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2007年8月12日 (日)

果たして再び「山が動いた」のか

 自民党が惨敗した結果に、快哉を叫んだ人、溜飲を下げた人は少なくなかろう。
だが、もし「年金問題」「閣僚の不当発言」がなかったら、このような結果になっただろうか。首をかしげていたとき、興味ある論評に出会った。
 在日韓国人や日韓問題にかかわる人たちを対象に発行されている新聞がある。
「統一日報」。その8月1日号の社説だ。以下、要約をご紹介しよう。

 『日本の有権者は「懐勘定」に敏感だ。政治を選択する姿勢としては、世界でも希少かもしれない。政治に夢を託すことなど、とうに諦めた人々の姿がそこにある。~中略~集団的自衛権、憲法、教育問題などでは、民主党は自民党に太刀打ちできず、多分有権者もほとんど関心を示さなかったであろう。自衛隊が戦後始めて武装し海外に出るという「イラク特措法」にすら、有権者の多くは関心を向けることはなかった。~中略~85年の参議院選、土井委員長(社会)は、「山が動いた」といった。この時も、有権者は消費税導入に敏感に反応したのだ。…』

 今回の選挙は、自民から民主に大量に票が移動した。共産、社民は増えていないし、リベラル、無所属革新も増えていない。大半の民意は、「自民けしからん」「安倍なっとらん」として、民主へ流れたに過ぎないのではないかと危惧している。つまり、自民という山の表層の雪が、民社という谷に流れて民社の谷に小山ができたということだろう。

 「統一日報」がいう「懐勘定」は、ちょっと露骨な言い回しであり、図星をさされた感もあっていい気分ではないが、指摘のとおり「憲法」「核廃絶」「教育基本法改悪」「労働格差問題」という政治課題が真っ向争点になっていたら、この結果になったかどうか、自信はない。民社が、仮に民意を反映させる政治を実現できなかった時、また自民に票が移動するのだろう。こうした2大政党のシーソーゲームの中で、日本の重要な課題と未来が埋没していくことを、もっとも懸念している。

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コメント

自民党の惨敗だけは結果オーライですが、書かれているように正しい判断による正しい結果であったとは思えません。国民の意思と言っても、あれだけ話題になった選挙の投票率が半分程度、マスコミで報道されていることも、本来の良識の府を選ぶような国政にかかわるようなことではなく、大臣の絆創膏や既に与野党で殆ど差のない年金問題のようなことばかりです。一人区に焦点をあてた民主党の選挙戦術も小泉さんが壊した「昔の自民党の手法」を使ったのに過ぎません。まだまだ日本は前途多難だと思います。

今回の参議院選挙の結果は、短期的には良かったと思います。しかし、勝ったのは、マスコミによる国民感情の扇動と、民主党の小沢代表がつかった「古い自民党の選挙戦術」に過ぎません。あれだけ騒がれた選挙で、投票率を始め、結果についても詳しくみていくと、この国の民主主義もまだまだだと思います。

このブログのランキングももっと上がって欲しいですね。

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