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2007年8月21日 (火)

3代で鑑賞「はだしのゲン」

 老夫婦と娘、その長男の三代で、二夜にわたり「はだしのゲン」を鑑賞した。
著作の中沢啓治さんは同年である。「ゲン」と自分が重なった。ドラマに登場する「ゲン」は、60余年前の私の少年期をよみがえらせた。
私は原爆投下のころ、東京にいてあの「空襲」を経験した。5歳の記憶はあまり定かではないが、父母と乳母車の妹と4人で、逃げまどったことをうっすら憶えている。空からくさい銀紙が舞い落ちてきたこと、乳母車の妹の毛布に油のしみができていたこと、大人たちが高射砲でとどかぬ攻撃を繰り返していたこと、あちこちで火の手が上がっていたこと……

その3月の空襲後、時を経ず父親は応召され関東軍へ入隊。戦地から病をえて帰国したが、3年後に疎開先で40歳の生涯を閉じた。

小学2年生の孫は、食い入るように画面に見入った。主人公と同じ年代だから、幼いながらもストーリーをわが身に置き換えていたのだろう。
 母親である娘は、少女時代繰り返し読んだストーリーが、40歳を目前にしてもなお記憶に新しく、台詞を聴くだけで展開が読めるのだろう。しきりに目をぬぐい、時折席を外した。

いま手元に1984年汐文社発行「はだしのゲン」9巻がある。テレビのあと、小学2年の孫は「結婚して子供ができたら、その子に読ませるんだ」と話してくれた。孫の頭を抱きながら、あらためて原爆をのろい戦争を憎む気持ちがふつふつと胸に湧き上がった。

 注 「はだしのゲン」を発行した汐文社の吉元尊則氏は古くから知己を得ていたが、この夏、氏から社長の職を辞する挨拶が届いた。

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コメント

はだしのゲンは今Gyaoでもやっています。
9月中旬までだったと思います。
観た人の評価は殆どが十点満点の十点で、たまに原作と比べて低い評価の人がいるけど、それでも平均は9.5でした。
ネットでも、どんどん広がると良いと思います。

広島で育ったぼくたちが当たり前に知っていることを、全国の人、世界中の人はまだまだ何も知らないから。

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