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2007年8月13日 (月)

ミネアポリスの橋の崩落事故

―サスティナブルシティー・広島(4)

8月1日、アメリカミネアポリスの郊外と都心を繋ぐ橋が崩壊し、帰りのラッシュアワーと重なったこともあって、12人が死亡、行方不明になったという事故があった。
ピーターズ運輸長官は2日、同様の設計で建設された全米約750の橋をただちに点検するよう、各州に要請し、ブッシュ大統領も3日、現場を視察したという。
橋は1967年完成というから、まだ出来て40年しか経っていない。
しかしそれでも2001年にミネソタ州交通当局が実施した調査では、部分的な老朽化が指摘されていたという。

こうした老朽化に原因する事故は、近頃いくつも起こっている。
先日はニューヨークの蒸気の地下埋設配管が爆発した事故があった。
広島県でも、昨年呉に通ずる水道管が破損し、数日間の給水ができなくなったという事故があった。
トンネル、橋といった土木的施設にも寿命はあるのだ。

建築にも寿命はあるが、建築的施設の場合は、市民球場の建て替えのように、新たな球場を別の場所に作って、その新球場が完成したらそちらに移ればいい。
それまでの間は、いままでの施設を使っていればいいわけだが、土木的施設は、そうは簡単にいかない。

例えば橋の架け替えをしようとすると、その工事期間中、代わりの橋をつくらなければいけないのは当然だが、その代わりの橋への取り付け道路を作らなければいけなくなる。
その用地を取得するだけで、数年かかることが予想される。それだけでなく、場所によっては殆ど用地の取得は不可能ということもあるだろう。
代わりの橋を作る以上に厄介なことがあるのだ。
土木的な施設は、寿命がきたときは大変厄介だ。

日本人は、こうしたことをいままで殆ど経験していない。

日本では少子高齢化社会を迎え、産科の病院は激減し、年金、介護の問題に移った。
実は同様のことが、建築的、土木的の施設にあっても、介護の時代になったのだ。
市民も、いままでのように、あれも作って欲しい、これも造って欲しいということは、そろそろ止めるべき時に来たようだ。
新しい施設をつくるのはほどほどにし、すでにある施設を、どう維持管理していくのかに関心を移し、予算の使い方も変更しなければいけなくなった時代になったのだ。
介護と同様、楽しい話ではない。しかし、避けて通れない話であることは確かだ。

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» ミネアポリスの橋崩落事故でヒーローになった少年について [ブログ一撃チェキ!]
スクールバスの50人の子供を助けたヒーローアメリカのミネアポリスで橋が落ちてから連日でその事件のニュースがアメリカで取りざたされていますが、ある20歳の青年が事故現場のスクールバスの子供たちを助けたことで、CNNやStartribuneなどでヒーローとして取り上げられています。ちょうど橋の崩れた現場では、50人の子供たちが乗ったスクールバスが事故に巻き込まれていました。そこでJeremy Hernandez(ジェレミー・ハ...... [続きを読む]

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