広島ブログランキング

  • 広島ブログ
無料ブログはココログ

« 前田・涙の2000本安打 | トップページ | 舛添総理? »

2007年9月 7日 (金)

政局・秋の陣

 自分が組合長を務める農業共済組合が掛け金を国から不正に受け取っていた遠藤農水大臣が就任後わずか1週間で辞任に追い込まれた。
 安倍内閣が発足して1年。大臣の辞任は5人目。農水相は松岡、赤城両大臣に次いで3人目だ。農水相は呪われた椅子なのか?
 前2人の大臣が事務所費をめぐる「政治とカネ」の問題であったのと違い、今回は直接担当の農業に関わる不正事件である。

 自民党の農政は一貫して国の補助金づけ政策で、自治体の首長や農協の組合長を中心にした集票マシンとして活用してきた歴史がある。
 
 今回の事件は正にその典型で、農家の名前を勝手に使い、国の補助金115万円を不正に受け取っていた。と言うより、だまし取った詐欺事件だ。しかも、この事件はすでに3年前に会計検査院の調査で判明していた。しかし、返還すらしようとしておらず、遠藤氏は大臣就任にあたって支障はないとし、更に「辞めて更に問題を大きくすることはない」と考えていたと言う。遠藤氏に刑事責任が及ぶかどうか判らないが、大臣を辞めればいいと言う類ではない。議員辞職も追及されるべき性格ではなかろうか。

 先の参議院選で自民党が大きく後退した裏に自民党の集票システィムが崩壊したことがあげられる。全国で3300もあった基礎自治体は平成の大合併で3分の一に縮小した。従って、当然集票マシンも小さくなった。特に、農山村ベースにした自治体は5~6市町村が一つになり、市町村長は一気に減少して力を失った。そして、補助金農政は村の田畑を荒廃させ農業生産率を下げ、魅力を失わせた歴史の積み重ねがある。

 間もなく開会される秋の臨時国会でこれらの問題がどのように捌かれるか。
民主党は先の参議院選で全農家に補償する「個別所得補償制度」の導入を掲げた。農業問題を大きく取り上げた先見性は評価できても、国民から本当に信頼される為には相手の失策でなく本当に支持される内容が重要になる。

 今回も大臣を辞めて済む問題ではない。「テロ特措法」と絡まって「政治とカネ」やこれらが臨時国会の焦点になることは間違いない。民主党は過半数を握った参議院を主戦場に、衆議院の早期解散に追い込む構えだ。政府の対応いかんによっては自民党内部からも安倍退陣論が出てくることは避けられまい。

 すっかり鳴りを潜めている県知事の政治責任問題など身近な問題にも関心を高めたい。政局・秋の陣から目が離せなくなる。

*お願い
この文章の下にある《広島Blog》というバナー(画像)を クリックしてください。

« 前田・涙の2000本安打 | トップページ | 舛添総理? »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/211008/16366244

この記事へのトラックバック一覧です: 政局・秋の陣:

« 前田・涙の2000本安打 | トップページ | 舛添総理? »

関連書籍

  • サイフもココロもハッピーに!ちょびリッチ
2018年11月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30