味噌
私の友人の一人は、チーズが全く苦手だ。その年代の人は大体苦手のようだ。そんな彼が、「チーズだらけのグラタンに、醤油をかけて食べれば凄く旨いぞ。騙されたと思ってやってみろ」といっていた。やってみたらなるほど本当に旨い。そんなことがあってから、近頃なんでもかんでも、醤油をかけて食べるようになってしまった。
塩分の取りすぎではないかと、ちょっと心配になってくるし、あんまり品もよくないなと気にもなる。が、止められない。
最近は旅行会社も、海外旅行の参加者に醤油の持参を進めているようだ。
その彼が、1人暮らしをせざるを得ない羽目になってから、今度は「すごい発見をした」と喚いていた。「醤油に負けず劣らず、すごいのは味噌だ」という。
「フランス料理のエッセンスはルーにある。その作り方をマスターするのは最も難しいといわれる。しかし日本には醤油と味噌という素晴らしいルーがある。どこでも売っているし、だれでも簡単に使える。それを使えば、誰でもミシェランのレストランガイドブックに載るような料理を作れる、味噌は、日本人の大発明だ。ノーベル賞なんて目じゃない」といっていた。 ?!?!?!!
これからの季節、鍋は最高だ。野菜と肉を適当に切って放り込め、味噌で味付けするだけでいい。水にすぐ溶けるという味噌も開発された。誰でも出来る料理だ。味噌スープ、豚汁、味噌田楽、と調理法も様々にある。言われてみればそんな感じがしてくる。可笑しい。

醤油はキッコーマン等の大企業があって、醤油が世界中に広まったが、味噌は作るのも簡単だし、キッコーマンのような大企業が育っていいなかったせいか、まだ世界の調味料として認められていない。醤油の次は味噌だろう。ラーメンも、醤油ラーメンと味噌ラーメンが基本だ。インスタントの味噌汁も最高だ。すごい発明品だと思う。
最近の医学的学術研究では、みそは肝臓がん、胃がん、大腸がん、乳がんなどにすぐれた機能効果があり、また発酵によるみその食塩は血圧を上げないことも動物実験によって解明されという。
醤油も味噌もその独特の臭いから、ずっと欧米人には敬遠されてきた。しかし近頃は、その欧米で寿司が健康にいいと持て囃され、日本食ブームも起きているという。味噌が世界の調味料になる日も近い!
先日の新聞に、広島の新庄みそ株式会社の味噌が農水大臣賞を受賞したと出ていた。この味噌は製法が特殊なため市販の予定はないというが、広島にも素晴らしい味噌メーカーがある。広島を代表する企業として育つ日近い。
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