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2007年5月 7日 (月)

祭りの中の小さなつぶやき

 ひろしまの初夏の名物、フラワーフェスティバルが終った。マンネリ化が指摘される中、「よさこいパレード」の若者のパワーや「朝鮮通信使400年記念パレード」のアイデアなどが人目を惹いた。

 企業や団体が運営する「ひろば」で注目されたのは、NHK前の緑地帯で展開された「広島・大邱提携10周年~大邱マダン~」だ。マダンは、韓国語で広場を意味する。大邱広域市の観光・物産の展示や韓国食品の販売に加えて、チマチョゴリの試着撮影、ハングル文字への挑戦、韓国伝統の遊びなどが人気を呼んだ。この模様は、大邱市の2つの放送局の取材スタッフにより、韓国全土に伝えられた。広場を運営したのは、広島市と広島平和文化センターの観光・国際交流部門と日韓親善協会など大邱市と交流する各種団体。留学生や学生、主婦など、3日間で延べ150人余のボランティアがイベントを盛り上げた。

 スタッフの責任者の一人に、広島平和文化センターのN君がいた。国際交流担当の中堅職員である。早朝のスタンバイから、夕方のゴミ回収まで献身的に働いた。中日の4日夕方、後片付けの作業をしながら、彼と語らう機会があった。彼は訥々と話した。

 「行政の中では、平和と国際交流は別物とされる傾向もあり、ともすると平和の方を向く人が多いのです。私は、この小さな広場から人々の平和の心が生まれ発展していくのだと思います。国際交流が発展する関係の中では、決して戦争は起こりません。私は市の正規職員ではありません。こうして、黙々と国際交流の仕事を続けていければ、それでいいんです。」

 物静かな口調だが説得力があった。祭りの喧騒で疲れた耳に、彼の言葉が心地よく残った。

 翌、最終日の5日、彼の上司である新任の理事長スティーブン・リーパー氏が、広場に姿を見せた。N君を紹介し夕べの会話を伝えた。リーパー氏は立ち上がり、緊張したN君に名刺を手渡した。N君も、恐る恐る名刺を差し出した。リーパー氏は、彼の手を固く握り、何かを話していたようだったが、私は静かにその場を離れた。

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コメント

 これは地方自治体の”天下り機構”問題です。真面目にこつこつ努力している人に光をあて改善できるのは責任者の務めです。新しい外人の理事長の意識を喚起すれば出来ます。是非、筆者が新理事長に教えてあげ、喚起してください。

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