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2007年10月 3日 (水)

ご存知ですか?「平和公園は“国の名勝”」

 昨年夏に原爆資料館が国の重要文化財に指定され、この春平和公園も国の名勝に指定されたことは意外に知られていない。
友人たちに話すと「厳島神社や縮景園はそうだろうが資料館や平和公園は違うだろう」と言う返事が返って来る。

 確かに、国の重文や名勝と言えば由緒正しい歴史的な背景がある文化財や自然景観と考えている人が多いのは当然である。

広島で国の名勝と言えば縮景園が良く知られている。県内の名勝は帝釈峡や尾道の浄土寺庭園、県の架橋計画で問題の鞆公園、北広島町の吉川元春館跡の庭園・旧万徳院庭園のほか厳島と三段峡は特別名勝で、計9ケ所になっている。<県教委HP>
重文と言えばもっと沢山ある。

 原爆ドームが世界遺産の指定を受ける前に、文化庁は国の史跡に指定する手続きを踏んだ記憶がある。その際「負の遺産」として歴史的評価をめぐっての議論があった。
 しかし、原爆資料館と平和公園が国の重文と名勝として指定される過程でどんな議論があったか知らないが、平和公園が広島復興のシンボルとして戦後整備された公園としては日本で初めての国の名勝に指定された。「慰霊と平和を希求する象徴的な場所」としての評価と位置づけは特別の意味がある。

暑い間は避けていた平和公園周辺の散歩を再開したので、資料館の「重文」や平和公園の「名勝」を表示したものがあるかどうか探してみた。周辺の案内板、案内図、平和記念館のパンフレットやそれぞれのHPにも見当たらない。

平和文化センターに問い合わせてみると資料館内に一応の表示はしていると言う。
市の公園緑地課と文化課に尋ねたところ、今年度内に表示や周知を図る策を前向きに検討するとの返事だった。

 平和公園の周辺や関連したエリア、市民球場跡地の整備には多くの課題があると思う。
単なる賑わいでなく、世界遺産や国の名勝・重文に相応しい公園地域として世界に誇れる開発整備が望まれるのではなかろうか。
 
 年間、平和公園を訪れる人は一千万人を下らない。この人たちが更に足を伸ばし、本通りなど街に流れる導線は、秋葉市長が掲げた「未来へのレシピ」計画にしっかりと盛り込まれることを期待したい。
 
その意味でも市の関連当局は「重文・原爆資料館と名勝・平和公園」の意義を重く考えた位置づけとPRをして良いのではなかろうか。

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