衣替え
この時期は夏から秋への衣替えのシーズンだ。
嘗ては6月1日と10月1日のテレビの昼ニュースは「今日から衣替え」と小中高校生の登校風景を定番の歳時記として伝えていた。
俳句の世界で「衣替え」は代表的な季語である。
季節によって着る物を合わせる日本の伝統は四季がある日本独特の生活習慣である。
いつの頃からか定かでないが各学校は「衣替え」にルーズになってきた。「暑さ寒さも彼岸まで」と言う言葉も気象的には通用しなくなった。
孫が通う中学の入学式では「特に衣替えは設定していません。時期を見計らって夏服に切り替えてください」との指導があったと言う。
近くの高校の生徒たちはまだ半そでの夏姿が大半で、制服の上着を着たものは全く見かけない。
街では中年以上のご婦人の長袖や気の早い人はカーディガン姿の人を見かける。
昔ながらの習慣を忠実に生きている人だろうか。
一方、夏日が続いているだけに若い女性はまだノースリーブ姿が目立つ。四季で着衣を変える習慣のない外国人観光客はまだ夏スタイルが多い。
テレビの画面に現れる若い女性タレントは年中ノースリーブ姿を見かける。冷暖房が完備して、年中同じ温度管理がされているTVスタジオだから出来ることであるが時代の流れなのだろうか。こうした風潮は若者にトレンドし、ますます季節感を無くしている。
いずれも来る原因は「温暖化」にある。しかし、日本に伝わる大切な生活習慣を一気に気象・温暖化のせいにして捨て去ることは如何なものだろうか。
学校で生活習慣や規律の指導を求めにくくなっているならば、せめて家庭では子供たちには「衣替え」をはじめとする生活習慣を教え伝えてほしいものだ。
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