。世の中には色々な見方があることを知ることは必要ですが、私達ヒロシマの人以外に誰が本当の原爆の恐ろしさ、平和を語りついでいけるのでしょうか?どうしても、アメリカで本当の原爆の姿を知らせる必要があると思います。こうして、草の根運動で頑張っておられる方々を支援することもヒロシマの重要な役割ですよね。
こういう活動がこれからも続いていくことを心から願っています。
投稿: りんごのカズ | 2008年1月25日 (金) 19時05分
りんごのカズ様 厳しい寒さが続いていることでしょう。NACの活動を何とかサポート出来ないか渡米中の平和文化センターのリーパー理事長が月末に帰国したら相談します。なん度も行った米国ですがスミソニアンには行っていません。貴女の感性はとても大切です。また何かアイデイアが浮かんだら、知らせてください。
投稿: グランパ | 2008年1月25日 (金) 22時59分
やっぱり個人団体では限界があると思います。平和文化センターとか広島市に相談するほかないのでは?中国新聞社に、今年平和メディアセンターみたいなのができましたけど、そこでも協賛していただけないのでしょうか?
投稿: Mimi | 2008年3月17日 (月) 12時39分