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2007年6月23日 (土)

幻想との決別

 今年も「6月15日」がめぐって来た。
 私にとっては忘れられない、特別な日だ。
 なぜか。ある文芸誌に寄せた私の自分史の記述から
読み取っていただきたい。その一部を再録する。

 「幻想との決別」
 忘れもしない。1960年6月15日。
 警官隊が学生を包囲し襲撃、樺美智子さんが犠牲となった。
 心が震えた。そして、アメリカのアイゼンハワー大統領の訪日
は阻止された。
 この前後の1週間、私たちは国会の解散を確信し、「俺たちが
歴史を切り開いている!」という確かな実感があった。
 が、しかし、未来への展望は空しく消えた。
 二日後の17日、東京の七つの大新聞は「七社共同宣言」を
掲載した。この宣言は「国会内外における流血事件は、その事の
よってきたるゆえんを別として、議会主義を危機に陥れる痛恨事
であった」と書き始め、「暴力を排し、議会主義を守れ」と訴えた。
 こうして政治の季節は、池田内閣の所得倍増政策へと移っていく。
 この闘争で私は、ある種の違和感を覚えていた。
 私たちのデモの隊列が議事堂に近づくと、革新政党の代議士の
スピーカーが聞こえてくる。
 「ありがとうございます。ありがとうございます。みなさん、どうぞ
整然と流れ解散をお願いいたします」と呼びかけている。
 おかしい。あなたたちに感謝される理由はない。それとも、
あなたたちは何か得をすることでもあるのですか?これ以上の
闘争の盛り上がりは困るのですか?と疑問がわいたものだ。
 その疑問は、七社共同宣言で決定的となる。
 革新を唱える政党・労働者組織・そしてなによりもマスコミ、
それらを軽々しく「味方」だと考えてはなるまい。
 自分の頭で考え、自分の足で歩く、それ以外にはない!。
 そのことを私は闘争の現場から体で学んだ。・・・・
(山代巴文学研究所発行「土と暮らしの文芸」第3号から)

 貧乏学生のあの「燃える青春」から、47年の歳月が流れた。

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