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2007年9月30日 (日)

むかし暴走族と対峙した

17~8年前になる。ラーメンを食べながら、カラオケを歌わせるという変わったお店があった。家内と訪ねてみた。そこへドヤドヤと6~7人の若者が入ってきた。その風体は、あきらかに暴走族だった。入店と同時に彼らは傍若無人に振舞った。3~4組いた客は、歌もやめてシーンとなった。「囲まれたらひとたまりもない」一瞬頭をかすめたが。体は立ち上がっていた。
「君たち、ほかにもお客さんがいる。少し静かにせんか」
一人が立ち上がった。「おっちゃんセンコーか」 「いや、ただのおっさんや」
「なら、おっさん、ビールを飲ませ」
「あんたらバイクに乗っとるんだろ、それに年はナンボや」
「17や」 「そんならなおさらいけん。カラオケなら2~3曲歌ってもいいで」
 私は、店長に1000円札を渡し、「3~4曲歌わせてやって」といって、店を後にした。「唐獅子牡丹」という曲のがなり声をあとにしながら、少し体が震えていた。

 暴走族の集会を禁じた市条例が憲法違反か否かとの争いに最高裁の判断が出た。5対3のきわどい判断であったが、「違憲にあらず」との判断が示された。

極悪非道の犯罪人であっても必要な人権は擁護される。が民主主義の世で保障される各種の権利、集会・言論・結社の自由は、「人権」とは少し異なる。

 戦後、小学生の頃、新しい教育で民主主義を教えてもらった。
「民主主義に基づく自由や権利は、人が果たすべき義務を行い、始めて享受できるもの」だとの先生の言葉が新鮮だった。

あらゆる可能性のある青春を生きる自由を得ながら、「暴走族」のスタイルと生き様を選んだ彼らだが、現代の理不尽についての言い分はあるかもしれない。が、衆を頼み、異様な風体、傍若無人な振る舞いで時には法律を犯し、市民を不安がらせる日常の中で「結社・集会の自由」だけを身勝手に主張してもそれは受け入れられまい。

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