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2007年5月 4日 (金)

漢字が読める米国人理事長

 広島平和文化センターの理事長が斎藤忠臣氏からスチーブン・リーバー氏に引き継がれ、今週の初め新旧理事長と同席する機会を得た。

 斎藤氏は長い新聞記者生活のうち2度の広島勤務を経験し平和問題を中心に論陣を張った後、4年間の文化センター理事長を務めた。永年妻に頼っていた高齢のご尊父の介護を一緒にするために辞任した。自由な時間はこれまでとは違う立場でヒロシマに関わりを深めたいという。期待したい。

 後任の理事長は秋葉市長が会長を勤める平和市長会議のスタッフとして世界各国の都市やNGOとのパイプ役を務めてきた広島在住22年の平和活動家である。アイルランド系の米国人で今年還暦を迎える。
 
 彼が広島で仕事をはじめた頃、同僚が海外取材の協力を得たことがあった。その時、彼を紹介したのが「漢字が読める米国人」だった。彼は、その後広島をベ-スに原爆資料館の収蔵品の解説文の翻訳や被爆者証言の通訳などを中心にした仕事をしてきた。

 被爆者や広島の平和活動家との交流が深まる中で広島が第二の故郷になり、自らも核廃絶を目指す平和活動家になった。

 彼の言によると祖国米国は今、小さな核を使う危険性が高まっている。戦争をする米国に日本が中心になって“反核の天命”を果さなければならない。その為に反核運動の費用を広島が一人で負担するのではなく、世界に協力を求めるカンパを働きかける。1680都市に拡大した世界市長会議は大きな支えであり、今後も拡大を目指すという。

 今年初めに米国の核世界戦略の推進役だったキッシンジャー、ペリー、シュルツの元国務長官らが呼びかけた「核の無い世界」へアメリカ政府の大きな努力を求めた動きはヒロシマの努力と今後の運動に力を与えた。世界市長会議が掲げる2020年を目標にした核廃絶運動とリンクする為にもリーパー新理事長の役割は大きい。国際派秋葉市長の名人事か。

 隣に座ったエリザベス夫人は明るく日本語は達者で「くわかりません」と言いながら“四字熟語”を割れ箸の紙に「大同小異」「異口同音」など書きながら夫唱婦随ぶりを見せていた。日本語と日本人取分けヒロシマの心が判る米国人理事長の並外れた発想と活動に期待したい。

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