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2007年10月15日 (月)

フリージャーナリストの死

 ミヤンマーのヤンゴンで反政府デモを取材中に治安部隊に銃撃されて死亡した日本人フリージャーナリスト長井健司さんの遺体が無言の帰国をした。

 長井さんは独立系のニュース社AFP通信の契約記者だった。彼は隣のタイで取材中にミヤンマーの仏教徒の反政府行動が日々拡大し治安部隊が動き出したのを知って急遽駆けつけ、その様子を世界に発信しようとしていた。

 当初、流れ弾に当たったと伝えられたが、別の社が発信した映像で鎮圧部隊の兵士が至近距離から発砲したことが確認され、真相はまだ明らかではないが、狙い撃ちされた可能性が高くなってきた。

 日本政府も素早く動き出し、外務省の高官が現地に派遣され真相究明を申し入れた。しかし、民主化の弾圧を続ける軍事政権の対応は極めて冷淡で、政府の経済援助・人道支援の縮小検討は当然である。

 ミヤンマーの民主化の象徴アウン・サン・スーチィー女史は京都大学で故・矢野暢教授(元広大教授)の指導を受け、在学中に何度か広島に足を運び「ヒロシマの心」を受け継ぎ、祖国の民主化に取り組んでいると聞いたことがある。

 ミヤンマーの背後には天然ガスの輸入などで関係を強めている中国やロシアが控えて軍事政権を支える関係にあって、今回の問題解決には困難が伴うかもしれないが政府には毅然とした「人道支援の見直し」対応を望みたい。
 
 それにしても、世界の紛争地域や戦場で命を落とすジャーナリストは3年前イラクで凶弾に倒れた橋田さんら二人をはじめいずれもフリーの人達ばかりだ。日本の大手マスコミは社員記者を危険な現地に派遣せずフリー記者が所属する独立系の通信社に依存してきた。

 長井さんをミヤンマーに駆り立てたものは「民主勢力を弾圧する軍政の真実の姿・現状を日本に、世界に発信したい」と言うジャーナリズム魂だと思う。
 
 契約の内容は分からないが今回のように命が失われても大手マスコミには及ばないことは確かで、地方とはいえマスコミに身を置いていた者としては釈然としないものが残る。

 長井さんのご冥福を祈り、福田政権の凛とした対応を切に期待したい。
 
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