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2007年7月 5日 (木)

死刑論とヒロシマ

 8年前に光市で起きた母子殺害事件の差し戻し審の集中公判が広島高裁行われた。
 犯行時に18歳だった被告は26歳になり「殺害行為は全くありません。事実無根です」と1、2審で争わず最高裁でも認定した殺意と乱暴目的を一転して否定した。
 連日、新聞もテレビのニュースやワイドショーは大きく取り上げた。

 法廷に陣取った20名余の被告弁護人は「死刑廃止論」の立場に立った弁護士達だという。
この裁判を「死刑廃止運動」の一環とでも考えての弁護活動なのだろうか。
しかし、妻といたいけな娘を奪われた被害者遺族の本村洋さんの「絶対に許せない。死をもって償われるべき」に世論の大多数は傾き同情していると思われる。

死刑に対する世論調査がこれまでに示してきた一般的な賛否は賛成が80%、反対派10%前後と死刑制度の推進派が多いと言われている。

 私は死刑制度の推進者ではない。殺人者は死をもって償うべきだとは考えていない。
むしろ、死刑は国家による合法的な殺人と考えている。
  
 世論が死刑制度を支持するのには現行法では死刑に代わる恩赦や仮出獄がない重い刑、終身刑が無い為である。無期懲役と言っても10年もすれば仮出獄したり恩赦で減刑されて予想外に早く社会に復帰する現行の法体系では不安が大きいのは当然である。

 死刑廃止論者がこうした問題を解決する努力をしないで現行法の枠内で「死刑廃止」を前提にした法廷闘争をすることは一般的に国民の理解を得ることは難しいだけでなく、誤解を生みかねない。
 
 ヒロシマは原爆投下に対する被害をいまだに謝罪すらなく“リメンバー・パールハーバー”を公言する人の多い米国に「恨みや報復を超えた和解の精神で乗り越え“核廃絶”という人類の悲願」を目指している。戦争は最大の殺人行為であり「目には目を歯には歯を」という考え方はもはや文明国家のやることではない。

 戦争被害や殺人被害の追体験をどれだけ出来るか難しいが、改めてヒロシマに学ぶことが大切に思えてならない。

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コメント

お邪魔します。

> 死刑廃止論者がこうした問題を解決する努力をしないで現行法の枠内で「死刑廃止」を前提に
>した法廷闘争をすることは一般的に国民の理解を得ることは難しいだけでなく、誤解を生みかね
>ない。

 死刑廃止論者はそうでない人間を「野蛮人」とでも思っているの
ではないでしょうか(だから"理解"など得る必要など無い?)。

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