少子化とお墓と家
今、少子高齢化社会といわれ、その現象のもたらす問題について色々議論がされている。
あまり表面には出てこないが、実は大変深刻な問題がある。
1つはお墓だ。
1人っ子の長男と長女が結婚すると、通常新郎側の性を名乗ることになる。
ということは、それは新郎側のお墓を継ぐということになり、それは必然的に新婦側の実家のお墓をどうするかという問題が起こってくることを意味する。
私の知り合いは、その問題であわや離婚という事態にまでなった。
いずれ男の子が2人生まれたら、1人は新婦側の実家のお墓を継がせるということで、取りあえず問題を先送りして、事なきを得た。
しかし現実は、そんなに都合よく男の子が2人生まれるなんてわけにはいかないだろう。
いずれ問題は火を噴くことは目に見えている。
私の家には、そうして引き継いできた元禄時代からのお墓があった。
母は、そんな厄介なお墓の面倒は子供にはさせたくないからと、父がなくなってから、処分した。
それは、なかなか覚悟のいることだったろうと思う。
大変由緒のあるお墓だったので勿体なかったと、今でも思うことがある。
しかし仕方がない。それが現実だ。
もう1つ、その長男と長女が結婚したとき、通常は新たに家を借りたり、買ったりする。
2世帯住宅というのもある。
しかし両家の両親が亡くなると、長男と長女の夫婦は2or3軒の家を持つことになる。
それでも、なかなか処分できずにある実家の家はかなり多い。
いずれ残された1or2の家を処分せざるを得なくなる。
子供達が東京に出て行ったから、田舎の家がいらなくなったということだけではないのだ。
2005年の期間合計特殊出生率は1.26という。
ということは、少なくとも2軒に1軒は、いらなくなっているということを意味している。
田舎から、家とお墓が同時に消えていくのだ。
そこに人が住んでいたという痕跡が、綺麗に消えてなくなる。
怖ろしい話だ。
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私の住むところでも、無縁仏が増えています。
それが現実です。
投稿: 現実 | 2007年10月10日 (水) 14時56分